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植物を育んだ雨とともに


#未来のためにできること

 「人間は植物なしでは生きられない」と言われ、既に数十億年前の植物化石が確認されています。その植物を育んできたのは地球に降り注いでいる「雨」です。人類が現在に至るまで生活できているのは両者のおかげです。

 現在、多品目に渡って諸物価が値上がりし、どの家庭でも買い控えや光熱水量などを節約されていると思います。それでも生活する上においては限界があります。家計の一助にでもなればと野菜を作付けし、わずかながらの自給自足へ力を入れます。

 そのような中、わが家では、野菜の水やりのために水道水量を節約しています。ホームセンターでは各サイズの雨水タンクが並んでいますが、購入する意思も予算もありません。「わが家にもあったらいいな・・・」とうな垂れ店頭をトボトボと後にします。

 数日後、雨が降った。カーポートを通りかかると、といの下から勢いよく雨水が放水されています。「ん!」と思いながらといを伝って見上げると、軒といの端の下側にキャップがあるではないか。「これだ!」と手を打ち、恐る恐るそれを緩めて外した。すると、そこから勢いよく真下に向かって雨水が一直線に流れ落ち、慌てて付近にあったバケツを取り寄せ、素早くそれで受けた。

 キャップを右手にびしょ濡れになりながらも思わず顔がほころび嬉しかった。購入することも特別な施工も必要なく、ただキャップを外しただけで自分自身の簡易雨水タンクが手に入ったからだ。

 以後、雨乞い気分で降雨を待つ日々となりました。待ちに待った雨が降り始めました。予想外の大雨です。雨を溢れさせてはもったいないとばかりに、バケツをとっかえひっかえの大忙しです。これを明日以降の水やりに使います。

 たかが私ひとりが雨水を数個のバケツに貯える量など地球にとってはほんの僅かな分量なのかもしれません。しかし、よりよい未来のために、私に「持続可能」な体力がある限り、コツコツと雨水を貯め続け「再利用」します。いつもの暮らしでできる環境へ今取り組むこととして、また、地球と人に優しいサステナブルなアクションとして、これからも大地を潤し続けていきます。









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