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【自分と向き合う】③"反抗"ただ受け止めて欲しかった…

私の両親は毒親でした
私は虐待されて育ちました

中学生になるとその塞いでいた感情が溢れ出るかのように「反抗」という形で両親に向かった

目つきや顔つきも変わり、とにかく不満イライラ…辛さ苦しさ寂しさ…

なんでわかってくれないんだ…
もっと受け止めて理解して欲しい

壁に穴も開けた
包丁も持ち出した
泣きながら反抗した

もう溜めておけないくらいパンパンになった感情をこれでもかとぶちまけた

心のどこかで本当の親ならこれだけ反抗しても理解してくれるはず…試すような気持ちもあった

とにかく母親と父親に
受け止めて欲しかった…
私の気持ちに気づいて欲しかった…

「今まで理解してあげれなくてごめんね…」
って

ただこの一言だけでどんなに楽になれたか…縛られ身動きのできなかった私の心は一瞬で自由になれたのに…

しかし…

理解してくれなかった

お前なんて…どうでもいい…親の言うことが聞けないなら出て行け

さらに…冷蔵庫を勝手に開けて食べるな、電話料金の明細を見せ友達との電話代を支払え、風呂に入るのにシャワーを出しっぱなしにするなと洗髪中に裏で電源を切られ水、テレビも見出すと消されリモコン没収、いない間に私の部屋に入り必要ないと思った物は勝手に捨てられる…

反抗すればするほど家での居場所をなくされていった

高校生になっても続いた

お互い真正面で母が両手で首を絞めてきた
「殺したいなら殺せ!」と言ったら手の力が少し緩んだ

何度かあった…きっと本当に殺そうと思ったんだろうな

もう家に居場所はないと思った

早く家を出たいと思った

妹も中学生になり非行に走り毎日警察沙汰

真面目な母…帰ってこない妹を寝ないで待つ
毎日の警察、学校からの電話

家の事は女の仕事…父は愚痴るだけ愚痴って母任せ

母もノイローゼになっていたと思います

短大になった私も、家に居場所がないのでバイトの人や友達と朝までファミレスなんかにいて朝帰りする毎日

ついに母から…

「妹も大変だし、家の空気を入れ替えるつもりで出て行って欲しい。
短大の間は毎月5万あげるから…」

お金はあった親…
金で見放されたな

私はいらないんだな…捨てられるんだな
お前がいると邪魔だから出て行けと
寂しさと共に

受け止めてくれなかった…
いつになったら私の気持ちを理解してくれるのだろうか…と怒りを覚えた

でも本心は、やっと解放されると安堵した

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