もしも叶うなら、どんな人も「多様な働き方」を選べる未来になってほしい。
多様な働き方って生活に余裕がある人しか選べない。
と感じることが多々あります。
副業や複業など、いろんな言葉がありますが、そもそも生活に余裕がある収入だからこそ選べる。また、仕事を依頼する側もそういう人を想定していることが多いようです。
なぜ、そう思うのか。
それは、公務員を退職してフリーランスで働くようになってからずっと感じていることです。
以前、経験した時給100円の仕事でも、一緒に働いている人はこの報酬でも必死に仕事を続けていました。
もちろん、最初は慣れないからこの報酬なのだろうと、私も必死に頑張りました。ですが、いつまで経っても現状は変わりませんでした。
そんな状況でも楽しんで働ける人はいるんです。
なぜなら、生活できる収入はあるから。
人によっては「タダでも働きたい」方もいらっしゃいます。これは、働き側と依頼する側が同じ価値観であれば成り立ちます。
でも、私はそうはいかない。なぜなら、生活できる収入がなかったから。
フリーランスで働いてきて、いろんな働き方をしている方を見てきました。
働き方が多様になるほど、「生活は安定しているから、ちょっとだけ働ければいい。」
そういう人が柔軟な働き方を手にいれることができている現実を目の当たりにしたのです。
私は、多様な働き方ができる環境じゃないと働けません。
フルタイムの仕事をしながら子供たちのサポートをするのはできません。ひとり親だからというのもありますが、そもそもすべて100%でできるわけがない。
スーパーマンじゃないんだから。
これは、都会であろうと地方であろうと変わらないと思っています。
どんなにいい人だと思っていても、働き方の感覚のずれは仕事に影響します。完璧に同じ感覚の人がいるわけはないので、「どこまで自分が歩み寄れるのかだな」と、つくづく感じます。
40代後半で、ひとり親。しかも、子供たちのサポートをしながら働くのは、高度なスキルがない限り、生活できるほどの収入を得ることはできにくいのかもしれません。
でも、私にとって、自分の環境で安心して生活ができる収入を得ながら、自分らしくキャリアを積んでいく。これを夢で終わらせるわけにはいかない理由があります。
それは、私の子供たちや同じように困っている人にとって、働き方の選択肢が1つでも2つでも増えてほしいと願っているから。
とても高度なスキルがなかったとしても、学びながら働き、周りのサポートがあればちゃんと生活も働くこともできる。
これを現実にすることが、生きる希望になると信じています。
だから、「もしも」ではなく、必ずどんな人も多様な働き方を選択できるようにしたい。
まだまだ、現実との違いに押しつぶされそうになるけど、諦めずに前に進みたい。
そう思っています。
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