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あなたの「はたらく原動力」って何ですか?

就活や起業のセミナーに参加したときのワークで、自分のはたらく原動力に向き合うことがありました。

「はたらく原動力ってなんですか?」
と聞かれても、すぐに答えられるかというと、そうではない人の方が多いかもしれません。

私も最初はそうでした。

ワークを通して自分に向き合う機会が増え、今ではぶれずに答えることができます。

私にとっての原動力

それは、【怒り】です。

いろんな理由で、決まった時間、決まった場所ではたらけない。でも、その仕事はできる。

結果は同じなのに、結果に至るまでの過程が違うことで、仕事を得ることもできない。または仕事を得たとしても、安い報酬になってしまう。

それってどうなんだ。

はたらく意欲はある。ただ、どう頑張っても、決まった時間、決まった場所ではできない。

ただ、それだけなのに。

でも、仕事を依頼する側から見れば、大事なことなのだろうと思っています。

仕事は想定外のことも起きますから、いつも余裕のある状態で自分のペースで仕事ができるわけではない。

ということも言われたこともあります。

確かにと思う反面、想定外のことも含めて仕事をすればいいのではとも思います。

みんながみんな同じ条件ではなく、得意なところで補えるメンバーで組めば、仕事として成り立つし、その方がいい仕事ができるんじゃないかなと…。

理想論かもしれませんが、はたらける人がこれからどんどん減っていくのはわかっているので、
どうやったらいろんな人とはたらけるのか?
が、これから大切なのだと思います。

どうしても、今までの経験から「はたらく」ことになると、熱が入りすぎてしまいます。これも原動力が怒りだからこそですね。

これでも、言葉を選び、熱量を抑えて言葉にすることを意識しています。あまり抑えられていないかもしれませんが…。

怒りをうまく使えると、他人からは無理と言われることもできてしまうのですが、心身ともに疲弊するのは避けられません。

【怒り】をうまく使えた例

それは、子供の不登校や発達障害の関係です。

学校や行政、福祉関係、大学など、知り合いもいない知らない場所でゼロから動き、6年くらい学習環境や支援体制、関係者の会議を継続できました。

もちろん、心身ともに疲弊しながらです。だから、お勧めしません。

ただ、ここまでやったからこそ、見えたこと、分かったことも多くあります。

私個人の結論は、

1.学校は変えられない。なぜなら、圧倒的に多数派の考えが強いから。

これは仕方がないと思っています。私ができたことは、自分の子の環境調整のみだったということです。

2.学校はゴールではなく通過点

不登校の場合、周りの大人は学校に行くことが目的になりがちです。本当の目的は違うのに、忘れてしまっているのでしょうね。

学校は変えられないし、変えることは私の目的ではなく、そんな時間もない。それよりも、私自身も経験した「はたらく」が、いろんな制限があるとはたらけない現状を1ミリでも変えたい。

というのが、今のわたしにとってのはたらく目的を見つけたきっかけであり、原動力になっています。

「不登校の子が増えている」
「特別支援学級在籍の子が増えている」

これは事実で、事実だからこそ、目先のことだけに囚われてしまうと思います。

不登校でも今は学ぶ手段があります。特別支援学級在籍の子が増えるのは、その子にあった学びを選択しやすくなったということであって、問題視するところが違う気がするんです。

それよりも、もう少し先の未来に目を向けたとき、今、当たり前だと思い込んでいる「はたらき方」のままだと、はたらけない人が増えるという現実が迫っているということを、意識しなければいけない。
と個人的には思っています。

だから、
学校に行かせよう。
普通学級の子のように対応できるようにしよう。

ということではありません。
そうではなくて、

得意なこと、苦手なことは何か。
仕事のパフォーマンスが上がる環境や道具は何か。

どちらかの条件にあわせるのではなく、お互いの歩み寄れる場所はどこなのか。

これを調整しながら、お互いにとってベターな「はたらく」を調整できるようにならないと、はたらける人が集まらないし、生活できない人が増えるということになると思うのです。

はたらきづらい人がはたらける環境は、結果的に、多くの人にとってもはたらきやすい環境になっていきます。

あなたの「はたらく原動力」って何ですか?


この問いかけは、私にとって、とても大切な問いかけであり、これからも自分自身に問いかけ続けるのだろうと思っています。

【怒り】だけだと辛くなってしまうので、「いろんな人がはたらける」というゴールは同じでも、【面白い】、【楽しい】を原動力にした通過点も見つけていきたいと思います。

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