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顔の皮膚をたどって・・・

唇をこえると口の中。

そしてそのまま、もし触れていくことができるのならば腸管の中。

ということで、今回は

皮膚の刺激で内臓を整える

ということについて書いてみます。

よほど、筋肉系の問題がメインでなければ、鍼やお灸、もしくは指だけで合ったとしても、刺激を加えるのは皮膚表面がもっぱら。

もちろんね、1センチくらい刺したり、もう少し浅めのところで気血を動かすことを意識した刺激の加え方をするけど、皮膚表面の刺激のみに始まり皮膚表面の刺激のみに終わる、ってのが基本。

はじめに脈

具体的な手順として、脈をみます。
といっても、脈の速さだとか、強さくらいしか見てないけど。

お腹

お腹を触診して、皮下の気になるところを探して、ここで皮膚刺激第一弾。
この時は、ランダムにおなかの皮膚表面に刺激を与える程度。

また脈

お腹に刺激を与えた後、最初と脈の様子は変わったかを見る。
まあ、脈の速さは、寝そべった直後よりは落ち着いているだろうから、そのあたりの加減もしながら、脈の様子を見る。

またお腹

はい、またお腹です。今度は気になるところだけをチェックして、「お作法」的に決まった場所に皮膚表面に刺激を与えます。

背中

次はうつぶせで寝てもらって、首筋から骨盤付近までの状態を診て、ざっと皮膚表面に刺激をランダムに与えてから気になるところ探していきます。
この時に、お腹にあった気になるところと対照となる場所は特に念入りにチェックします。

チェック出来たら、ベースとなる骨盤付近からじっくりと皮膚表面に刺激を与えていきます。順番的には、骨盤付近→首筋→肩甲骨回り→背中中央→腰→骨盤付近、かな。要するに、まずは骨盤付近で土台を作って、あとは上から降りてくるイメージ。

もう一度お腹

また上向きになって、最初にあった違和感の個所が変化したかを見ます。変化していなかったらその場所にのみ刺激を入れます。

一番最初、おなかを触った後、そしてこのタイミング、計3回の脈の様子はどう変わってきたか、感じます。

ここまでである程度気になるところが解消されていたら終了。

最後に、全体の波動調整のための刺激を加えて、少し寝たまま休んでもらいます。

ということでざっくりとした基本となる流れを書いてみたけど、ところどころ、意図的に端折ってます。ご了承くださいm(__)m

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