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「ハッシュタグをとりあえず付けとけば良い」と思っているあなたへ


ハッシュタグとは

X(旧Twitter)でいうところのハッシュタグとは、画像にタグをつけてカテゴリ化する機能のこと。シャープ(#)マークの後に、任意の文字列を入れて使います。
例えば、こちらの投稿。

ハッシュタグを使った投稿の例

本文中に #ナガノタビ や #長野県 というハッシュタグが使われています。この投稿を見た人が、そのハッシュタグの部分をタップ(クリック)すると

ハッシュタグ検索の例

Xで、同じタグのついた投稿一覧を見ることができます。

理想的なハッシュタグの個数

ハッシュタグは、1つの投稿と他の投稿をつなぐリンクの要素があります。そのため「多くのハッシュタグを使えば、その分多くの人が自分の投稿を見てくれる」と考える人も多いですが、そうとも限りません。

2023年3月に公開されたアルゴリズムによると、多数のハッシュタグを使うと、表示数が減ることがわかっています。

ここで気になるのが、多数とはいくつなのかということ。
Xのガイドラインでは、1投稿につき「ハッシュタグ2つまで」が推奨されていますので、それにならうのが良いと思います。

どんな言葉をハッシュタグにすれば良いか

ハッシュタグを付けるときは、そのタグを他の投稿への入り口にしたいか他の投稿からの出口にしたいかに基づいて考えるようにしてください。
例えば、冒頭で示した投稿では、#ナガノタビ と #長野県 の2つのハッシュタグを使用していました。

ハッシュタグを他の投稿への入り口として使う

ユニークな文字列をハッシュタグにして、自分の投稿を括る(くくる)際に効果的です。
先程の例でいうと #ナガノタビ がそれに当たります。「長野県の旅(観光地)」の投稿にこのハッシュタグを付けています。
#ナガノタビ のタグからは、自分が過去に同じタグをつけた投稿の一覧を見ることができます。つまり、一つの投稿を見て興味を持った人に、他の投稿も見てもらえる可能性が上がります。

また、「長野県の観光地の投稿をするときは#ナガノタビ を使ってね」などと呼びかけることで、同じハッシュタグをつけてくれた他の人の投稿も見ることができます。

ポイントは、あまり一般的でない、ユニークな文字列を使うこと。多くの人が使うハッシュタグを用いてしまうと、自分の意図した投稿以外の投稿も括ることになってしまい「自分の投稿をカテゴライズする」という目的を達成しづらくなってしまいます。

ハッシュタグを他の投稿からの出口として使う

多くの人が使うワードをハッシュタグにすることで、そのハッシュタグから、自分の投稿への流入が期待できます。
先程の例でいうと #長野県 がそれに当たります。 #長野県 は、定期的にトレンドワード(多く使われるハッシュタグ)になるほど、使われる回数の多いハッシュタグです。このようなハッシュタグを投稿に入れることで、#長野県 から自分の投稿を見にくるルートを作ることができます。

ただし、投稿と無関係なハッシュタグを使うことはよくありません。
スパム等と見なされて、X社からペナルティを受ける可能性があります。

おわりに

ハッシュタグについての理解は深まりましたか?
この記事は、2023年公開のアルゴリズムと、自分のX運用の経験を根拠に記載しています。
ただし、今後、仕様が変わる可能性もありますので、ビジネスでXをお使いになる方は、常に最新情報にも気を配ることをお勧めします。
運用頑張ってください!

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