現象に流されない運の鍛え方
肉体を鍛えていても、精神を鍛えていても、老いたり病気に罹ってしまうリスクは誰にとってもあります。
それでも、そのリスクを最小限にできるとしたら、全身全霊バランス良く鍛えることも方法の一つとして考えられますが、意識的にしようとすることで得られる結果ではないのだと思います。
だとしたら、意識的にしようとして行った方法ではないのに、思った通りの結果が出たとしたら、それを運と定義できるのではと思うのです。
そして、勝手に運が鍛えられる仕組みができていたら、無意識で思い通りの結果を得ることができます。
私にとってコーチングは、ここで定義した運を鍛えることにも役立つもので、すでに意識に上がった材料や方法の活かし方に見合ったゴールを設定するのではなく、材料や方法ありきで見ていた世界を抜け出し、より離れたゴールに向かって行く過程の中で、目の前にあっても見えていなかったゴール達成に必要な視点が現れてくることを実感したり、行動ありきで様々な体験を自由にできるようになっているクライアントの変化を実際に見ることができたのもコーチングと出会ったことに縁起しています。
最近、基本的なゴール設定についての苫米地博士の書籍を拝読して、特に気になったことは、抽象度について触れられていなかったことと、コンフォートゾーンについての解釈を限定的にしている点でした。
そこは、ゴール設定のために敢えてフォーカスする必要があることがよく理解できる内容になっていますので、コーチングにご興味がある方にはオススメの一冊です。
それにしてもコンフォートゾーンの捉え方は奥が深いのです。
そして、あらためて感じたことは、環境や相手にとってはコンフォートゾーンは広く、自分にとってはコンフォートゾーンは狭くしたいということです。
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