「喪失と再生の物語」映画ドライブマイカーを見て
ドライブマイカーを見た。
「おくりびと」以来のアカデミー賞を受賞した日本作品だということで気になったので。3時間の超大作だったが、見て行くうちにどんどん引き込まれていくようなすごくいい作品だった。村上春樹の小説は読んだことが殆どなかったが、少し読んでみたくなった。
この作品のテーマは、「真実を直視すること」だと思った。人間は弱い生き物だから不都合な現実からはついつい目を背けたくなるのが常だ。僕も弱い人間の中の1人だから、よく分かる。特に、「自分の弱さ」という「不都合な現実」