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母娘マレーシア珍道中

こんにちは、神奈川の松下です。
この夏、我が家は小学校6年生の娘と二人で、海外旅行をして来ました。行った先はマレーシアのランカウイ島というリゾート地です。

今まで娘も私も海外旅行の経験はありますが、他の家族も一緒にワイワイという旅でした。
一緒に行く予定だった家族が急きょ参加できなくなり、図らずも母娘2人となった今回の旅。格安航空のチケットだったので奮発してホテルは5つ星を予約し、出発当日まで仕事だった私は最低限の準備だけして、当日バタバタと旅立ちました。

到着したら優雅なリゾートホテルを満喫、となるはずでしたが、実際は右往左往の連続でした。
行きのアジア系格安航空は遅延につぐ遅延で当初の乗継便に間に合わず、すったもんだの末ようやくホテルへ到着したと思ったら、
「隣にある」とガイドブックに載っていたショッピングモールは
廃墟のよう。
その日の夕飯はどうするか、ホテルのレストランは、タクシーは、
買い物はなどひとつひとつ、つたない英語で尋ねました。
娘もインターネットで調べたり、果敢にホテルのルームサービスに英語で注文したりと、本当に頑張ってくれました。
現地で参加したマングローブのカヤックツアーでは大自然に感動しながらもトイレの汚さに閉口し…と、とにかく、何でも2人で相談して、決めて、アタックして、の繰り返し。
今まで「旅とは、楽しく安全なところに連れて行ってくれて遊ぶもの」だった娘にとっては相当ハードな旅になりました。

ダメ押しは帰国便も遅延し、真夜中の羽田空港で路頭に迷いかけたこと。タクシーで何とか帰宅できましたが、家に帰ってきた時の安堵感はそれこそ半端なかったです。娘曰く、「旅とはこんなに疲れるものだったのか・・」とひと言。

日常生活がこんなにも快適で、日本語で全て通じて、ご飯はおいしく、友達がいて、トイレはきれいだということ。
帰国後に行った学校は楽しくて仕方なかったそうで、さらに家のベットは最高!という今まで気づかなかった日常生活の有難みをかみしめる結果となりました。

これだけ聞くと、何だか大変だっただけのように聞こえるかもしれませんが、もちろん、5つ星ホテルはプールもサービスも素晴らしく、そこはキッチリ満喫しましたよ!
ただし、「しばらく旅行は行かなくていいね」と確かめ合った夏になりました。

私はと言えば、「うん、それで、どういう選択肢があるの」と
冷静に聞いてくる娘の頼もしさに驚きました。
何だかすっかり対等の旅パートナーだった娘がまぶしく、誇らしく思えたこともこの旅の収穫だったのかもしれません。

2018年9月17日
神奈川県/松下いづみ
NPO法人ハートフルコミュニケーション認定ハートフルコーチ


 

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