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病休(身体表現性障害)から復活〜心療内科を初受診〜

 私は、6年前に1ヶ月間の病休をもらったことがあります。時期尚早でしたが、1ヶ月で復帰しました。病休を取った理由は、もう職場に居場所がなくなり、身体に異常をきたしたからです。居場所がなくなったことについて詳しく触れると、嫌な気持ちが今でも湧き上がってくるので、ここでは触れません。ただ、身体にどんな異常をきたしたかというと…

1 不眠
2 脱力感
3 食欲不振

など、たくさんの不調が数ヶ月続きました。医者で血液検査をしたところ、甲状腺に関わる数値にも軽度の異常が見られ、医者も「?」という状態でした。そんなこんなで、ある時、仕事上の出来事で、ふと気持ちが切れる時がありました。「もう明日から出勤しない」と強く決めた瞬間がやってきました。

そして、もう何も考えず、心療内科を受診することに。


1 心療内科を受診して

 まずは、電話してみると、予約がない方は、受診ができないということを知りました。予約をいれようとすると、直ぐには、空きがなく、空いている日時をうかがい、予約を入れました。
 そして、予約当日に心療内科を受診すると、問診票に現在の身体の異常や気持ち面に関わるアンケートに回答しました。
 回答結果をもとに、先生から告げられたことは、

「もう明日から仕事に行くのを休みなさい。まずは1ヶ月の診断書書くから。」ということでした。そして、そこに書かれていた診断名は、「身体表現性障害」でした。何だか分からず先生の話を聞いていると、どうやら、「ストレスや不安などにより、身体に影響が出てしまっている状態」と言われたような気がします。

 診断書が出たわけなので、次の日から病休をとる運びとなりました。それまでは、年休を消化しながら休んでいましたが、教員生活、初の病休となりました。

2 心療内科医からの教えられたこと


① 「今は昔と違って、風邪引いたら直ぐに内科に行くように、心の風邪を引いたら心療内科に行く時代」


 心療内科を受診するのには、正直、勇気が必要でした。でも、そんなことはもうどうでもよいくらい追い詰められていたということでしょう。
 心療内科医の言葉にしんどかった私は、まず救われたのを覚えています。「よく来たね。ここに来れて良かったよ。」と初対面の私にかけられた言葉に泣きそうでした。辛かったら、助けてくれる場所があると痛感しました。

②「サバンナでシマウマはライオンの群れを見たら、危険を察知して、逃げるでしょ?人間も同じだよ。」

 「人間も動物的に怖いもの、危険だと感じる場所や人を避けたい、そこから逃げたいと思うのは当然。普通のことです。」ということを私に教えてくれました。「そうか!普通のことなんだなぁ。」と感じられただけでも、心が軽くなりました。人間も自分の生命を脅かす人、場所からは身を守りたいですよね。1回目の受診にして、とても学びのあるひと時でした。

 心にダメージを負っている時、そういう見方、考え方を知ることも必要だということも改善への第一歩でした。


3 1回目の受診後から


① 投薬による治療

 まずは、薬を飲んで、ひたすら寝るということを続けました。そして、不安な気持ちを取り除く薬も服用し、毎日を過ごすという生活でした。2週間くらいは寝てばりの生活でした。その後は、服薬を続け、家でゆっくりするという感じ。少しずつよくなっている感覚はありました。寝れるようにもなっていましたし。しっかり休むということを徹底していました。

②  難しかったこと

 休んでいる中で、難しかったことは、仕事のことを一切考えないということでした。医者からは、仕事のことは一切考えないように言われていましたが、どうしても考えてしまいした。「やり残したことあったなぁ。」「研修を受けることにしていたなぁ。」「子供達は何してるかなぁ。」「先生方に迷惑かけているなぁ。」と。考えちゃいますよね!?やっぱり。一切考えないなんて、本当に難しいことでした。私生活と仕事を切り離して・・・健康状態が良くても、難しいですよ。でも、意識して、考えないようには努力しました。


そして…その後どうなっていったかというと…

続きは、また書きたくなった時に書きます。明日か明後日か、はたまたもうちょっと後か・・・。

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