『起業とフリーランスの違い』について。
今回は、この頃よくご質問をいただく
「起業とフリーランス」について、私の経験とともにまとめたいと思います。
私は、
2010〜2011:フリーランスとして日本語教師
2011〜2014:個人事業主として日本語教師
2014〜現在:法人として日本語教師
*2023年現在、協会設立2年
という経験を経てきました。
これは、私にとっては自然の流れ、でした。
Step1:
日本語教師って不安定な仕事だな、、、。結局どこに所属しても不安定で、そして、お給料も高いわけじゃなく、保証もないし、自由度も少ないんだったら、、、自分でやってみよう!
Step2:フリーランスとして日本語教師
そういえば、私の強みって、、、文法教えるのが上手って言われたことがあるな、、、じゃ、文法の講座とかもないし、外国人に教えるだけじゃなく、日本語の先生達にも教えてみよう!
➡️ということで、周りの日本語の先生達6〜7名くらいの方に自宅に来てもらって、毎週土曜日に3時間くらい「初級文法を分析する」という実験をしました。1回300円、これで1年間続けて、「自分の強みの商品化の可能性」を確認しました。
Step3:個人事業主として日本語教師
1年の実験も手応えがあったし、じゃ、起業の一歩、「個人事業主」として開業してみよう!それでうまくできたら、法人化を考えてみよう!
➡️ということで、2011年1月、「はぁとinternational」という屋号で、個人事業主の開業届を提出。「自分の強みを、より、社会に広げ、多くの受講生に届けたい」という思いに沿う形=事業化の一歩に、踏み出しました。
Step4:法人として日本語教師
フリーランスとして➡️個人事業主として、という2つのステップを経て「もっと事業を大きくし、より、多くの人達と、企業と対等に活動をしよう!」と思い、最終形の「法人化」に踏み切りました。
「法人化」してやっと、「社会の仕組みに入れてもらえた」という気がしました。つまり、「対等になれた」という感覚だったと思います。
法人化して、企業契約が増えたり、企業から問い合わせが増えたりしました。それと共に、売り上げも上がってきました。
活動に投資する金額や時間、そして結果、全てにおいて、サイズが変わってきました。
簡単にですが、このような経緯を経て、今の私と活動があります。
そして、以下は、「起業」を意識していらっしゃる日本語教師の皆様に、少しでも頭の整理のお役に立てたらと、まとめたいと思います。
私の経験と主観も入っていますので、参考になる部分だけお使い^^下さいませ。
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◆起業◆ とは? (= Start a business)
〜起業とは、は新しく事業を起こすこと〜
起業の種類には、
①個人事業主として起業
②法人として起業、の、2つがあります。
個人事業主は、1枚の「開業届」という紙を税務署に提出するだけです。お金も時間もかかりません。
法人は、だいたい行政書士の方に登記の手続きをしていただいたりと、会社を興すだけで、約30万くらいかかります。あとは、個々、必要な初期投資(場所など、必要であれば、ですね)時間は、確か2週間くらいだったかと思います。
<<起業のメリット>>
1. 時間が自由に使える
(=私にとっては、これが一番です!行きたい時に、行きたい場所に^^)
2. 自分の得意なこと、強みを生かせる
(=自分のスキルが生かせる!このワクワク感は、人生で一度は試してみたい!って思いますよね。)
3. 定年がない(一般的な定年の頃には、既に強みの商品化と仕組み作りが終わり、収入の安定が見えていると理想ですね^^)
4.収入の可能性が広がる
5. 経費処理できるものがある/増えるので、税金面でプラスになることが多い
<<起業のデメリット>>
1. すべては自分の責任
2.法人化の場合、手続きが少々複雑になる
3.(事業のサイズによりますが)資金調達が必要になる
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◆フリーランス◆ とは?(=Free Lance)
〜フリーランスとは、働き方のこと〜
特定の企業や団体、組織に属さず、業務委託や、自分の技能を提供することにより社会的に独立している(個人事業主という形をとってもとらなくても)こと。つまり「働き方」のこと。
例えば、「フリーランスとして+法人として起業」のパターンもあれば、「フリーランスとして+個人事業主として起業」することもあります。
<<フリーランスのメリット>>
1. 時間が自由に使える
2. 自分の得意なこと、強みを生かせる
3. 定年がない(一般的な定年の頃には、既に強みの商品化と仕組み作りが終わり、収入の安定が見えていると理想ですね^^)
4.収入の可能性が広がる
5.手続きが簡単
「フリーランス」は、働き方ですので、上の「起業のメリット」と、1〜4まで重なります。
「5.手続きが簡単」は、「フリーランスとしてのみ」として働く場合のメリットですね。法人化になると、少し複雑になります。
<<フリーランスのデメリット>>
1.全ては自分の責任 ⬅️これは、「起業のデメリット」と同じですね
2.収入が不安定⬅️働き方や、仕事内容によるとは思います
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「フリーランス」は、働き方。
「個人事業主」と「法人」は、事業の形、です。
ここまでは、「形」に関してですが、次は「継続」についてです。
雇われて働いている時と、フリーで(個人・法人含む)働く「大変さ・難しさ」の種類は変わってきますが、
「一人でする」
最大の難しさは
「自分で決めて、自分で動く」
「自分で問題解決を行い、自分でまた次に繋いでいく」
と、全て
「一人で・自分で」
行うことを続けること、です。
「今」うまくいってても、「これから」自分自身も何がどう変化するか、そして、時代も何がどう変化するか、そこまで全て予測がついているスタートをきれる人は、、、いませんよね^^
ただ、ここを乗り切る方法として、自分自身を振り返ると
1. 本当にやりたいこと
(=ある程度の強い気持ちがある➡️エネルギーになる!)
2. 情熱をもってできること
(=何をどのくらいやっても好きだから苦にならない)
3. 自分の強みが磨かれて、質が上がっていくこと
(=自分の成長とともに、顧客が増えていったり、単価が上がることに繋がる)
の3つは、非常にここまでの私を支えてくれたな、、、と思います。
そして、ちょっと豆知識ですが^^;
「自分がなぜフリーランスや起業を目指すのか」=「動機」
を、調べてみました、ネットで^^;
以下、起業を目指すきっかけで多い3つの動機、だそうです。
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知識やスキルなど、自分に得意なことや強みがある
やりたいこと(アイデア)がある
資金がある、もしくは資金調達のあてがある
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そして、今、起業をする人が増えているそうで、その理由として、
・ 高齢化が進んでいるから
・日本企業のブラック化が進み、働く人口の起業への憧れが増えているから
・日本政府が起業やベンチャー支援に積極的だから、
___________________
が、多いそうです。
日本語教師の皆さんは、どう思いますか?
そして、人口についてですが、、、
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・フリーランス人口は1122万人
・起業家人口は477万1千人
*いずれも2017年の統計
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そしてそして、年収は、というと、、、
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・フリーランスの年収は200~300万円
・起業家の年商は、600万円未満
*年収ではありません、年商です
という方達が最も多いそうです。私について言うと、
この年収・年商は達成しました。
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以上、
・私の起業までの流れ
・起業とフリーランスの違い
・豆知識データ
を、まとめてみました。
データは、個々、捉え方があるかと思いますので、私の見解は割愛させていただきますが、私の印象+自分と、また、起業サポートの際に一番大切にさせていただいます
・知識やスキルなど、自分に得意なことや強みがある
・やりたいこと(アイデア)がある
この2つが「動機」に入ってたのは、とても嬉しいです^^
どんなサイズの起業も、「強みや個性から」始まらないと、幸せを持続したままの継続には繋がらない、と思っています。
そういう意味で、いつも起業サポート講座の最初の個別相談会/カウンセリングは、ほぼ
「その方の強みを見つけ、未来に繋げる」
時間にしています。
ですので、毎回「個別」の相談会です^^
(下に、個別相談会のお知らせもあります。)
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最後に、、、
昨今、「日本語教師の働き方」が多様性に富み、可能性が広がり、「自分を試してみたい!」という日本語教師の方が増えてきたのは、本当にステキなことだと思います!!!
私から何かアドバイスを、、、ということはおこがましいとは思っていますが、ほぼ全ての形を体験してきた「体験者」としてお伝えするとすれば、
Q1:「自分スタイルで働いてみたいですか?」
⬇️
Q2:「それは、どうしてですか?」
⬇️
Q3:「しなかったら、後悔すると思いますか?」
⬇️
Q4:「もし本当に自分らしい働き方のスタートを切ると考えたら、何か不安がありますか?」
⬇️
Q5:「もし、不安がある場合、その不安がなくなる、または、とても小さくなる策があるとしたら、やってみたい気持ちが更に大きくなりますか?」
この「5つのQ」を、一度考えてみて下さい。
Q4で「ない」と答えた方は、きっと自分でバッチリフリーランスとして個人事業主、または、法人化できる方だと思います。
もしQ4で「ある」、そして、Q5で「はい」と答えた方、きっと方法があります!(⬅️ここは経験上、ほぼあります!)
ここまでの記事で、少しでも
「頭の整理に役立った〜!」と思って下さった方がいらっしゃったら、とてもとても嬉しいです^^
そして、ここまでの記事で、
「一歩踏み出してみたいな」と思われた方、また、
「私のQ4の「不安」が、どうやったらQ5の「はい」になるんだろう、、、」と、ご自分の不安と解決策を知りたい、という方がいらっしゃいましたら、どうぞ遠慮無く個別にお問い合わせ下さいませ^^
「個別相談会」✖️1回 60分
は、無料です^^
(相談会のテーマは、上記記事内容に関する「働き方」に関することのお悩み相談、とさせていただきます^^)
では、長くなりましたが、日本語教師の働き方、だけではなく、「持続可能な働き方」を、今までの経験(多くの失敗談含む^^;)を踏まえて、皆様の人生のターニングポイントの、背中を押す小さなきっかけにでもなれたら、、、と思っています^^
こちらからお気軽にお問い合わせ下さいませ。
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JIC協会
代表:
共田ちほみ(Chihomi Tomoda)
経歴:
福岡YWCA420時間日本語教師養成講座修了
福岡市内の日本語学校を数校非常勤として経験
日本語教師のための活動を始める
・2011年~:個人事業社名「はぁとinternational」
・2014年~:同社を法人化「はぁとinternational株式会社」
・2021年~:JIC協会発足
その他の経験:
・アメリカ(NY/Hartford)、韓国、フィリピン、スリランカ、オーストラリアでの日本文化イベント実施(2011年~ほぼ毎年開催)
・2022年4月より、拠点をスリランカにおき、来日希望者のための日本語教育全般を担い、奮闘中^^;
現在の主な活動:
・JIC日本語コミュニケーション認定講師資格 講座主催
・JIC日本語教師Community 運営管理
・NGO-Heart 代表
JIC協会についてはこちらをご覧下さいませ。⬇️
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