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『日本語教師になりたい人のためのQ&A集』🌼基本に戻って、まずはここからご紹介!

今回は、
『日本語教師になりたい』
という方達のために、分かりやすく「Q&A」のスタイルでお届けしたいと思います^^

✿ちなみに写真は、5年ぐらい前かな、、、?アメリカのハートフォードという町にある自閉症の子ども達の施設に毎年訪問して、子ども達と、日本語日本文化を楽しむという活動をさせていただいていたのですが、だいたい決まってランチは大きなPizzaをご馳走になります^^その時の思い出です^^✿


Q1:日本語教師って、どんな仕事?

➡️日本語教師の仕事は、『日本語を母語としない人に「日本語」を教えること』です。学習者(日本語の生徒さんを、だいたい「学習者」と呼びます)のニーズも様々で、進学、趣味(ポップカルチャーなどの文化系など)、ビジネスなどなど、年々多岐に渡っているような気がします。私の周りの日本語教師仲間によると、「学習者の年齢が低年齢化している」と感じるようです。

ちなみに、2021年の海外の日本語教師数は74,592 人だそうです。また、日本国内の日本語教師数は39,241人とのこと。
(*参照:国際交流基金

世界中に、約11万人の日本語教師がいる、、、という計算になりますが、実際には、国家資格ではない日本語教師の正確な数は数えようもなく(自自称〜でも、法的に問題があるわけではありません。)、分かっている数だけ、ということになりますが、でも、海外の数の方が多い、というのが、「日本が本場の仕事でありながら、海外の方が数が多い」という面白いバランスになりますよね^^

Q2:日本語教師って、どうやってなれるの?

➡️ざっと3つの種類があって、
1.日本語教師養成講座を修了する(420時間)
 受講期間は、半年〜1年ぐらいで、平均受講料は、50〜60万円ですが、「通信型」や「給付金」、また、「職業訓練」で受講の場合は、ほぼ0円〜15万円くらいと、かなりの低価格で受講することができます。
(ちなみに、私はここです。福岡のYWCAという日本語教師養成講座を出ました。今も思いますが、本当にここをでてよかった!と、後で、たくさんの養成講座エピソードを、他の日本語教師の皆さんとシェアしながら、改めて思いました。っということは、つまり、、、^^; いろいろな養成講座がありますね、実際^^;)


2.日本語教育能力検定試験合格(毎年10月)
 受験料は17,000円で、合格率は20%前後と、結構難関です。ただ、私の周りでも、合格した!という声を聞くのは珍しくないので、努力は実る!という試験なのでは、と思います。余談ですが、私が数年前聞いたときは、受講料が10,000円+税くらいだったと思うのですが、この数年で、どんどん値上げが進み、今は、17,000円だそうです。
(ちなみに私は、受けたこともありません。なぜかというと、「大卒じゃない」「検定試験に合格してない」ことに劣等感を抱く日本語教師の方が非常に多く!私は短大卒なのですが、(なぜか)最初から教えることが苦手ではなかったので、学歴や資格で、何か不利益を被ったことが一度も無かったのです。逆に言うと、それくらい突き抜けて実践力・技術があれば、見なくてもいい部分でもあると思っています。それと、⬆️のような「劣等感」を抱く日本語教師の皆さん側にいて、「ね、学歴や資格じゃないでしょ?!自分次第だから、希望もっていきましょう!」っと、励ませる立場でもいたかった、というのが本音ではあったのです^^)

3.大学で日本語教育専攻
 ここは、私の周りでは一番少ないですね〜。なので、エピソードが極小ですみません^^;

Q3:日本語教師って、海外でも働けるの?

➡️はい、もちろんです!ただ、こうなると、海外で教える資格は???と聞かれるかも知れませんが、余りにも国によって違うので、「一般的に」とは言えないのですが、
・日本と採用条件が同じ(特にアジア圏は多い)
・条件無し(日本人なら!というところも案外多い)
・現地の大学を修了するなど、全く別物の条件が必要(アメリカなど)

が、実際に私が見てきた現場です^^

この他に、国内外同じですが、「フリーランス」で働くには、ほぼ何も制約がない仕事なので、究極を言うと、日本語が話せるから
『私、日本語教師です』
と名乗ってもOKです!
ちなみに私は、

・1週間くらいの、超短期養成講座で、さらっと表面上だけ習って、
・その後で、即その養成講座の学校で採用されたので教え始めて
・近くの学校をかけもちしてて、
・それから420時間養成講座に通って、
・いわゆる「認定校」(=普通「日本語学校」というと、1クラス20人くらいの、主にアジア系の学習者の人達が勉強して進学を目指す、という学校を指します)で教えて⬅️ここまでが約5年くらいかな〜。

それから
・2021年からフリーランスになって、早12年、というところです。
ちなみに、フリーランスになって最初に借りたOfficeの前で撮った仲間達との写真⬇️

メキシコ人のロゴデザイナー(一番右)に、はぁとinternationalのロゴを作ってもらい⬇️

あと、この写真に写ってても、写って無くても、本当に多くの方に、すっごく支えられてスタートできました!

まだ「フリーランス」という言葉が、それほど聞かれなかったこの時、
「自分でやりたい!」
と思って、でも、お金もなくて、あったのは、
「教えることに自信がある」
という、技術面だけ。

あとは、みんなに頼って、

「ねえ、Office借りたいんだけど、無料か、すっごく安いところ、知らない?」
➡️当時の仲間の一人が、「お姉ちゃんが中州でスナックやってるから、昼間だったら貸してもいいよって^^」ということで、朝〜16:00までスナックを借りて、みんなで勉強会とかミーティングとか、使わせていただいていました^^; 紫色の、キラキラした、高級ボトルが並ぶ、刺激的な部屋で、印象深い時間を過ごしました^^;

その後、この写真の右から二人目のYさんが、当時の養成講座仲間に声をかけてくれて、この写真の敷地の2階建ての家の1階部分を貸しても良いよ、という大家さんをご紹介下さり、1階部分を全部借りて、光熱費、Wi-Fi込みで、なんと20,000円(有り難い〜><)という値段で、2年ほど借りて、とても充実した活動をすることができました。


こんな感じで、よ〜く日本文化イベントを行っていました。
イベントって、手間暇かかるけど、後で振り返ったときに、「大人の青春」って感じで、とても充実した気持ちが蘇ってきます、、、。

皆さんも、こんなイベントないよね〜って、すっごく喜んで下さってました^^

最初はQ&Aで、一気に10問くらいさささ〜っと情報並べて、と思ったのですが、だんだん当時の思い出が沸いてきて、ちょっとごちゃっと混ざった感じのページになってしまいましたが、「Q4」以降も、こんな感じで、思い出を織り交ぜながら、のご紹介になると思います^^

同じ「日本語教師」、また、「フリーランス日本語教師」でも、もちろんですが、人それぞれの「Story」があって、私のStoryのどこかに、
「こんな型破りな感じでもいいんだ〜」とか
「これでもいいんだ〜」と、何か、皆さんの固定概念を外すきっかけになるといいな、と思っています。

何かを始めるときは、「ある」ものよりも「ない」ものが見え始めて不安が大きくなることも多々ありますが、こんな苦境でも、
「ある」
ものを見て、自分を信じ、時折周りに助けを求めて、それでも強く貫いていくマインドは、フリーランスになってからの一番の宝物だな、といつも感じます。

今日も、実は、結構辛い状況でこれを書いているのですが、
「実績は嘘つかない」
「強い信念は嘘つかない」
「人の為に生きる自分に嘘はない」

と、自分を起き上がらせるマインドを、今日はちょっと強めにもって、1日をポジティブに乗り切ろうと思います!

では、次は、来週火曜日のまりりんです。
まりりん、よろしくお願いしま〜す^^



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