日本語レッスン日記🌼『ミュージシャンのDさん@Canada』との1ヶ月のアウトレッスン
Facebookの『Foreigners in Fukuoka』というCommunityで、偶然であったDenisさん^^
まず、私のフィリピン人の生徒さんがこのサイトに
『Chihomi-sensei is the best teacher!』
とアップしてくれてて(知らなかったのです^^;)そういうところからたったった〜と繋がり、
『福岡に滞在する1ヶ月の間、対面レッスンがしたいです』
というDenisさんと出会い、この1ヶ月、週3〜4回は福岡のどこかで会って、レッスンをしました^^
Denisさんのプロフィールは
・カナダからアーティストVISAで来日中
・ミュージシャンとして、自分の音楽スクールを持っている
・欧米、アジア問わず、世界中を音楽活動で回っている
そんなDenisさんが、世界の中で
「日本が一番好き」
とのこと。
嬉しいですね^^
「なぜ?」と尋ねたら、
「一番は、人に迷惑をかけないように、みんながみんなのことを思っているところ」
とのこと。
ステキすぎる、、、。
そしてレッスンですが、Denisさんこそ、
「一番は、人に迷惑をかけないように、みんながみんなのことを思っている」
人でした。
・レッスンには絶対遅れない。遅れるとしたら1分でも2分でも遅れるとしたら必ずメッセージが入る。
・レッスンの終わりは、5分でも延長しようとしない。常に10分位前から終わる準備をして、私に残業をさせないようにしてくれる。
・外でのレッスンの時は、いつも「お腹が空いていませんか?」と質問してくれて、本当にお腹が空いているときは「あ、実はすいています」と答えていましたが、必ず「僕、おごりますよ!」と言って、余計なお金は絶対払わせないようにしてくれた。
・支払った分のレッスンを消化したら(4回分のレッスンをいつもまとめてくださっていたので)、必ず次の4回のレッスンの1回目の時にお金を用意しててくれて、レッスンが始まる前に渡してくれた。
・レッスンの時は、いつも「先生からたくさん習っています。いつもめちゃ楽しい〜。」と言ってくれる^^
そんなDenisさん。今、どうして日本にいるのかというと、、、
『僕は、音楽のキャリアを全部捨てて日本に来ました。日本で生きるために、それだけです。』
とのこと。
Denisさんは、すっごいキャリアの持ち主で、福岡滞在中も、ほぼ毎週ライブをされていました。
『キャリアを全部捨てて、、、』
とてもステキな生き方に触れて、
「じゃ、私は、いつだろう、、、。全部捨てたいほど魅力的な次の「何か」に、出会えたら良いな、、、」
と、夢見るようになりました^^(密かに、、、^^)
これは、最後のレッスンの時(5月5日)の写真です⬇️
私は、この時あまりお腹が空いてなかったので、この手前のパックに入ったサラダだけ食べました⬇️
サラダ以外は、Denisさんのランチセットです。今思えば、毎回チーズケーキを注文されていたように思います。チーズケーキ大好きさんだったようです^^⬇️
簡単にですが、私が実施したレッスンは、
①カフェのメニューを読む
②分からないところを説明する
だけです^^;
「内容」だけを見ると、たったこれだけなのですが、Denisさんは、ずっと「先生との授業は楽しいです!たくさん勉強になります。」と言って下さっていました。
あ、実は、Denisさん、8人の日本語の先生とレッスンをしているのです、すごいですよね^^
多分、それぞれの先生方が工夫をこらして、Denisさんのためにユニークなレッスンを作っていらっしゃるのだと思います。
その中で、私が
・1ヶ月で
・今しかできないこと
は何かな、、、と考えて、やってみました。
っというと、「素晴らしいメニューを考えたのかな?」と思われるかも知れませんが、それが至ってシンプルで、上にあげた
①カフェのメニューを読む
②分からないところを説明する
だけです^^;
ただ、
『丁寧にレッスンをする』
ことだけは気をつけていました。
って、ここはいつもと同じで、私は
・教材作成
・パワポ
・アプリ・ゲーム
という、こういう面で「工夫を凝らす」ことがまだまだ苦手で、それが自分でも分かっているので、
「丁寧にレッスンをするとは、、、」
という点をずっと掘り下げて、自分なりに、この点にはある程度自信が持てるくらい追求してきました。
・メニューをまず読んでもらって
・分からないところを聞いて
・簡単に説明して
・わかっているつもりだろうな、という部分をこちらから示して、理解をしているか聞いて
・例文を作ってもらって (⬆️ここまでは「日本語」理解)
・メニューの中でどれが好きか聞いて
・どうして好きなのか聞いて
・実際に私が店員さんになって注文の仕方を練習して
・助数詞を教えて
・自然会話のフレーズ(あの〜、すみません〜、など)を教えて(⬆️ここまでは「会話」理解)
・自分の国ではどうなのか、聞いて
・カナダとの文化の違いを聞いて
・日本の文化やマナーについて知識を教えて、それに対してどう思うのか聞いて
・違いが理解できてなかったところは埋めて(⬆️ここまでは「コミュニケーション」理解)
こんな感じで進めます。
これを
・カフェ
・居酒屋
・ラーメン屋さん
などなどで行いました。
特に最後の
____________
・自分の国ではどうなのか、聞いて
・カナダとの文化の違いを聞いて
・日本の文化やマナーについて知識を教えて、それに対してどう思うのか聞いて
・違いが理解できてなかったところは埋めて(⬆️ここまでは「コミュニケーション」理解)
____________
ここがとても大切です。
どうして大切なのか、この「コミュニケーション=意思疎通」を、まずは、教える側が知り、それを「固定概念を持たずに教えられるようになる」ことが、その裏でもっと大切で、こういう気づきと学びを『JIC日本語コミュニケーション講認定講師資格』の講座で身につける勉強を重ねています。
今、1期生の4名の皆様の受講が3回終わったところですが、皆様一様に、
『日本語を教えるよりも、もっと大切なことですね。』
と、1回目より2回目、2回目より3回目と、
『コミュニケーション=意思疎通』の大切さと、これを教えないことの怖さを実感されています。
『言葉はコミュニケーションの道具』です。
この「道具」を使って、彼らの人生を幸せに導くには、この道具の「使い方」を教える必要があり、それは「どうやって」ではなく、もっともっとその根底にある「何を」まで繋がっていて、そして、その末端には「誰が」が繋がっています。
3回の実施で、受講生の皆さんの意識が格段に変化を遂げているのが分かります。
『コミュニケーション=意思疎通』を教えられる先生になって、「日本語」を越えて「コミュニケーション」を教えることで、世の中の人下関係の問題解決をしませんか?
そして、Denisさんですが、これから大阪➡️東京を経て、欧米での音楽活動を経て、
『多分、また9月に福岡に戻ってきます!その時は、1日2時間レッスンしましょう^^』
と言って、旅立って行きました^^
私も、なんだか、いろんなこだわりが少しずつなくなって、
「キャリアを全て捨てて、、、」を、本当に考えてみたいな、と思い始めています。
Denisさんにも、そして、私にも、、、
Bon voyage!
日本語を教える・・・日本語+会話
コミュニケーションを教える・・・意思疎通
ここに気づき、ここを教えられる「何を」と「どうやって」と「誰が」を身につけ育てる講座です。2期生(5月中旬開始)受講生、15日まで募集しています。あと、3名様です!⬇️
🌼2期生は、2月15日までの募集期間です。
では、お気軽にお問い合わせ下さいませ^^
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?