きみが僕で僕がきみだったあの位相(2023年10月16日~10月22日の詩)
僕と話をしてくれないか
言葉が溢れるこんな夜は
わたしの存在が
わたしの言葉が
誰かの希望になるなら
わたしのこころは叫ばない
震え、見つめ、語り続ける
そしてまた朝
まだ空が四角に切り取られず
海と手を繋いでいたあの時
きみが僕で僕がきみだったあの位相
なんでもする
なんにもしない
好かれるかもしれない
嫌われてもいい
誰かを傷つけるためだけの言葉は発しないと
そう思った時には
たくさんの人を
傷つけてしまっていた
「たすけて」と呟いていた
特に理由なんて ない