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ケニア旅行 -アンボセリ編②-

ケニア旅行 -アンボセリ編①-の続きです。

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ブワァンという音とともに、再び部屋が明るくなる。
電気が流れ始めた。

あぁ・・・早く携帯とデジカメ充電しなきゃ・・・。

半分寝惚けながら時計を見るとまだ4時。
だけどもうこのまま起きてしまおう、と洗面所へ向かってびっくり。
白かった洗面台が、一晩で真っ黒になっている。
一体何があったのか。私まだ寝ぼけているのかしらと、洗面台に近づいて

ギャーーーーーーーーーーヽ(゚Д゚;)ーーーーーーーーーーーーー!!!!!!


洗面台にうごめく無数の羽虫。
気持ちが悪すぎる。

写真に収めようか一瞬迷ったものの、デジカメの充電が無いことに気づき、大量の虫を洗い流す。

気持ちを切り替えて、
本を読みながら陽が昇るのを待ち、
7時、外に出てみると美しいキリマンジャロ。

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そして朝のサファリスタート。
ロッジのゲートでスタンバイしていたバンに乗り込もうとすると、
「JUMBO!」と背後から声をかけられる。

振り返ると昨日のマサ男。
朝っぱらからこんなところで何をしているんだマサ男・・・。もしかして、ニート?


昨日、マサ男に連れ込まれそうになった小屋。
朝陽を浴びて、なんだか神々しい。

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少し行くと象の親子の姿。

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「昨日死んでいた象のファミリーだ。死体を捜しに来たんだな。」とピーターさん。

どことなく悲しそうにも見えるけれど、
死んだファミリーを探しているというよりは餌を食べることに余念がなさそうである。

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「象の死体はどこ行っちゃったの?」とピーターさんに尋ねると、
「森の中に移動させたんだろう。死んだ象は頭だけ切り取られて、土の中に埋められるんだ。で、数週間経ったら象牙を抜いて、その象牙だけを保管する。でも、昨日死んだ象はアンボセリで最高齢の象だったから、アンボセリ博物館に頭蓋骨を寄贈することになったみたいだよ。」

貴重な象の死体を間近で見られたことにあらためて感謝。合掌。

シマウマ

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ジャッカル

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ハイエナのお食事タイム

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目の前を横切る一頭のライオン

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後に続く二頭のライオン

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振り向きざまにキメ顔

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彼らが目指す先には

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ヌーの群れと、ガゼルが一匹

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もしや、これは・・・

すぐさま、ヌーは群れをなしたまま逃げ(群れから外れて単独行動を取ると標的になる)、全く危機感なく飄々としていたガゼルが、3頭のライオンに囲まれる。

It’s Showtime!!

だが、ガゼルはもともとすばしっこい動物。
ガゼルを捕らえられるのはチーターくらいで、基本動きが緩慢なライオンには、挟み討ちをしようとしたところで所詮無理なのである。

ガゼルは軽やかにホップステップしながら、3頭のライオンの間をすりぬけていきました。

ホロホロ鳥

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この鳥を捕獲する時には、ワインをたっぷり染み込ませたパンを与えるんだそう。
そうすると瞬時に酔っ払って、クタッってなるんだそうな。
この鳥おいしいよね。

象の頭蓋骨

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ヌーとダチョウ

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ハゲタカのお食事タイム

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そんなこんなで朝のサファリドライブ終了。
ホテルに戻り、朝食を摂り、キボヴィラへルームチェンジ。

参考までに、初日に宿泊した普通の部屋の写真。

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ランク的にはそれなりにいいホテルなんだけどね・・・
でも、所詮ケニアだからね・・・。

ということで、キボヴィラへ移動。

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眺望が素晴らしいジャグジー

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キッチンもあって、ベッドルームが3つあって、専用の庭もあってとにかく広い。私の後ろ姿だってこんなに絵になる。

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せっかくなので、ランチは庭で食べることにしたものの、すぐに猿がたくさん集まってきて身の危険を感じたので、結局中に避難。
それでもうらめしそうに中の様子を覗ってくる招かれ猿客。

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この後、午後のサファリドライブまで両親はマッサージへ。
その間、庭を散策している私に声をかけてきたホテルの女性スタッフ。

この女性、明らかに私より年下なのに、私のことを「かわいいかわいい。」と執拗にまとわりつき、いなくなったかと思いきや、そのあたりで摘んできたお花たちを私にくれ・・・サファリドライブまでの2時間、ずっと話相手をさせられる羽目に。休憩中だったのか職務怠慢だったのかは謎。

そして午後のサファリドライブ。
今日の目玉はマサイ村訪問。
「マサイ村に行く前に軽くこの辺りサファリする?」というピーターさんに
「もうサファリはいいよ・・・」と早くも動物に飽きてきた様子のママ。

ゲートのところで待ち構えていたマサイ族の男性がバンに乗り込んできた途端、車内がもの凄い体臭に包まれる。

「ねぇ、この人すっごい臭いんだけど・・・。」とママ。
「ちょっと!!日本語わかるかもしれないんだから言葉に気をつけてよ!」
「わかるわけないわよ。ちょっとこの人どこまで便乗するつもりかしら。」

どこまでって・・・
マサイ村までに決まってる。

イボイノシシの赤ちゃんとダチョウ。

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マサイ村に到着。洗濯中の子供たち。

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マサイ族がゾロゾロお出まし。

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そして、これから歓迎の意を表して、マサイダンスを披露してくれるという。
果たしてマサイダンスとはどんなものなのか。
バリのケチャダンスのようなものをイメージしていた私。

ところが彼らが披露してくれたダンスは・・・
全員が横一列に並び、ひとりずつジャンプをしながら前へ進み、ジャンプをしながら戻り、ひとりが終わったらその隣の人がジャンプをしながら前へ進む。そして戻る。の繰り返し。
全員のジャンプが終わるまで、私たち3人はじっと見続けなければいけない。一体何を見せられているんだ私たちは。

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っていうかそもそもこれ・・・ダンスと言えるのか??
しかも栄養失調で体力がないのか、皆さんたいして跳べていない。
マサイ族に混ざって一緒にジャンプをしていたママの方がよっぽど高く跳んでいました。

そして、彼らの生活様式を見せてもらうことに。
ボスが、「これが私たちの秘薬です。」と出してきた薬草。

おおっ。これが噂の。

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「これがあるおかげで、私たちマサイは病気とは無縁です。長寿の秘訣なのです。」と得意げなボス。
でも、見渡す限り皆さん明らかに栄養失調・・・

彼らは、普段、マッチやライターなどを使わず原始的に火を起こしていると言う。
実際にやってもらうことに。

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なかなか点かなくて表情が険しくなる彼ら。さては慣れてないな。

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見かねたアニキと交代。

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点いた!!!

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私もチャレンジ。

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火が点くよりも先に、自分の手が激しい摩擦で燃えかけて諦めました。

そしてマサイ族の住居へ。

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象のウンコとアカシアの枝で作られた家。

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「それでは私が暮らしている家の中に案内しましょう。」とボス。

わくわく♡

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・・・。

何も見えねぇ。

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「風通しも良くて涼しいし、明るいし、清潔ですよ。」と説明するボスの言葉に反して、暑いし、真っ暗だし、ハエがブンブン飛び交っている。
「狭いところですがどうぞごゆっくりお寛ぎください。」と言うボスの顔にはハエが3匹。
私の顔にも次から次へとハエが止まる。
お気持ちはありがたいが、一刻も早くおいとましたい。

それにしてもこのウンコハウス、雨が降ったら一体どうなるのだろうか。

作りかけのウンコハウス。

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ちなみに、このウンコハウスは女性が作るのだそう。
マサイ族の女性が全般的に浮かない顔をしているのは、この文化のせいに違いない。

ひととおりマサイ村を案内してもらったところで、ボスの表情に変化が・・・。
「さて、マサイ族の暮らしをわかっていただけましたでしょうか?
ここから先は、私たちが生計を立てるために作ったものを売るマーケットです。もし、気に入ったものがあれば買っていただければ幸いです。」と真剣な眼差しのボス。

でた、噂のマサイマーケット。
でも、そうだよね。
本来、非社交的なマサイ族が、自分たちの住処を我々にオープンにしているんだものね。

「ここから先は撮影禁止です。それから3人にはバラバラにマーケットを回ってもらいます。1人につき1人のマサイが付くのでご安心ください。ガイドのピーターさんには外で待っていてもらいます。」とボス。

言い方は悪いが、
彼らにしてみれば、マサイマーケットで観光客からどれだけお金を巻き上げられるかが勝負どころなのである。
パパにはマサイ村のボス、ママには中堅どころ、私には若造といった感じで、その人に合ったマサイ人が割り当てられる。
そして私に割り当てられたのが、先ほどの火起こしの時に一緒だった紫の男。

「よし、マリ。じゃあ今からマサイマーケットの説明をするね。
ここは家族ごとにブースを出店しているんだ。ブースごとに置いているものが違うし、ひとつひとつ手作りだから、同じ物のように見えても全部違う。
だから時間をかけてゆっくり見て回ってもらいたい。そして、少しでも気になるものがあったら僕に言って、僕に渡して。OK?」

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「だから、写真撮影はダメだってば!」と早速ムラサキに怒られる。

売られているものは多少柄が違えどどれも同じようなものにしか見えない。そしてはっきり言って惹かれるものがあまり無い。

「これなんかどう?すごい似合うよ。」
「いらない・・・。私そういうのあんまり好きじゃない。」
「じゃあこれは?」
「それも好きじゃない。」

こんなやり取りが永遠に続く。

「マリ、ちょっと見るのが早すぎるよ。もっと時間をかけてゆっくりゆっくり見てよ。」
「あぁ・・・ハイ。スミマセン。」
「ここは僕のアニキのお店なんだ。だから他の店よりもゆっくり見て欲しい。」
「わかったよ・・・。」
「ここは僕の両親の店なんだ。だから何か買ってくれると嬉しいな。僕が作ったものもある。これなんかは僕が作ったんだ。」

どれどれ、と手作り感のかけらも感じられないブレスレットを手にとって見る。
「これ素材は何?」と聞いてみると、
「それはキリマンジャロに登った時に拾った石で作ったものなんだ。超レアだよ。」とムラサキ。
「うそー。だってこれどう見ても拾った石って感じじゃないよ。チタンじゃん。」と言うと、
「僕、英語あまりわかりません・・・。」とムラサキ。

しばらくして、少しオシャレなブレスレットを発見。
「これいくら?」
「金額交渉はあとでまとめてやるから、今は気になるものを僕に渡すだけでいい。」
「渡すだけでいいって言われても、後で法外な金額を吹っかけられても困るんだけど・・・。」
「大丈夫。僕たちは友達。友達プライスにするからさ。」

そのブレスレットは水牛の角でできていて、全て手作りなので同じものが2つとない。
このブレスレットに魅せられた私は、友人へのおみやげもこれにしようと7個ムラサキに手渡す。

そしてもう少しでマサイマーケットも終わりというところで、
私の目に飛び込んできたもの。
「ちょっと、これ何?!」とブースのアニキに尋ねると、
「これ?これに目をつけるとはお目が高い。これはライオンの牙だよ。」

ライオンの牙?!

なんとも魅力的ではないか。
よし。これは肉食系男子のモモさんへのおみやげにしよう。
モモさんなら喜んでくれるに違いない。

それにしても、象牙は1本100万~200万という相場がわかっているものの、ライオンの牙が一体いくらくらいするのか見当もつかない。

その後、調子に乗ってガラクタのようなものをいくつか加え、出口へ。
既に出ていた両親が小走りで私のところへやってくる。
「ちょっとアンタ!!バカじゃないの!!そんなにたくさん持って。
すごい高額な金額を言ってくるから気をつけなさいよ。」とママ。

ですよね。
まぁいい。
いくらと言ってくるのか聞こうじゃないか。

ちなみに私の予想ではブレスレットの相場が5㌦、7つで35㌦。
ガラクタ類が1つ1㌦として5㌦。
ライオンの牙は予測不能だが、まぁ、全部合わせて50~70㌦ってところだろうか。
これくらいが妥当なはずだが、果たして彼は一体いくらと言ってくるのか非常に興味深い。

何やら一生懸命計算をしているムラサキ。
「いくら?」と聞くと、
「これ全部で500㌦。」と言うではないか。
「500㌦?50㌦の間違いでしょ?」
「いやいや50㌦のわけがない。500㌦だ。」
「ふーん。じゃあこのガラクタみたいなのいらないや。ブレスレット7つと牙でいくら?」

一生懸命計算をしているフリをしている紫。

「250ドル。」
「でもさー。私もお金ないからさー。欲しいけど250㌦も無いんだよねー。」
「じゃあマリがしているその腕時計と交換しようよ。」
「え?これ?無理。」
「それ、いくらくらいなの?」
「日本円で30万。」(そっちがその気なら私もふっかけてやる)
「30万?ってことはドルにして・・・それをさらにケニアシリングにすると・・・( ゚д゚)」

腕時計に目が釘付けになるムラサキ。

「私もうそろそろ帰りたいからさー。腹を割って話そうぜ、兄ちゃん。」
「250㌦。」
「じゃあさ、内訳を言ってよ。このブレスレットは1ついくらなの?牙はいくらなの?」
「ブレスレットは1つ50㌦。牙は200㌦。だから本当は550㌦するところを友達価格で300㌦も安くしているんだ。」
「ふーん。じゃあ全部いらない。」
「それは困るよ。だって、さっきボスからも説明あったでしょ?僕たちはこれで生計を立てているんだ。僕たちの生活見たでしょ?毎日ギリギリの生活をしているんだよ。僕たちを助けると思って買ってくれよ。」
「つうかさ、それにしたってぼったくりすぎでしょ?常識的に考えてこれを250㌦で買う人なんていないよ。」
「じゃあ250㌦寄付したと思えばいいよ。」
「( ゚д゚)」
「だってそんな高価なものを身に着けて、マリにとっては250㌦なんてたいした額じゃないだろ?」
「勝手に決めつけないでよ。これじゃ恫喝じゃんよ。」

遠巻きに見ていたマサイ族たちが何事かと近寄ってくる。
「どうした、ムラサキ。」とアニキ。
「この女が、お金を払おうとしないんだ。」みたいなことを涙目で訴えるムラサキ。

するとそこへ私の援護射撃で両親登場。
「ちょっとアンタいつまで交渉してんのよ。いくらって言ってきた?」
「250㌦だって。」
「ぷはー!もう行くわよ。私たち何も買わないけど寄付するって言って100㌦渡したから。
寄付の相場が1人20㌦ってピーターさんに聞いたから3人分って言ってボスに渡したわ。だからアンタももう何も買わなくていいわよ。行きましょ。」

だけど私、牙が欲しい。
ブレスレットは他のお土産やでも売っているかもしれないけれど、ライオンの牙はここでしか買えない気がする。

「じゃあさ、ブレスレット1つとライオンの牙でいくら?」
「100㌦」
「高い。」
「じゃあいくらなら買う?」
「10㌦。」
「は?ブレスレットと牙で10㌦?あり得ない。」
「じゃあ買わない。」
「ちょっと待って。じゃあ80㌦でどう?」
「だから10㌦だって言ってるでしょ。」

またヒートアップしてきたムラサキと私のやり取りをビデオに収めるパパ。
「この子、いつの間にこんな逞しくなったのかしら・・・。」とママ。
「つうかおまえ、それ何買おうとしてるんだよ?」とパパ。
「ライオンの牙。」
「おまえそんなもの買ってどうするんだよ。」
「そうよ、気持ち悪い。アンタそんなもの買ったら呪われて病気になるわよ。」
「なるわけないし。っていうかこれモモさんのお土産にしようと思って。」
「おまえやめとけよ。変な女だと思われるぞ。第一それ、本当にライオンの牙なのかよ?こいつらのことだからどうせ適当なこと言ってんだろ。」

(゜ロ゜)

確かに。

「ごめん、ムラサキ。私もう牙もいらないや。ブレスレットも他のお土産屋で買うから。」
「ちょっと待ってよ。」
「もう本当に帰る時間なんだって。ごめんね。」

牙への執着心がなくなった私はあっさりと両親が待つバンへ向かう。

すると、「わかった。10㌦でいいよ!!」とムラサキが追いかけてくるではないか。
200㌦が10㌦になるなんて!夢みたい!
でもそんな得体の知れないものに10㌦も払いたく無い。
「もういらない。」
「わかった5㌦でいい。」
「いらないって言ってるでしょ」
「なんでだよ!さっきは10㌦で買うって言ってたじゃないか。」
「だってそれ本当にライオンの牙かわからないし。」
「・・・。」
「じゃあね、ムラサキ。」と別れを告げると、
「じゃあこれ、記念にあげるよ。」と牙じゃなくてブレスレットをくれたムラサキ。

牙の方が嬉しかったけど、でもブレスレットでも十分嬉しい。

バンまで見送りに来てくれたマサイ族。
別れ際、ムラサキが真剣な表情でママの腕を掴んで懸命に何かを訴えている。

「ねぇ、この子、牛とマリを交換してくれって言ってるんだけど・・・。」とママ。
マリと牛を交換?!
白昼堂々なんとも大胆な人身売買?物々交換?である。

「でも私、牛なんてもらっても困るし・・・。牛よりはマリの方がまだいいわ。」とママ。

危うく余生をウンコハウスで過ごすことになるところだった。

車中、
「あのライオンの牙、最終的にいくらになった?」とパパ。
「5㌦になった。」
「なんだよ。じゃあ買えば良かったじゃないか。あんなものきっとどこにも売ってないぞ。」
「そうよ。あんた、バカね。」とママ。

(゜ロ゜)

確かに。

マサイ村を後にして、オブザベーションヒルへ。

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雨季にしか見られない湿原地。
乾季には何もなくなって、辺り一面ベージュ一色になるんだそう。

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口ばしがスプーンのような形をした鳥。名前は失念。

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綺麗なサンセットを見て、本日のサファリ終了。

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ロッジで夕食を済ませ、部屋で本を読みながらいつの間にかウトウトしていた私。

( ゚д゚)ハッ!!

人の気配で目を覚ます。

「こんばんはマダム」

ベッドの傍に佇む男2人。
え?何??
何事??

(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

「なんですか?」
「いえ、バスタブのお湯が出るかを確認にきました。」

バスタブのお湯って・・・
こんな時間に??

「いや、さっきもうお風呂入ったし、お湯はちゃんと出たから大丈夫です。」
「そうですか。」

そこへ
「マリ、ミネラルウォーター余ってないか?」と2階から下りてきたパパ。
私の部屋に男が2人いるのを見て、パパ目が点。
「なんだなんだ??」
「知らないよ。お湯が出るかの点検に来たんだって。パパが呼んだのかと思ったよ。」
「呼んでないし・・・。つうかこいつら勝手に鍵開けて部屋に入ってきたのか?」
「何度かノックしたのですが返事がなかったので・・・。」

っていうかさ。
私が目覚めた瞬間、この男たちベッドに腰掛けてたけどね・・・。
ちゃんとしたロッジなのに、油断も隙もあったものじゃない。

そんなこんなでアンボセリ2日目の夜は更けていきました。


              ケニア旅行-ナクル湖編-へ続く

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