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月曜日を劇的に楽しく迎える方法を考えよう。【第3弾】

みなさんは「サザエさんシンドローム」という言葉を聞いたことはありますか?
その存在はみなさんご存知、Wikipediaでも記載されています。

サザエさん症候群(サザエさんしょうこうぐん)とは、日曜日の夕方から深夜、「翌日(月曜日)からまた通学や仕事をしなければならない」という現実に直面して憂鬱になり、体調不良や倦怠感を訴える症状の、日本における俗称である(後述するように、テレビアニメ『サザエさん』は日本国内の多くの地域で日曜日夕方に放映される)。(wikipediaより)

パーソナルキャリア支援サービス「シゴトレ」を運営する我々HeaRは、こんな病気をなんとかして日本からなくしていきたい!ワクチンを作るんだ!と、本気で考えております。

その想いから現在、「サザエさんシンドローム撃退作戦」と称しまして「どうすれば月曜日を楽しく迎えることができるのか」についてその課題と解決策を提供中です。今回は第2弾。

みなさんも是非最後までご覧ください。(日曜日の19:00に投稿します。サザエさんの放送終わりで是非ご覧ください。)

1.なぜ月曜日が憂鬱になってしまっているのか

第3弾となる今週は「仕事が楽しくない」というご意見からお話をしていきたいと考えています。
第1弾で取り扱った「職場に行くのが億劫だ」とも少し被る要素かもしれませんが、今回取り扱うのは「業務が楽しくない」というお話についてです。

a.いつもの仕事がルーティンワークで楽しくない
b.業務における「わからない」が多すぎる

もちろん大前提としてご自身でこのいずれかに当てはまるか、もしくはそうでないかを認知することは必要です。「業務における『わからない』が多すぎる」という観点だと、何がわからないのかを明確にしていく、つまり不確実性を取り除いていくという作業が必要だと言えます。「いつもの仕事がルーティンワークで楽しくない」ということに関しては「サザエさんシンドローム撃退作戦 第1弾」を、また別軸で「朝起きるのがつらい」といった習慣に課題を感じる方は「サザエさんシンドローム撃退作戦 第2弾」をご覧ください!

では早速、不確実性を取り除くワークを行っていきましょう!

2.月曜日を憂鬱にしない解決策

我々が考えることのできる事業成長には2つの種類があります。

・再現性のある事業成長
・再現性のない事業成長

当然、前者の方が良いですよね。
別の表現をすると

再現性のある事業成長 = 不確実性の少ない事業
再現性のない事業成長 = 不確実性の多い事業

とも言い換えられます。
不確実性とは、分からないこと・分かっていないことと同義です。
これも当然、前者の方が良いですよね。

つまり「◯◯をやったら事業が伸びる」、個人に置き換えると「〇〇の仕事を進めることができるようになる」と分かっている状態を作り上げることが、重要な要素となります。

では、どうやったら不確実性は減っていくのでしょうか?
そこで不確実性を減らすステップをご紹介します。

3.不確実性を減らす4つのステップ

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手順は4段階に分けられます。
(1). 目標・目的を設定する
(2). 構造化する
(3). 不確実性を特定する
(4). 不確実性を減らす

不確実性は仕事を進めていく中で、ゼロになることはありません。

仕事を進めていく、個人や事業が成長していくとともに不確実性の"質"が変わるだけです。
不確実性を1つ減らしたら、また新しい不確実性が1つ舞い降りてくると思っていてください。

つまり上記のステップを1度やって終わりではなく何度もやり続けることになります。
それこそが「不確実性に向き合い続ける」ということです。

(1). 目標・目的を設定する

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不確実性の特定・解決が"目的"になってしまうことには気をつけましょう。
あくまで目的は個人として、またそれを通しての事業成長です。そのための"手段"として、不確実性の特定・解決があるのです。

そこで不確実性に想いを巡らす前に目標・目的を決めましょう。
この粒度や内容は、役割や事業状況によって変わると思います。

・今所属している事業部、担当案件の月商を1,000万円にする
・アポイントを月間100件獲得する
・アポイントの流入経路の50%をホームページ経由にする など

目標・目的を決めると「STEP2:構造化する」際の"分け方"が決まります。
例えば「カレー屋の売上を2倍にする」を目的に設定した場合の第二階層は

・顧客数
・顧客単価

となりますよね。
目標・目的がその後の舵取りを決めるので、適切な目標・目的を設定しましょう。

(2). 構造化する

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目標・目的が定まったら、それを達成するために尽力しなければなりません。

このあとに「STEP3:不確実性を特定する」を行いますが、
ここで構造化しておくと「今、取り除くべき不確実性は何か?」を特定しやすくなります。

構造化では特定のフレームワークを活用するより、「STEP1:目標・目的を設定する」に適したフレームワークで落とし込むと整理しやすいと思います。

・機能別
・5W1H
・3C
・4P(これについては以前の記事でもご説明しましたね!) など

構造化する際は2つのことを意識しながら行いましょう。

・深さ:親階層→子階層→孫階層と、階層の数を増やすこと
・広さ:要素の数を増やすこと

構造化の深さ・広さが大きければ大きいほど、不確実性の特定が容易になります。
構造化がMECEであればあるほど、不確実性の特定が容易になります。

(3). 不確実性を特定する

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MECEに構造化できたあとは、取り除くべき不確実性を特定しましょう。
不確実性が1つ・2つであることは稀です。

いくつもある不確実性を取り除いていくわけですが、順番が非常に重要です。
自己そして事業の成長(目標・目的)にクリティカルに影響する不確実性を選ぶ必要があります。

名著「イシューからはじめよ」にも記載されていますが、取り除くべき不確実性は「解の質」×「イシュー度」が大きくなればなりません。

イシュー度が大きくても解の質が低ければ、そもそも前に進みませんが、
解の質が高くてもイシュー度が大きくなければ、成長に大きな発展はありません。

そこで「どの不確実性を取り除けば大きく成長することができるのか」を強く意識して、不確実性を特定しましょう。

(4). 不確実性を減らす

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不確実性を減らすは、分かっていることを増やすと同義です。

そのための方法は2つあります。

・調べる
・検証する(良い行動)

「不確実性を減らす」=何かしらの検証を行う
と短絡的に考えてしまいがちですが、世の中に転がっている情報をまずは調べましょう。

検証はコスト(時間・費用)のかかる行動なので、最後の手段です。
まずは調べて、それでも分からなかったら検証しましょう。

調べる手段は多数あります。

・記事
・サービスサイト
・競合調査
・書籍
・人に聞く など

調べる際、検証する際に意識すべきことは「仮説を立てること」です。
「やってみないとわからないよね」ではなく「◯◯は△△をすると★★になるのではないだろうか?」と仮説を立ててから行動に移すことが重要です。

4-1. 仮説を立てる

「◯◯の市場規模はどうなっているか?」は単なる「設問」に過ぎません。
「◯◯の市場規模は縮小に入りつつあるのではないか?」と仮説を立てることで、答えを出し得るイシューとなります。

4-2. 必要な情報・分析すべきことがわかる

仮説を立てない限り、自分たちがどのレベルのことを議論し、答えを出そうとしているのかが明確になりません。
仮説を立てて、はじめて本当に必要な情報や必要な分析が分かります。

4-3. 分析結果の解釈が明確になる

仮説がないまま分析をはじめると、出てきた結果が十分なのかそうでないのかの解釈ができません。
その結果、労力ばかりかかることになります。

これにより、課題に対して仮説を立てるという観点までは理解できたのではないでしょうか?これを繰り返し行い、行動していくことによって、うまくPDCAサイクルが回っていると言える状態を作り出すことができます(一概に言い切ることもできませんが)。

・自身で全て設計してもワークさせられる気がしないという方
・そもそも課題の特定が難しいという方

是非ともシゴトレサービスをご利用ください。課題解決のプロであるトレーナーが、お手伝い致します。

無料相談も行っておりますので、お気軽にご連絡ください。

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それではまた来週もお楽しみに!

本記事は以下図書を参考に纏めております。
・『良い戦略・悪い戦略』リチャード・P・ルメルト(著)
・『イシューからはじめよ』安宅和人(著)

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