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【ウェビナーレポート】オンラインでも実現可能! 候補者を惹きつけるCX戦略

企業の採用支援(CX)やオンボーディング支援(EX)を行っているHeaRです。日々「愛と青春」を謳っております。

新型コロナウィルスの感染が広がりを見せ、
採用活動はオフラインからオンラインへと切り替わっています。

しかし、突然のオンライン化に戸惑っている担当者の方も多いはずです。
集客に苦労したりWeb上でのアトラクトに苦戦したり、課題は多いことでしょう。

そこで先日「オンラインでも実現可能! 候補者を惹きつけるCX戦略」のテーマをもとにウェビナーを開催しました。

リモート採用にまつわる3つの壁

採用のオンライン化は避けられない変化です。
歴史を見てみても、多くの業界・業種はデジタル化への移行が進みました。ビジネスや業務のデジタル化ができた企業こそが業績を伸ばしてきました。

ここで採用のデジタル化(リモート採用)に舵を切ることができた企業がこそが、with/afterコロナ時代の採用強者となり得ることでしょう。

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リモート採用へ移行するにあたり、企業がぶつかる壁が大きく3つあります。

1.戦略設計の壁(リモート採用に適切な戦略設計)
2.母集団形成の壁(オフラインイベント抜きでの母集団形成)
3.内定承諾の壁(オンラインにおけるアトラクト)

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当セミナーでは3つ目の壁である「内定承諾の壁」のうち、候補者の「惹きつける」部分についてお話していきたいと思います。

難易度が上がるタッチポイントとは
HeaRでは採用CX(Candidate Experience)を通して、企業の採用支援を行なっています。具体的には企業と候補者のタッチポイント(接点)は108個あると定義してます。

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リモート採用に移行するなかで、これまで通りの対応で良いタッチポイントと対応を変えるべきタッチポイントがあります。

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オンラインに移行することによって、物理的な訴求が厳しくなりますね。
すると下記タッチポイントに対する代替案を実行していく必要があります。

・オフィス紹介/施設紹介
・アメニティによる訴求
・職場の雰囲気を伝える
・社員との短時間の会話(手軽な紹介)
・豪華なクロージング施策 など

HeaRで実際に実行したものや他社事例を紹介していきます。
ぜひご参考にしていただければ幸いです。

■オフィス紹介/施設紹介
1.写真で訴求

Google Photoをはじめとしたクラウドサービスに格納。
画面共有をしてガイダンスつきの写真紹介も反応が◯。

2.動画で訴求
オフィス等を動画撮影し、事前共有もしくは画面共有。
テレビの企画っぽくすると候補者の反応が良くなります。
■アメニティによる訴求
1.自宅へ送付

候補者との関係値が築けたら、
「うちの◯◯を是非使ってほしいので、送ってもいいですか?」と提案。

2.オンラインアメニティを作成・贈呈
Web上で候補者を魅了できるものを作成。
本人の名前や写真が入ったチラシや動画は鉄板。バーチャル背景も良し。
■職場の雰囲気を伝える
1.動画で訴求

オフィスで働いている様子やZoom(画面収録)を活用してMTG風景を撮影

2.社内コミュニケーション(Slackなど)を見せる
画面共有もしくはアカウント付与を通して、社内の雰囲気を掴んでもらう。
機密情報を含んでいる場合はNDAを結ぶと良い。

3.Zoom飲みや1日体験入社
社内イベントへの招待や実際に業務を体験してもらいましょう
■社員との短時間の会話
1.複数人の時間を事前に押さえておく

複数人のカレンダーに「面談_◯◯様(もしかしたら5分前後呼ぶかも!)」と予定を飛ばしておきましょう。

2.良いと思ったらSlack等で呼びかける
「◯◯さんと△△の話題についてコミュニケーション取ってほしいです!」
と連絡してみましょう

3.面談に招待する(追加する)
同僚からOKが出たら、面談に招待すれば完了です。

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コミュニケーションの"間"が取りづらい

物理的な訴求とは別に、Web面接の際に課題に感じる人はいると思います。
「候補者との会話の"間"が取りづらい」ということですね。

Zoomをはじめとしたオンライン会議ツールに起因するもの、家のwi-fi環境に起因するものなど様々だと思いますが、候補者との"間"を上手く活かすことができなくなった方も多いことでしょう。弊社は大きな壁にぶつかりました。

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壁にぶつかったので"間"について調べていくと、間に関する3つの役割があることを知りました。

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■間の役割
1.理解を求める間

候補者が話の内容をしっかり理解しているかを確認するための間。相手が理解できていないまま話が進んでいくことを避けるためにも、相手の反応を確認しましょう。

2.期待させる間
話の内容が盛り上がり、求職者が「次はどうなんだ」と、気になっているタイミングで一呼吸置く間。続きを気になってしまうため、候補者の心をぐっと引き寄せられます。

3.余韻を与える間
話のオチがついたあとの少し時間(間)。
その時間で聴き手は色々なことを想像し、
話が心に染みわたり、話全体の印象が実に味わい深い奥行きのあるものになります

面接の役割は「候補者を見極める」「候補者を惹きつける」の2つに分けることができますが、"間"を駆使することができないと特に後者(惹きつける)に苦戦します。

具体的には何度も繰り返す「1.理解を求める間」でコミュニケーションがスムーズにいかなかったり、認識の相違があるケースが多いです。すると候補者の熱が上がりきらなかったり、上手く期待させる間や余韻を与える間に移行できなかったりすることが予想されます。

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そこでHeaRでは候補者を惹きつける(アトラクト)のやり方のA/Bテストを始めました。HeaRでは現状、「B.劇場型」を実施しています。

A.講義型:理解を求める間を意図的に設ける。
候補者に伝えた内容を都度確認していく進め方。
相手とのミスコミュニケーションを防ぐことはできるが、アトラクトに難があるケースが多い。

B.劇場型:理解を求める間を最後に回す
アトラクトに結びつく内容を一気に伝える進め方。
スピーチ(プレゼンテーション)形式に近く、構成や内容次第では候補者をアトラクトし易い。

理解を求める間を最後に回すので「よし、ここから一気に魅力づけするぞ!」というタイミングで「今から10分ください。◯◯さんを魅了します」
と声をかけ、期待させる間をつくります。そしてまとまった時間を通して候補者を魅力づけしていきましょう。

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まとまった時間を確保する前に重要な点があります。
それは「候補者をどんな情報を通して惹きつけようとするか。」です。

候補者はキャリアの課題解決をするために転職活動をしています。
アトラクトの際には、自社で働くことによって候補者の課題を解決できることを示さなければなりません。

そのためには
・候補者の課題(ニーズ)は何か?
・自社のソリューション(魅力)は何か?
を見極め・整理しておく必要があります。

整理するためのフォーマットとして4Pをおすすめしています。
「転職のきっかけ・背景は何ですか?」と質問をして深掘りをしていくと、候補者の課題が見えてくることでしょう。

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以上です!
当日のプレゼン資料や配布資料は下記からDLできます。

今後は週に一度のペースでウェビナーを開催していきます!
ご興味のある方はぜひご参加ください!


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