【無料公開】3ヶ月間でフォロワーが4000人増えた分析レポと運用ルール
こんにちは!HeaR株式会社、人事広報採用担当の田島彩名です。普段はTwitterに生息しており、おかげさまでフォローしてくださる方は5000人弱。本当に感謝しかありません。
結構個人的には、すでに長きにわたりTwitterにいる古の戦士みたいな気持ちで運用していたのですが、よくよく見てみたら本腰を入れてTwitter運用をし始めたのは10月ごろから。10月1日時点での私のフォロワーは744名。1000人にのったのは10/25。約3ヶ月で4000人フォローしてくれている人が増えたことになります。
▼こちら驚きの推移。本日1/24時点で4783名です。約3800人の増加。
特に何かを意識して運用していたというわけでもないので(お恥ずかしながら)、再現性があるかどうかはわかりませんが、可能な限り定量的に分析してみました。Twitter運用を頑張りたい方のちょっとしたお助けになったら嬉しいです。
時間がないから結論から言え!という方のために、結論から言います。
・Tweet内容は一貫性を持たせよう
・反応してくれる人は大事に、たくさん動かそう
・結局たくさん呟いたら伸びる
・3000人くらいまでは地道に頑張ればいける
・指数関数的に伸びてくるのは2000人代後半、3000人くらいからくらい、ツイートがちょいちょい数百単位のいいねと拡散をされ始めるのでめちゃくちゃ伸び率が高くなる。
本編、実に11000文字、22項目に分かれた超大作ですので、お時間ある時にお読みください。そして別にアフィリとかで稼いでいるわけでもないので、最後まで無料です。必要なところだけ読んで好きなだけ拡散してください。みんなでツイッター強者になりましょう。
ちなみにですが……こちらは有料版です。有料でコンサルティングをしているときにお伝えしているより具体的な分析方法やノウハウについて記載されています。ビジネスなどの目的で伸ばしたい方、真剣にやりたい方、自分で分析などをしっかりこなしたい方はぜひのぞいてみてください。
1. 分析編
とりあえず、Twitterのここまでの運用についてざっくりと分析をしていきます。Social Dogさん、いつもありがとう。
・フォロー/フォロワー分析
まずはこちらをご覧ください。これが私のTwitterの、2019/10/1-2019/1/24までの新規フォロワー獲得量の推移です。
ご覧いただければわかると思うのですが、明らかに跳ねている日があります。ではつぎに、新規フォロー数をみてみましょう。
おわかりいただけただろうか……。重ねます。ちょっとみづらくて申しわかりませんが、この二つの画像を重ねるとこんな感じ。ピンクが新規フォロー。水色がフォロワーです。
そうなのです。概ね、フォロワー増加量が跳ねている日は圧倒的にフォローしている! はっきり言って、特殊なことは何もしていないのです。フォローしたからフォローされています。
ただ、これもわかると思うのですが、12月あたりから急激にフォロー数が減っているにも関わらず、新規フォロワー数は最初の頃のアベレージよりも高いままキープされています。では、12月頭のフォロワーさんの数はどれくらいなのでしょうか?
出ました。3000人弱! つまり、3000人まではとにかく丁寧に、「自分に興味を持ってくれそうな人を探してはフォローし、さがしてはフォローし、さがしては……」をやっていたことが明らかになりました。地道ですねー!
統計をチェックすると、私が自らフォローする件数ががくんと減ったのは12月の頭です。ただ、その時からも問題なくフォロワーは伸びているだけではなくむしろ加速がついています。
・Tweet分析
さて、以上を踏まえて、「自分からフォローするのをほとんどやめてしまって以降」のフォロワー推移をご覧ください。12月頭からのおおよそ2ヶ月間です。3000人の大台に突入した時点で、どんなに少なくても1日30~40人の方にフォローされていることがわかりました。(ただ、同時に流出も増えていくので、純増は1日20程度)
やはりこれでもバラツキはあり、めちゃくちゃ跳ねているタイミングがいくつかあります。フォロー数と照らし合わせて顕著に伸びたのは、「12/9」「1/7」「1/12」です。この日のフォロワー獲得要因を分析しました。
・12/9前後 noteの記事がちょっとバズってます。
・1/7前後 やはりツイートがちょびっとバズっている。
・1/12前後
このツイートは、ハヤカワ五味さんやマドカ・ジャスミンさんに拾ってもらえて一気に拡散しました。
すでにこの時点では、50いいねを超えるツイートがほとんど。13ツイート中10ツイートが50いいね以上、さらにそのうち7ツイートは100いいねがついています。
・分析編の結論
・3000人までは地道だった。
・3000人超えてきた時点で、すでにツイートのインプレッションはどれも高く、エンゲージメントも高かった。いいねも100を超えるものがざらに出てきた。
・ちなみに当たり前だけれど、1日の総RT量と総いいね量はつぶやき数に比例するので、つぶやきの数は多いに越したことはない。
・3000人のフォロワー獲得までにキャラが浸透していれば、ツイートは自ずと伸びる。
次の活用編では、「じゃあ3000人まではどうしたらいいの」と、をしっかり書いていきます。(やや昔書いた記事に一部被っている部分もあります。ただ内容は大幅にアップデートされています)
2. 運用編(前):3000人まで
さて、ここからは実際の運用の話をしていきます。後ほど3000人を超えたくらいからの効果的運用方法も乗せたいきます。ちなみにちょっと調べたら、Twitterのフォロワーが2000人を超えている人は日本人の中で6%くらい。多くの猛者がいるビジネスTwitter界隈でも、2000人くらいいるとちゃんと運用してるな、というイメージ。
個人の所感ですが、3000人までの運用ルールは本当に誰でもできるものだと思います。呟く内容が無いよう(咳払い)、という方はページ一番下の項目をご覧くださいませ。
・ベンチマークを決める→フォロワーコピー
何はなくともここからスタート。簡単に言えば、Twitterの目標になりうる「先輩アカウント」みたいな人を最初に探しましょう。ベンチマークとなりうるアカウントの定義は以下のようにしていました。
・アクティブである
- 最低限1日5件以上のツイートをしている
- 毎日見かける
・フォロワー数がだいたい自分のフォロワー数の130%~150%。
- 自分が200人なら、だいたい260~300人くらいのフォロワーがいる人
・自分と近い内容を呟いている
- ツイッターの目的が近い
- つぶやきの内容が近い
- 非常に参考になると感じるツイートをしている。
・よく自分のタイムラインにいる
- フォローしている人がよく絡んだり、いいねしている
- Twitterアルゴリズム的に”良い”と判断されているツイートをしているので参考になる
この条件で絞り込んだ人を3〜5人は必ず覚えておいてください。そして、その人をフォローしている人を地道にフォローしていきます。特に、その人のツイートに積極的に反応したりコメントしている人を見たらすかさずフォローです。いわゆるフォローバック率は最初はあまり高くないかもしれませんが、これはフォロワーの母数が増えていけば絶対的に上がっていきます(*経験則)。ただもちろんこの時、フォローしたくないなと思うアカウントはフォローしなくてOKです。数を増やすための運用ではなく、なにかの目的達成のための運用であることを忘れずに!
*(ガチ勢向け参考)Social Dog有料版の場合
Social Dog有料版の場合、フォロワーコピー機能が使えます。簡単に言うと、決めたベンチマークの人のIDを入れると、その人のフォロワーが一覧になって表示され、すぐにSocial Dogからフォローすることができます。
ただこの時、無差別にフォローするのではなく、私は以下の条件で絞り込んでいました。ご参考まで。
・ソート:ツイート日 新しい順
・非アクティブ:含めない
・フォローした日:空(フォローしたことが一度もない)
・FF比:1.2以下
・アダルトツイート(beta):含まない・とても多い/多め
・広告・宣伝ツイート(beta):含まない・とても多い/多め
・フォローしている:含めない
・全てのテキスト:含まない(稼/FX/月収/副業/アフィ)
ソート機能でツイート日が新しい順の人を選べば、比較的アクティブかつ最近呟いた(=最近ツイッターを見ていた)ひとから優先的にフォローできます。最後の「含まないテキスト」に関しては、いわゆる「副業教えます」「バイオプで月収1000万」みたいなアカウントは一旦こちらからはフォローしなくていいかな……と思ったため、特徴的な言葉を入れておいただけです。用途に応じて変えてみてください。
・プロフィールにこだわる
ツイッターでは、フォローしてもらうタイミングでほぼ必ず「プロフィールの閲覧」が入ります。
「フォローされた、どんな人なんだろう?みてみよう!」
「面白いツイートだ、どんな人なんだろう?みてみよう!」
「自分がフォローしてる人が絡んでる。どんな人なんだろう?みてみよう!」
このプロセスが発生し、プロフィールを閲覧した上で興味がある人がフォローしてくれます。そのため、プロフィールを作るときは以下のことを心がけてみてください。
・アカウント名は簡潔に
・プロフィールで自分は何者なのか一言で伝える(例:株式会社〇〇の人事)
- どこの会社で何をしているのか
・自分を代表する過去の経歴は何か
・自分の関心のある領域
・人間味/親近感を呼ぶ情報
アカウント名について。Twitter上では「長い」「キラキラ」「情報多すぎ」なものを見かけることも多いですが、結構表示された時に省略されてしまっているのであんまり効果はありません(例えば、『⭐️Ayana⭐️HeaR人事広報マーケティングセールス💎青春の会社で頑張る23才新米人事🌱』的な……(省略されちゃってて見えません))
プロフィールについては、160文字で自分が何者なのかわかるようにすると良いです。そして、宣伝っぽくならないこと。「お、この人面白そうだな!」と思ってもらうためには、どんな人間で何に興味があるのか開示するのが一番効果的です。
良い例:
HeaR株式会社 人事担当 | 国際教養大学中退 | Twitter運用が本業と化している | 関心領域は人事・広報・採用・ライティング・ブランディング・CS・CX | ライター歴4年+/文章力向上コンサル | キャンプと和服とお肉と筋トレ #毎日新米人事日記
悪い例:
HeaR株式会社で働いています。23歳です。採用を頑張っているので転職考えている人はDMください。会社にご依頼がある方はinfo@xxx.xxxまで!
あとは小技ですが、ツイートがラッキーでバズった時、そのバズツイートを見た人が興味を持ってくれるようなプロフィールに微調整することも大事です。(経験があるのですが、全く自分とは関係ない内容/時事ネタなど/でバズってもフォロワーは少ししか増えません。逆に、自分の話や自分の仕事の話がバズると一気にフォロワーは増えます)
・フォロワーが増えるツイートの基準は、「プロフィールのクリック数/エンゲージメント総数」
先ほどもお伝えした通り、フォロワーが増えると言う現象を分解すると、「ツイート発見→興味を持つ→プロフィール閲覧→フォロー」というプロセスになっています。なので、フォロワーが増えるツイートがどんなものなのか定量的に測るためには、アナリティクスからみられる「エンゲージメント総数とプロフィールのクリック数」で測ることができます。
エンゲージメント総数:ツイートを見かけて反応を示した人なので、そこから何人がプロフィールをクリックしてくれたかを出し、その率が高ければ「フォロワーが増えやすいツイートだった」と分析可能です。これを元にツイート内容はPDCA回していきましょう。
▼ちなみにこんな感じで見られます。このツイートの「CPE (=Click profile per Engagement)は79%。かなり高いです。自分の基準を見つけ、頭抜けているツイートがあったらメモして特徴は何か考えてみましょう!
・一貫したツイートをする
プロフィールで自分が何者なのか示し、ツイート内容のPDCAの回しかたがわかったところで、ツイート内容の精査です。(後ほど、”結局何ツイートすればいいのさ”を解決するための項目があるのでそちらもご参考に)
自分のプロフィールを見てフォローしてくれたユーザーは、プロフィールの内容に近しいツイートを期待していると仮説が立てられます。そのため、ツイートの内容には一貫性を持たせましょう。
・会社の人としてのツイートなのか、もう少し個人よりなのかのポジショニング
・フランクに行くのか、情報提供でかっちりしていくのか
・呟く内容に大幅なバラつきがないか
チェックすべきはこんな感じです。自分のツイッターのキャラクターをしっかり定義しましょう。フォローしてくれている人にツイートが刺さっているかどうかは、運用していけば反応によってわかるのでそこもPDCAが回せます。ただ逆に、フォローを外されてしまう時はどんな時かというと、
・この人からは有益な情報が得られないと思った時
・あまりに共感できないツイートをしていたとき(RT含め)
・その人のツイートで不愉快な思いをした時
こんな感じの仮説が立てられます。ある程度Twitter上でのキャラクターを定めたら、逸脱するツイートはほどほどに。
・ツイートしてから3分は「いいね&コメントタイム」
Twitterは現在、呟いた順のタイムラインではなく、「Twitter社独自のアルゴリズムによって、良いツイートと判断されたものが上に来る」仕様になっています。詳細は公開されていませんが、一般的に言われているのが、アクティブなアカウントが上位に来やすいということです。
アクティブの定義として「ツイート量が純粋に多い」「他者に対してよくコメントしている人、いいねしている人が上位に来やすい」はまことしやかです。また、「自分がいいねした相手や反応をした相手のタイムラインに自分のツイートが出て来やすい」とも言われています。
自分が何かツイートをしたら、そこから3分から5分程度、タイムラインを眺めて、他の人のツイートにいいねをつけたり、コメントをしたりしていきましょう。望まれる効果はこんな感じです。
・アクティブなアカウントとしてアルゴリズム上位に出やすい
・相手の通知に自分のアカウントが表示されるので、最新のツイートやプロフィールを見てくれる可能性が高まる
・相手も直近までツイッターを見ていたので、こちらのアカウントも見てくれる(今も見ている)可能性が高い
・いいねをすることで、自分のツイートが相手のTLに表示されやすくなる
呟けども呟けども反応がイマイチ、という人は、一旦他の人への反応量とツイート量の両方を増やしてみてください。
・企業で活用する場合は、お互いいいねを送り合う
これもまことしやかに言われているのですが、ツイートしてからより短時間で多くのいいねがついたツイートが、他者のタイムラインの上位に来やすいようです。
会社のブランディングの一環として、複数名でツイッターアカウントを運用する場合は、リストやSlackでの自動投稿を活用して同じ会社のメンバーのツイートにどんどん反応していってください。全体的なエンゲージメントは必ず高まっていきます。
ちなみに弊社HeaR株式会社では、Slack上に#twitterというチャンネルがあり、ツイッターを伸ばそうと頑張っている社員つぶやきが勝手に投稿されます。そこからツイッターにジャンプできるので、すぐにいいね付けが可能。実際、全体的にフォロワーも増えていっています。(ただし、他の社員さん全員にツイッターを監視されることになるのでプレッシャーは半端ないです。笑)
・相互RT企画みたいなやつには乗っからない
シンプルにあまり意味がないのでやめましょう。
相互RT企画というのは、いわゆる #このツイートをRTしてくれたひと全員フォロー みたいなツイートをRTしていくことです。確かに一時的にフォロー数は増えるのですが、お互いに数を増やすためにやっている企画なので、そもそも自分のツイートしたい内容、ツイッター運用の目的にあったフォロワーは絶対に集まりません。地道に頑張るのが一番です……。
2. 運用編(後):3000人から
3000人まで達成できれば、ほぼアカウントとしての方針は完成しています。ツイート一件ごとのインプレッションもすでに増え、自然流入としてフォロワーが増えて来やすい土台は整って来ます。ここからは、「いかにツイートへのエンゲージメントをとっていくか」が重要になります。
※この辺からは私もまだまだ試験的なので、現在確信を持って言えることだけを意識。
・フォロワーが反応しやすいツイートをする
バズるツイートを目指すと言うよりは、「反応しやすいツイート」を目指していくことが重要になって来ます。私のイメージする、「反応しやすいツイート」とはこんな感じです。
インプレッション数は11万5679。エンゲージメントもかなり高いですね。ツイートをみてもわかる通り、「教えてください」「コメントしてください」というので皆さんにコメントを促しています。(同じようなことを結構複数回トライしているのですが、反応を得られるようになって来たのは3000人に乗ったくらいからでした。試してみる価値はあり)
既知情報だとは思いますが、「自分のフォローしている人が反応したツイート」や、「自分のフォローしている人がコメントしたツイート」がタイムラインに出てくること、結構多いですよね。
反応しやすいツイートというのは、この「フォロワーのフォロワーへの二次拡散」が期待できます。
・フォロワー数の多い人たちと相互フォローになるのを意識
「フォロワーのフォロワーへの二次拡散」を期待してツイートすることにも近いのですが、そろそろ意識すべきはフォロワー数ではなく、「フォロワーのフォロワー数合計」です。(※探したのですが、フォロワーのフォロワー数合計をみることができるツールはありませんでした。体感で大丈夫です)
フォロワーが自分のツイートに反応してくれると、その人のフォロワー(ここでは一旦、二次フォロワーと呼びます)がみてくれる可能性は高まります。そうなると、二次フォロワーの数は多ければ多いほど期待値が高まります。
いわゆる有名人と繋がる必要は必ずしもありません。ただ、二次拡散力の高い人に反応してもらえることを目指していくと、爆発的にツイッターは伸びます。
冒頭で書いた「ちょっとバズったツイート」に関しては、インフルエンサーの方からいいねをもらったことで指数関数的に伸びていきました。
なかなか難しいと感じたのが、自分のアカウントがまだまだ小さい時にはなかなか二次フォロワーを多く持っているアカウントからのフォローが得難いということです。ただ、運用実績が積み重なっている3000人オーバーくらいになると一気にそういった層と繋がれるようになって来ます。
もしも「フォロワーのフォロワー合計数を出せるツール」を知っている方がいたらぜひ教えてください……。これも指標になりそうな予感。
3. 実践編〜どうやってツイートを作るのか
Twitterの運用を3ヶ月ほどやって来て、結構な人数に言われたことがあります。
・そんなに呟くことない
・続けるの厳しい
・再現性がない
残念ながら私は職業柄ここであんまり苦労したことがないのでなんとも言えなかったのですが、最近お伝えして参考になった!と言われたことをまとめておきます。
・ツイート習慣づけのトレーニング
突然ですが、今何考えてましたか? ここまでこのnoteを読んで、多分何かしら思うところがあったはずです。「ツイートする内容に困る、それなあ」「確かに呟く内容でいつも困ってるな」「なるほどな〜」など、多分考えていたことはありますよね。
それをツイートする習慣をつけましょう。
頭の中にあるぼんやりとした考えを言語化するのは、訓練によって結構できるようになります。ツイートする内容がない、けど仕事用のアカウントだからそんな「おなかへったわ」とか言えない……という方におすすめのトレーニングは、もう一つアカウントを作って鍵をかけ、思いついた時にひたすら呟いたり考えたことのメモ帳にすることです。
ちなみに私もそのアカウントを持っています。本当にただのメモ帳で、誰に見せることも意識していません。
ツイートが思いつかない原因は主に二つあると思います。
1. そもそもツイッターの形式に慣れていない(140文字くらいにまとめるのに慣れていなかったり、思いついたことをツイッターで呟くのに慣れていない)
2. 頭の中の雑多な考えを文字にすることに慣れていない(そもそも文章を書くのが苦手な人に多いですが、頭の中にある考えをまとめてアウトプットするのが苦手なケース)
逆に言えば、この二つに慣れてしまえば特に問題なくなんでも呟けるようになると思います。
・ツイートする内容をざっくり週次で決めておく
そうはいってもやっぱり文字にするの苦手!でもツイッターやる!という方におすすめの方法です。私が運用コンサルティングに入っている方の場合ですが、こんな感じで1日のツイート内容を週次で決めています。
月曜日
- 朝:「挨拶、今日何があるか」「1週間の所信表明」
- 昼:「今日の仕事内容から考えたこと」×2「時事ネタ」
- 夜:「家族の話」「土日であったこと」
火曜日
- 朝:「朝読んだネットニュースの感想」
- 昼:「今日の仕事内容から考えたこと」×2「お昼食べたもの」
- 夜:「学生時代の話」「自分が好きなことの話」
これをあらかじめ、1週間分決めています。一度決めたら1ヶ月くらいはこの週次ルールに従ってつぶやき、1ヶ月ごとにつぶやきのインプレッションやエンゲージメントを分析。次の月の週次つぶやき内容を決めます。
呟く内容の方針を先に決めておくと、そのために情報蒐集しますし、逆に「何を呟いたらいいのかわからない」からは脱することが可能です。この方針に関しては、ある程度幅を広く持っておくこと、新しいネタがはいりやすいこと(時事ネタ、ネットニュースなど)などを意識して決めておくとあまり困ることもないようです。
・ツイッターはインプットではなくアウトプットの場
いろいろと情報が流れてくるツイッター。「情報収拾のため」始めている人もおおいので、つい受け身になってしまいがちですが、伸ばす運用のためには「アウトプットの場である」ことを心がけると良いと思います。
仕事をして日常生活を送って暮らしていると、かならずなんらかの情報を得ます。それをツイッターに書くことを心がけてみましょう。ツイートするためにツイートするのではなく、アウトプットとしてツイッターを活用する形です。参考までに、アウトプットになり得そうなことを箇条書きしておきます。
・読んだ本の感想
・時事ネタの感想
→自分のツイッター運用目的に近いものを選びつつやるコンテンツ。たとえばマーケターとしてツイッターをやっているのであれば、マーケ系の時事ネタや読んだ本のコメントはGoodです。
・今日の仕事での学び
・友人との会話で知ったこと
・家族との会話
・Twitterで得た情報のまとめ
・好きなもの、こと、趣味の話
・仕事上で自分が心がけていること、大切にしていること
・日常で自分が心がけていること、大切にしていること
・嬉しかったエピソード
・最近楽しかったこと、はまっていること
→「あなただからこそ」言えるコンテンツになりうるもの。
これは結構「書き慣れている人」向けのTipsですが、個人的にTwitterとnoteの運用連携はかなりうまくいきます。長めのアウトプットはnoteでやり、そのサマリー(要約)や箇条書きをツイッターでやっておくと双方連携がとれて伸びやすいです。
Twitter-note連携として最初はじめてみると良いのは、「ツイッターで反応が結構あったツイートに関して、より深いところまで語ったり考察するnote」を書くことです。以下参考。
・逆に「呟いてはいけないこと」を決めておく
炎上が怖い、ネット怖くて呟けない、という人は、やってはいけないことを先に定義しておくと呟くことへの障壁がすこし下がります。ごくごく一般的なことですが、やめたほうがいいこと気をつけるべきこともメモしておきます。
・何かを比較して一方を「下げる」こと
何かを褒めるのは良いけれど、比べた対象が下がるようなツイートはしない。
良い例:Aのランチは最高。めっちゃうまい。コスパいい。
悪い例:Aのランチは最高。Bのランチに比べてコスパも美味しさも勝ってる
・極度に政治的な意見
政治的意見に関しては人それぞれです。特に運用してフォローしてくれる人を増やすためにはあんまりつぶやかないほうが無難な気がします。
・愚痴、悪口
ごくたまに息抜きとして共感を呼ぶこともありますが、ビジネスアカウントの場合などはやらないほうが無難です。
・ゴシップ系時事ネタを叩く
感想を述べるを通り越して、”叩く”レベルになるのはあんまりいただけません。意見は人それぞれ。
良い例:俳優のMくんの不倫のニュース、ショックだ……。
悪い例:俳優のMくんの不倫のニュース、最低だ。好きだったけどもう嫌い。
・”内輪のいじり”みたいなのを持ち込む
内輪ノリが楽しそうなのは場合によっては企業ブランディングに聞きますが、「なんでこの人、こんなあたり強いんだろう……」みたいに誤解されることもあります。
ツイッターには色々な人がいます。このnoteを読んでいる人は多くのフォロワーを獲得したいというインサイトがあると思いますが、それはつまり「色々な意見を持った色々な人の目にあなたの意見が触れる」ということです。
ツイッターの良いところは、フォローしてくれている人=ファン、という構造を作れることです。中には炎上を繰り返し、「自分を叩くためにフォローしている人が多い」状態のアカウントもありますが、それが目的という人は少ないはずですし、そもそもそういうアカウントを運用するのはかなり高度なテクニックとダイヤモンドなメンタルが必要です。
4. ツイッターを運用して感じたメリット(と最後にちょっと宣伝させて)
さて、いろいろ書いてきましたが、やっぱり私はツイッターを運用していて良かったです。すごく楽しいです。
・情報発信先の母集団の質が高い
そもそも私に興味を持ってくれる人、私のツイートに共感してくれる人、情報を欲しがっている人が集まっているので結果的にエンゲージメントも上がります。
・ブランディングに非常に有用
企業ブランディング、個人ブランディング両面で有用です。他のメディアに比べてアクセシビリティが高くカジュアルなので使いやすいです。冷静に考えて月200万PVのメディアを作るのは大変ですが、ツイッターだったら頑張れば3ヶ月ほどで形成が可能です。
・何か困った時に誰か助けてくれる
これは本当にありがたいのですが、情報が欲しい時、助けて欲しい時、知りたいことがある時にかならず1人や2人知っている人を探すことができます。(事実私は経営者さん、社労士さん、他の会社の人事の方などにめちゃくちゃお世話になっている)ありがとうございます。
・普通に考えて手が届かない人に会える
なかなか普通に暮らしていると、専門外のエキスパートや経営者に会うことは難しいですが、ツイッターをやっていて交流があると簡単に会えますし仲良くできます。(もちろん情報や時間の搾取にならないよう、コミュニケーションはちゃんと慎重にやるのも大切です)
以上、私がここまでで得たTwitterの運用方法、分析、ツイートを作る方法の総まとめでした。読んでくださってありがとうございます。ちょっと宣伝させてください!
▼有料版のTwitterノウハウ
こんな感じのことが書いてあります!
・ウケるツイートの定量的観測方法
- 外部ツールを使ってできること/できないこと
- Twitter分析をする上で蓄積すべきデータ
- 分析シートの雛形配布
・初期フォロワーを増やしたい時の効果的なやりかた
- Twitterをスタートさせる/しっかり運用するときに必要な7つのステッ
・ツイート作成の作り方
- 呟くことがなくて困っている人にオススメの10項目
・絶対エンゲージメントをあげたいツイートの後にやるべきこと
- エンゲージメントを高めたいツイートのときにやるべき4項目
・Twitterで交流する
・Twitterとセルフブランディングについて
- フォロワーペルソナ設計に必要な20項目
- ツイートのスタンスとポジショニングのやり方
- トンマナの揃え方
- 500人まで、1000人まで、それ以降のツイートの仕方
▼私の所属するHeaR株式会社の公式note
HeaR株式会社は、「採用のミスマッチを減らす」ために様々なサービスを提供しています。特に、候補者体験(CX)向上に着目した採用コンサルティングのサービスを展開しており、現在も多くの企業様のご支援をさせていただいております。ぜひご興味がある方は弊社のnoteもご覧ください!
▼HeaRで採用もしてます
スタートアップでがんばっております。ぜひ翼をさずけてください。