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1-5先手必勝!人は、食べたものでできている。

受験生たちの顔に緊張感が漂い始めるのは、いつ頃からでしょうか。

塾の先生方の話を聞くと、「夏を制するものは、受験を制する」というキャッチコピー通り夏期講習のあたりから受験生の顔つきが変わると言います。

今まで、楽しくアットホームな雰囲気でやっていた塾の運営も、規律を重んじ始めます。

・ 遅刻厳禁
・ 私語厳禁
・ スマホ持ち込み厳禁

という訳です。

厳しすぎるかもしれませんが、試合本番に向けて、テンションを高めていくスポーツ選手同様、受験生にとっても、緊張感を高めるとても大切なプロセスです。

そして、受験から6ヶ月前というのは、メンタルだけではなく、それを支えるフィジカルを整える期間でもあります。そして、この6ヶ月という日数は体調を整えていく上で一つの目安になるのです。

私たちの細胞は、常に新陳代謝を繰り返していますが、ここではざっくりと、「人間は、半年前に食べたものでできている」と考えましょう。

新陳代謝とは、細胞のリニューアルのこと。

体を大きな機械、細胞を精密な部品と考えると分かりやすいかもしれません。どんな機械でも、安定した性能維持のため定期的な部品交換は欠かせません。F1レースで、スピードを維持するために、頻繁にピットに入り、消耗が激しいタイヤやネジなどどんどん入れ替えていくのと同じことです。

細胞にも、一つひとつ有効期限があり、古くなった細胞を新しい細胞に交換することが必要なのです。ここで課題となるのが、では、「どのように」細胞をリニューアルさせていくのか、ということ。細胞の新陳代謝は、サイクルが速い腸は数日ですが、血液は4ヶ月、骨は5ヶ月かかります。コンビニエンスストアで売っているような菓子パンやカップラーメンで細胞を生まれ変わらせていくのか、それとも、バランスの取れた食事で細胞を生まれ変わらせていくのか。

少なくとも半年前から「食の選択」を見直すことが、子供の健康維持、体力作りに大きくかかわります。それが試験当日には、大きな差となって現れるのです。

試合に臨むアスリートのように、受験本番にあなたの子どもが、どのような体調でありたいのかを逆算しながら食事を選んでいく、戦略的な取り組みが必要なのです。

アメリカの臨床心理学者のアン・ウィルソンシェフは次のように述べています。
「健康は私たちが買えるものではない。しかし、とても価値のある預金口座になり得る」

試験本番には、日常ではありえないようなプレッシャーがのしかかります。その時に、子供の健康という預金口座に少なくとも半年分の親からの愛情たっぷりの「健康貯金」が入っていたらこれほど心強いものはありません。

「子どもは、体力があるから、大丈夫」という考えは即、捨ててください。親からもらった健康という資産を切り崩していては、子どもであろうともあっという間に使い果たしてしまいます。そうではなく、健康という資産に、さらに健康投資をすることで、健康という土台を高く安定させていくのです。

大切なので、繰り返します。
健康という土台を育てるには半年の時間がかかります。

直前では間に合いません。


健康マネジメントスクール
代表 水野雅浩

「健康を企業文化に」

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