#150 5分以内の食事に物申す!
お疲れさまです。
今日は、2023年11月29日(水)です。
本日は、「たけまる先生が物申す!」の第20話です。
さてさて、本日は以下の記事について物申します😀
いやーーーーーーーー、雑(^_^;)
説明がとっても雑って思ったのは、たけまる先生だけでしょうか(^_^;)
この記事の著者さん、だんだんと疲れてきたんでしょうか?(^_^;)
たけまる先生はどうしても、「なんで早食いは論外?」、「なんで15分以上で食べないといけない?」、「え?中断???」、なんてことを思ってしまうわけです。。。
早食いの問題点は、①「咀嚼回数の減少」、②「食事中の唾液の分泌量の減少」、③「満腹感の不感」、④「血糖値の急激な上昇」などが挙げられるのかなって思います。
①咀嚼回数の減少
咀嚼回数が減少することで、食べ物はあまり噛み砕かれずに内蔵に送られることになります。
そのため、その後の消化のための食べ物の分解は内蔵によって行われ、しっかりと噛み砕かれた食べ物よりも、消化までの処理に負担がかかってしまいます。
また、咀嚼によって咀嚼筋が刺激されると視床下部からヒスタミンの分泌が促進され、満腹中枢が刺激されます。
すなわち、咀嚼によって、より満腹感を得やすくなり、食べ過ぎを防ぐことができるということです。
②食事中の唾液の分泌量の減少
食べ物を噛むと、口腔内には唾液が分泌され、食べ物は唾液と混ぜ合わされます。
このとき、食べ物は唾液によって柔らかくなり、噛み砕きやすくなります。
また、唾液にはアミラーゼという消化酵素が含まれています。
アミラーゼは、お米やパンといった炭水化物に含まれる「デンプン糖」を分解して吸収しやすくする酵素です。
ここで、糖は、ブドウ糖や果糖といった「単糖」と呼ばれる状態まで分解されないと体内に吸収できません。
そして、糖の分解・消化吸収は小腸で行なわれます。
そのため、米やパンなどの炭水化物(糖質)を食べるとき、良く噛んで唾液によってデンプン糖を分解しておかないと、小腸への負担が非常に大きくなってしまいます。
なお、唾液には次のような成分と働きがあります。
リパーゼ → 脂質を分解
アミラーゼ → でんぷんを分解
ペルオキシダーゼ → がん予防
ムチン → 粘膜の保護
アルブミン → 乾燥の防止
リゾチーム → 抗菌作用
ラクトフェリン → 抗菌作用
パロチン → 老化防止
プチアリン → 糖を分解
つぎに、 唾液には殺菌・抗菌作用があり、口内の細菌を洗い流す自浄作用があります。
分泌量が少なくなれば当然これらの作用も弱くなり、細菌やウイルスなどが侵入しやすくなるし、虫歯や歯周病、口臭などのリスクも高まります。
③満腹感の不感
よく噛んで食べれば、少ない量の食事でも満腹感を得られることが知られています。
よく噛むことで、食欲をコントロールする満腹中枢という脳の部位を刺激するからとされています。
脳の満腹中枢が刺激される前に食事が終わってしまうため、食べ過ぎや間食の過多につながります。
④血糖値の急激な上昇
食べる速度が速いと食べ物の消化・吸収が速くなり血糖値の上昇を招きます。
まず血糖値、すなわち血液中の糖が急激に上昇すると血管内部にダメージを与えることになります。
同じ食事をしていても早食いでは血糖値がより上昇します。
すると、急激な血糖の上昇を抑えるためインスリンの分泌が短時間で急激に増えます。
インスリンは筋肉と脂肪組織にブドウ糖を取り込み、血糖値を一定の範囲に保つ働きがあります。
脂肪組織に取り込まれたブドウ糖は中性脂肪に変えられます。
これが、インスリンが「肥満ホルモン」とも呼ばれる理由です。
では、ここで早食いを防ぐ方法をご紹介します。
さてつぎに、記事の中の「15分以上かけて食べよう。」という記載の出所を探っていきましょう。
これは「満腹中枢」と関係します。
満腹中枢は脳の視床下部にある器官で、食べ物に反応して体に満腹感を伝える働きがあります。
食べ物を摂取すると血液中のブドウ糖(血糖)の量が増加し、血糖値が上昇します。
満腹中枢がこれを感知し、「これ以上食べる必要ない」と体に伝えます。
そして、人間が「満腹」と感じるまで、すなわち満腹中枢が刺激されるまで、すなわち満腹中枢が血糖値の上昇を感知するまでには、食事を始めてから、だいたい15分以上とか20分以上の時間が必要だと言われています。
早食いの人は満腹中枢を刺激するまで食べ続けてしまうので、食べ過ぎに陥りやすいということです。
なお、満腹中枢を刺激するのが、食欲を抑制するホルモンである「レプチン」です。
レプチンは、脂肪細胞から分泌されるホルモンで、満腹中枢を刺激して食欲を抑制します。
また、交感神経を活性化させて脂肪を燃やし、エネルギーの消費を促すことで肥満を抑制する作用もあります。
レプチンは「食欲抑制ホルモン」や「抗肥満ホルモン」などとも呼ばれます。
言い方を変えると、レプチンが多く分泌されるのが食後約20分後ということです。
時間をかけて食事をすることは「レプチン」を多く分泌し、満腹感を得るためにも大切だということです。
最後にゆっくり食べることへの効果効能をまとめます。
今日はここまで。
ありがとうございました~❤
P.S.
「1時間くらいかけて食べるのはどーお?!」、「いっぱい咀嚼すると顎の筋肉が発達して顔がでっかくならない?!」って思っているそこのアナタ!
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