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長女がついに入園した

ドキドキしながら参加した入学式。次の日から始まった親子登園。
文字通り「ずっと一緒にいた」三年間。初めての登園はどんな気持ちになるんだろう。それはそれは、娘も私もソワソワしました。次男がすでに通っている園なので、先生のことも園の方針もよく知っています。安心して任せられる場所があるのは親子ともに本当にありがたいことです。

ドキドキしながら靴を脱ぎ、朝の準備を一緒に始めました。不安なのかな。娘は近くの洗面所に行くのも手をつなぎます。でも初めて見るおもちゃに、フレンドリーに話しかけてくれるお友達に、少しずつ少しずつ娘の心が和らぐのを感じました。嬉しそうにはにかむ表情に、私の張りつめた心も和らぎます。

落ち着いて椅子に座り、先生のお話を聞く娘の姿に何とも言えない気持ちになります。そして椅子に貼ってある娘のなまえを見て「先生が娘のために用意ししてくれていたんだな」とか、「娘には新しい居場所がもう一つあるんだな」とか「私とは一緒にいない時間が出来るんだな」とか、嬉しいんだか寂しいんだか。母の心は忙しい。

この後も数日間、午前保育の日が続くのだけど一番に感じたことが「ほっとした」ということ。気持ちがラクになったのです。今まではしつけも、社会のルールも全部私が教えなければいけない!体をしっかり動かすために朝はお散歩、ごはんも栄養が不足のないように!とたくさんのことを背負っていました。ワンオペなのでなおさら「すべては私にかかっている」と思い必死でした。

だけれども園で娘を見ていると何かふっと軽くなった瞬間があったのです。なんでだろう。

しっかりと娘の気持ちに寄り添いながら接してくださる先生の姿を見て、その責任を「一緒に背負いますよ」と言ってもらったような気がしたのかな。

「子どもはみんなで育てればいいんだよ」
「お母さんだけが背負わなくてもいいんだよ」

これは以前に園長先生にもらった言葉なんだけれども。ほんとうにそうなんだとじわじわ感じています。「一人でせねば!」と気負っていたの私だけでした。

「困っています」「つらいです」「助けと欲しいです」と言うのは少し勇気が必要です。でも勇気を振り絞ってその一言を口に出してみると、手を差し伸べてくれる人はたくさんいました。

安心して子どもを預けられる場所があって本当に良かったと思わせてもらう瞬間がたくさんあります。親子登園をさせてもらえた日々は私にとっての宝物になりました。

ステキな日々をありがとうございます。そしてこれからも親子ともどもよろしくお願いします。

そう心の中で唱えながら娘と私の親子登園は終わりました。
さぁいよいよ一人での登園が始まります。大丈夫かな。できるかな。

またまたドキドキする母です。

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