そうだった。わたしは就職難民だった。
4月1日。そう、新年度だ。
桜の開花とともに、心をあたらしくする季節がやってきた。
SNSはエイプリルフールで「しめしめ。どんなウソで驚かそうか」とニヤニヤしながらスマホを握りしめる祭りの開催だ。
そんな最中、あるツイートが目に飛び込んできた。
なぜこのtweetが目に止まったかというと、
何を隠そうわたしも「国家試験に受かったのに卒業年に就職が決まらずに、4月1日を無職で過ごしたから」だ。
いや、忘れてました。心の底から忘れてた。
理学療法士は国家資格であり、多くの病院やクリニック、介護保険施設などで使うことができる、いわゆる「食いっぱぐれのない仕事」となっている。
これはひとえに「たくさん就職先がある」からであり、給与もそれなりに「生活できる」レベルだからです。
わたしが学生になる2005年頃には専門学校や大学のホームページには当時「XX年連続 就職率100%」を高らかにうたう文字が踊ってた。
その「100%」の文字を消し去らせた1人が、わたしでした。
当時は落ち込んだ記憶があるが、なぜ忘れてしまっていたのだろう?
2つの理由があると思う。
①それで不利益を受けなかったこと
②結果的に良い職場と巡り会えた
この2つを胸を張って言えるからだと思う。
就職が決まらなかったことは何だかダサいですが‥…。
その後、就職が決まったのは5月12日。
ソメイヨシノが終わり、八重桜が咲く時期に就職をした。
需要は無いと思うが、4/1就職できなかったあるあるネタを仕込んでみる。
・遅れての就職で、同期であるはずのセラピストが「先輩」に見えちゃう
・同期セラピストから病院「虎の巻」を教えてもらう
・入職時期が中途採用っぽいのに、新卒だから目立つ
・同級生が新卒の悩みを情報交換する飲み会に呼ばれない
・ゴールデンウィーク過ぎてからの就職なので「五月病」が通用しない
こんなところだろう。
書きながら笑えてくる。
最後に、私へ来た質問ではありませんが、
この質問者さんひとりへ向けて書きたい。
大丈夫です!
わたしは新卒就職が5月12日になろうが、
同期が先輩に見えようが、同期に虎の巻を教えられようが、
目立とうが、飲み会に呼ばれなかろうが、一人で六月病にかかろうが、
今では、
ちゃんと「必要」とされて、
ちゃんと「ありがとう」と言ってもらえて、
ちゃんと家族と生活ができている人生になっています!
変な目で見られるような不利益なんてありませんでした!
むしろ、焦らずに情報収集して良い職場と巡り会えました!
なにも気にせずに、突き進んでください!
あなたへこの記事を書くために、あの日々を過ごしたのだと分かりました!
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