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肩関節 第7回 《結帯の可動域制限》
結帯の制限因子で、肩甲骨を上げられる方がたまにいらっしゃいますが、
肩甲骨の可動性やアライメントは、結帯の制限因子にはなりません。(極度に肩甲骨が内旋・前方突出している場合は制限になるが、、、)
結帯は、肩甲上腕関節の内旋可動域がすべてです。
また肩甲上腕関節の内旋可動域は学校で習ったROM検査では評価できません。
上肢を下垂したまま、Passiveで内旋させ、肘頭が真横からやや前方を向けば正常可動域(90°~100°)です。
結帯の評価は橈骨茎状突起でしましょう。
母指などでしてしまうと、手関節の撓屈など、他の因子が入ってきてしまいます。
臨床的に制限因子で一番多いのは、棘下筋の硬化です。リリースをかけ柔軟性をだせば可動域がでます。
逆に、棘下筋の圧痛(滑走障害)がなくなり、それでも結帯が改善しない場合は、関節包性や筋短縮が考えられます。その場合、改善は難しいか時間経過を要します。
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