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YouTubeにアップした自作曲『曙光』に込めた「うちの子」スピリット

自作曲『曙光』をYouTube上に公開しました


私のページをご訪問くださいましてありがとうございます。

先だってnoteの記事でお書きしました自作曲『曙光』のミュージック・ビデオを、YouTubeYouTube Music上に公開しました。

この曲は"Urban Life"とは打って変わって、パイプオルガンとクワイアとベルによる讃美歌風のリラクゼーション・ミュージックとなっております。

YouTube Music 上では、この曲の前のバージョンをアップしていたのですが、今回演奏からミックスからマスタリング、そして動画制作に至るまで、根本的に自分でやり直してみたものです(*^^*)

こちらがそのYouTube動画になります。静かなインスト曲ですので、どうぞ安心してご視聴くださいませ。


自作曲に込めた「うちの子」スピリット

『曙光』創作の背景と長女の自閉症スペクトラム特性

今回ご紹介する『曙光』は、長女が三歳の時に、私が長女の顔を見ながら作曲した作品です。

「曙光」とは「あけぼのの光」という意味で、そこには「希望の光が射し込んで来る」という意味が含まれています。

それは私にとってはまさしく、二人目の娘を授かった頃のわが家の心象風景のイメージでした。

妻と娘たちとで希望を持ってこの新しい家族を築いていくんだという気概を胸に懐いて、私は前を向いて懸命に子育てをしていたのです。

来春小学校に入学する予定の長女は、三歳の頃には既に神経発達症の疑いで地域療育センターや医師のお世話になっていました。

長女は生まれながらにして音感や美的センスが鋭く、例えばバッハのゴルトベルク変奏曲の冒頭部のハープシコードの音を生まれて初めて聞いた瞬間に、「あ、これ、いい曲だよっ!」と喜んでいたエピソードがあります。

長女には自閉症スペクトラムに典型的に見られるさまざまな発達上の特性があり、それらに対しては親や教師が工夫して対応する必要があります。

しかし、娘に対応の難しい発達特性がある現実が、彼女の価値を少しも減じることはありません。

娘が自閉症スペクトラムであろうがなかろうが、娘は大切なわが家の「うちの子」ですからね(*^^)v

今なお聞こえる祖母の「うちの子だからね」の声


子どもの頃に私が何か厄介事を起こしたとき、私を育てていた祖母は関係者にお詫びしつつも、私に対しては「あなたはうちの子だからね。気にしなくていいんだよ」と声を掛けてくれたものでした。

その温かい祖母の言葉と柔らかい声が、どれ程私を慰めてくれたかわかりません。

私が学校で何か厭な思いをしたり、実の親に虐待されて親元から祖母の家に避難して来た時には、祖母は「あなたが優しいってことは、おばあちゃんはよく知ってるよ」と穏やかに声を掛けてくれたものでした。

私が祖母から戴いた優しさと温かさは、今でも私の内なる規範となり愛着モデルとなって生きています。

育児は親馬鹿なくらいでちょうどいいかもしれません

この頃では「うちの子だから」とわが子を肯定する言葉をあまり聞かなくなりました。自分の子どもを大切にしていると、とかく「親馬鹿だ」と批判する声すら聞こえます。

しかし、親がわが子に対して親馬鹿であって、いったい何が悪いのでしょうか。

子どもは失敗したり躓いたりしながら、「うちの子だからね。いいんだよ」と子どもを労わる親の温かい眼差しに励まされ守られつつ、躓きを乗り越えるレジリエンスの力を身につけていくのではないでしょうか。

この前まで小さな赤ちゃんだと思っていた長女もあっという間に大きくなり、来春は早くも小学生になります。時間の経つのはほんとうに早いものですね(^-^;

長女は小学生になったら、特殊な支援を受けつつ集団生活に入っていくことになります。もしかしたら、長女も学校集団や人付き合いの中で時に躓いたり厭な思いをすることもあるかもしれません。

そんなときには、私を愛してくれた今は亡き祖母の声にこころの内で耳を澄ませながら、子どもたちに対して「あなたはうちの子だからね。だいじょうぶだよ」と温かい声を掛けられるような親でありたいと私は思っています。

今回皆さんにご紹介した「曙光」というタイトルに込めた私の想いは、私が子どもたちに対して親馬鹿なくらいの味方であり続けたいという祈りと願いです。

そしてまた、世の中の親御さんたちの間に少しでも「あなたはうちの子だから気にしなくてもいいんだよ」という思いが伝播していくといいなと私は思っています。

あなたも一期一会の出逢いの中で知り合った大切な存在です。

私は私の拙い記事にスキをくださる方々に対しても、またフォロワーの皆様に対しても、いつも心からのリスペクトを以って感謝しています。

この「うちの子」スピリットが少しでも広がって行き、生きにくい子どもたちが少しでも生きやすくなりますよう祈るものです(*^^*)

結びのご挨拶

残暑厳しい今日この頃ですが、どうかあなたが健康で幸せでありますように。

今日は自作曲の『曙光』に寄せる私の想いとして、「うちの子」スピリットについてお書きいたしました(*^_^*)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝いたします!

Koki Kobayashiがお届いたしました。

サポートしていただけたら感謝の極みです。頂戴したサポートはクリエイターとしての私の活動資金に使わせて頂きますが、同時にまた、私が協同しているこども食堂への寄付にも充当させていただきます。その子ども食堂はGhana出身のトニー・ジャスティスさんが運営する「ノヴィーニェ」です!