“糖尿病塾 「オヤツの食べ方~夏編~」
糖尿病外来で患者さんを診察していて近況をお尋ねすると、「いつもと一緒です。」
というお返事をよくいただきます。
これが中々の曲者で、数値がパッとしない場合は大抵「自分の行動をほとんど吟味せず、いつも通りに過ごしました。」という意味と殆んど同義なのです。
日常から自分自身が何をしているのかに注意がいってない状況なのです。
日頃から自分がどんな物を飲んだり食べたりしているのか、生活のリズムの変化やストレスの状態、運動量など、よく観察してくださいね。
基本的に観察する習慣がある方は自然と自分を観察するものですが、今まで気をつけたことがない方にとっては最初はやろうとしないとできません。
そもそも自分自身や食に興味がないと、あまり捉えることができません。
そして捉えることができないと、変えることもできませんね。
まずは、「自分がどんな理由で何を食べているのか」を毎回観察するといいです。
例えば
そんなにお腹が空いている訳ではないのに、周りにつられて食べてしまっていることはありませんか?
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