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“糖尿病塾”眼底出血(合併症続編)

健診で糖尿病と診断されてから約8年放置していたTさん。
ある朝起きたら片方の目の前に大きな黒い塊がある…!
黒いカーテンで片方の視界が塞がれているような具合で、物を見るのがとても大変です。
それにこれでは車の運転は無理です。

慌てて眼科に行くと糖尿病の三大合併症の一つの「網膜症」があり、黒いカーテンの正体は「眼底出血」だと説明を受けました。
Tさんは長年糖尿病を放置して来たことで、いつの間にか網膜症が進んでいたのでした。
通常は糖尿病の発症後、数年~10年で網膜症と診断されることが多いです。
ただ糖尿病のコントロールの目安であるHbA1cが7%以下だと網膜症に限らず、合併症は大変起きにくいです。

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