想像と想像と想像 #29
「ドラゴンボールからみる人格診断」
はじめに断っておくが、今回の話はドラゴンボールをある程度履修しているという前提で成り立っている。
ただ、ドラゴンボールを見たことがない人のためにも、知名度の高いキャラで考察しよう。
今回の想像のテーマは、好きなドラゴンボールのキャラを聞き、答えたキャラでその人の人格がある程度分かるのではないかというものである。
これは僕の偏見の極みであるので、当てはまった人が気に病む必要は全くない。
まず、悟空が好きと答える人。
そんな人は、この世に存在しないのである。
子供の頃は「ごくう!」と即答できたにも関わらず、大人になると主人公の名前をあげることに少し抵抗感を覚えるからだ。
ワンピースの好きなキャラで、ルフィという人がほとんどいないのと同じ話である。
客観視してみると、すこぶる気持ち悪い現象といえる。
次に、悟飯と答える人。
若干厨二病が混じっている人である。
父親の悟空よりも戦闘センスがあると言われている悟飯。
たしかに、小中学生のころは童心を燻られたものだが、大人になっても同じようなことを言っているのは少し厨二くさい。
ただ、堂々と悟飯と即答できる人は尊敬に値する。
ベジータと答える人。
これは、女性に多いように思われる。
最初はヒールだったのに、途中から主人公の好敵手として手を組むようになり、子煩悩な一面も持つ。
そんなベジータを推す女性も多いことであろう。
ベジータ推しは大体、大して人の深い部分を見ようとせずに生きている能天気な人である。
たしかにベジータは、表向きの設定はかっこいい。
ドラゴンボールでは、仲間の死や大切な人の窮地などで涙を流すというシーンがよく見受けられる。
では、ベジータはどうであろうか。
なんと、彼は自分のためにしか涙を流したことがないのである。
そんな、きたねえ花火、、
あっっ きたねえ涙しか流すことのできない彼の本質を見抜くことができさえすれば、推しキャラに彼をあげることはないだろう。
ピッコロやクリリンと答える人は、基本的にいい人である。
どちらのキャラも人情味に溢れており、安心して見ていられる。
ただし、少し時間を置いてからピッコロと答える男性には注意するべきである。
少しでもよく見られようという下心が丸見えだからである。
じゃあそういうお前はどうなんだと思っている方も多いだろう。
天津飯一択である。
チャオズとの師弟愛。
ベジータ戦での栽培マンへの激怒。
セル戦で気力が尽きるまで放った気功砲。
あまり強くないため描かれたシーンは上述したキャラよりも少ないが、どのシーンからも彼の責任感の強さを感じることができる。
このキャラが好きな人の特徴として、八方美人であるにも関わらず、自分の軸は持っていたいというあまりにも矛盾したものが挙げられる。
天津飯と答えて、否定される要素はあまりない。
しかし少しでも個性を出そうという魂胆から、天津飯という答えになってしまうのである。
1番ダサいといえばダサい。
今回は簡単にキャラ人格考察を行ってみたが、「このキャラはこういうヤツじゃね?」
というご意見がある方は、ぜひDMで教えて欲しい。
また、世界最強をかけて戦い続けるこのドラゴンボールという名作に興味を持った方がいれば、ぜひ読んでみて欲しい。
世界最強といえば、日本が誇る名馬イクイノックスの引退が発表された。
こいつは今日これを言いたかっただけなんじゃないか?と思われた方。
静かに画面を閉じ、今僕が抱いている悲しみにそっと寄り添って欲しい。
僕には今、ピッコロとクリリンの如き優しさが必要なのである。
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