経験と読み

 note開くのすら何カ月ぶりか…
 前回の投稿からかなり時が過ぎてしまったが、ネーションズリーグが終わった今、あえて今ディグについて自分に向けて何を考えているのかを整理してみたいと思う。

 最近、インスタのおすすめえよくバレーボールの上達方法という投稿がたくさん出ててとてもためになる反面、いや、その表現ではないな~とか思う事もしばしばある。結局記事になっているということ伝達の媒体が文字、言葉でしかないためフィットする言葉、フィットしない言葉で感じるしかないというのが悲しいことだと思う。だから、経験や体験って感じたことをそのまま伝えることが難しい。

 それはさておき、今日の本題。ディグをどうやっているか。について。

 僕はほぼ100%自分の読み頼り。あくまで、大学生がサークルでバレーボールをするレベルの話。でも、大半の高校生や中学生でも共通する部分はあると思う。
 ディグなので、後衛にいる前提で考えると、相手コートでトスが上がってポジショニングを変化させる。ディグで最も大事なのは相手のスパイカーが打つときにどこにいるか。正しいポジショニングができているかでレシーブできるかが決まるといっても過言ではない。なので、読みですることは、相手が打ちたいところを予測して打つスペースを潰しに行くということだと思う。

 バレーボールって、6人で9×9のコートを守る陣地取合戦をしているわけで、相手の攻撃方法、攻撃場所をどんどん小さくしていってチャンスボールをもらうことができればこちらから相手が対策できないような攻撃を仕掛けられるよーといったようなスポーツだ。

 まあまあレベル高いサークルであってもスパイクをクロスとストレートに両方強く打ち込める選手は少ない。基本クロスには叩けるけどストレートはブロックアウトで点を取るくらいの選手ばっかりだ。なので、ディグに関してクロスはしっかり構える必要があるけどストレート側の人は足が動く程度に構えれば基本問題がない。何なら、クロスに打てない軟打がやってくると思って、チャンスボール待ちをするのが基本的だ。


 クロスはブロックと被らないようにしっかり待つ、ストレート、バックセンターは足が動くようにというのが基本だとして、ブロックとの兼ね合いもあるのがディグの面白いところ。
 ブロックは基本、0.1.2枚のどれかだと思う。単純に考えれば2枚の時は引きのシフト、ブロックが1枚経るごとに1歩ずつ前に詰めて待つのが基本だと思う。あとは、反射神経磨いて上に上がれば上出来という感じ。

 かれこれ10年近くバレーボールをしていると、基本的に体験したことあるプレーばかりで試合が構成されていく。なので、体験したことない場所には基本来ないと捨てて守っていても特に問題はない。例えば、アタックラインの前に強打が来るのはトスが近くてブロックの位置が的外れの時であったり、コートのサイドライン上やエンドライン上にピンポイントに落とせる人はそうそういないからかなりコートの内側にいてもジャッジは難しくない。ブロックと被らないところにいればボールは自然とやってくる。でも、中学生の時や高校生の時はポジショニングができていなかったというのが今になってよくわかる。


 自分だったらここに打つだろうとか、この打点の人には打てないコースがあるとか、この人はこれができないとかを知ることで初めてポジショニングがうまくなるんだと思う。

 経験を超えるには知識で経験を埋めることだと信じているので、ディグに必要な知識を少し書こうかと。バレーボールの前提をしっかり理解できているかというのが大事なんだと思う。まず、ボールはネットを越えなければやってこない。なので、ネットから打ち手が高いところにいなければ上からという軌道にはならない。単純に、打点の低い選手がどう打とうと、ネットからトスが離れれば離れるほどコートの隅にボールが来る傾向がある。逆もそう。打点が高い人はボールが鋭角に来るということ。これはポジショニングを考えるにあたり結構大事。
 また、得意コースはたいていの人はほぼ1コースしかない。なので、得意コースは潰して他は軽く取ればいい。

 綺麗にディグする話ではなく、ポジショニングをどう考えて動くかの回でした。綺麗に上げるには自分の型を見つけるのが良いかと。あとは量量量。


以上。ではまた。

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