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「食事」が苦手

自分の特徴を伝えるのに一番しっくりくる言葉は「食事が苦手」かもしれないなあ、なんてぼんやり考える時があります。お腹が弱いので、量もあんまり食べられないし、自分の体に合わない食べ物もあったりします。


物心ついた時から、少食だった

おにぎりとお味噌汁。幼稚園生〜小学生の時はこれが私のいつもの朝ごはんでした。でもこれがすっごく苦手で。朝起きたばかりで食欲もないのに、食べなきゃいけないというのがつらかったです。おそらく便秘気味だったし、当時から胃腸の動きも活発ではなく、少食だったのでしょう。でもお母さんが私のために作ってくれたおにぎり、残したくもない・・・。

お父さんや兄がそれぞれの朝食をさっさと平らげて食卓からいなくなっていくのを尻目に、おにぎりとお味噌汁を30分くらいかけてちょびちょびと食べてました。

早く食べないと遅刻するし、遅刻したら周りに迷惑がかかる。でも食欲なくて食べたくない。板挟みな感じだったんだろうなと思います。

「食事」が怖かった時期

時を経て大人になり。実家を出て自分で食事を準備するようになったタイミングと、仕事のストレスが高まっていた時期が重なり、気づいたら食事の摂り方が乱れていました。

まず朝。テレワークでしたが、始業ギリギリに起きるので、朝ごはん食べる時間がない💦 そして何よりも食べたいなあという気持ちもない。あとで書きますが、日中のストレスから解放された勢いで前日の夜に腹11分目くらいまでお腹いっぱい食べてしまっていることもあり、朝起きると胃がもたれてムカムカし、全く食欲がありませんでした。

仕事していると徐々に小腹が空いてくるので、仕事片手におせんべい数枚を食べたり。味噌汁だけ飲んだり。

お昼は大抵パン1〜2個をかじるだけ。胃はまだムカムカしているし、何より、食べるとグロッキー状態になったり気分悪くなったりしたらどうしよう?と不安が押し寄せてきて、食事することを怖く感じていました。

夜は一日仕事してエネルギー消耗し、飢餓状態という感じでフラフラ。
今思えば低血糖状態だったんだろうなと思います。
なので夜はばくばく食べてました。仕事も終わった!という解放感もあり、ご褒美でデザートのおやつまでがお約束でした。
デザートには、ちょっと高めの良いクッキーとか、チョコレートとか食べていました。
やっとお腹も空いて、食べ物を美味しく感じて、「生きてるなあ〜涙」という感じ。食べ物を美味しく感じることの心地よさ。
でもそんなふうに、日中の反発で夜にぎゅうぎゅうにご飯をお腹に詰め込むので、次の日の朝も胃もたれして食べられない・・という悪循環に。

そして今。人との外食は苦手

あれから数年たち、自分の生活スタイルを見直したことで、今では、1日3食、規則正しく摂ることができるようになりました。
自分の体に合う食べ物や量もわかってきたので、それに合わせた食事を積み重ねて、以前より胃腸も健康になり。商店街の店先のメニューを見て「こういうの食べたいな!」という食欲も出てきたり。

でもやっぱり、イベントとしての食事は苦手だなあと思います。
家で食べる分には量や内容を調整できるのでいいのですが、
人とあらかじめ約束して、外で食べるのはいまだに苦手意識がある。
特に格式ばった場面での食事。理由を考えてみました。

  • タイミング:約束の時間にまだお腹が空いていないと、いざ食べ始めても胃が食べ物を受け付けなくてつらい

  • 量:外食って量が多い。ご飯少なめで・・とかで頼んでも、まだ多い笑 食べきれなくて残すの心苦しい・・

  • 味付け:クリーミーな味付けや、脂っこかったり、辛かったりするのは私の胃には刺激が強いらしく、食後もたれる

こう振り返ってみると、私が人との外食が苦手な理由は、当日の約束の時間に向けて自らのコンディション(お腹を空かせるとか)を整えたり、お店でメニューから一番自分のお腹に問題のなさそうな料理を探したり、というのが自分の中で気疲れしてしまうからかもしれないな。

自分の体が食べたいものを、食べたいときに、食べたい分だけ

大人になって、自分で自分の食事を準備するようになって。私は今が一番自分らしく生きることができているなあと思います。

自分の好きなもの・苦手なもの、自分の今の体調、どうしたいか?という心の声へ耳を傾けることができるようになってきて。そしてそれを少しずつではあるけれども、周りの人に伝えられるようにもなってきた。
外食の話で言えば、友達にアラカルトのお店を選んでもらったり、注文の時にお店の人に頼んで量を小盛りにしてもらったり。あとはそもそも人と会う約束の時間帯を、食事ではなくお茶の時間にしたり。

これからも、「食事が苦手」なりに、自分が無理して食事をすることがないよう、自分の食事を整えていきたいなあと思っています。

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