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【東大医学部直伝】高3からで間に合った勉強方法(理系科目)


はじめに

このnoteでは私が高3から受験勉強を本格的に始めて、東京大学に現役で合格した方法を書いていきたいと思います。なお、私は私立の受験で早稲田大学、慶応大学、また私立医学部御三家の一つに合格しており受験は全勝しておりますので、それらの大学を目指す方にも参考になるかと思います。

※この記事を書くのにかなりの時間と労力を割いたことと、また希少性を保つために途中から有料とさせていただいておりますが、受験勉強の方針や方法について悩んでいる方にはほぼ間違いなく役に立つと考えておりますのでよろしくお願いします。
※ありがたいことに記事購入数がかなり増えてきましたので、買った方の利益保持の観点から値上げさせていただきました。
※最終更新2023/3/2

他の記事でも書いた通り受験生時代の私は、もちろん受験勉強自体が大変だったということもありますが、どの参考書をどのような順序で使えばいいのかということに非常に頭を悩まされました。

書店でパラパラと参考書を見ても、受験勉強始めたての私にはどれがどの程度の難易度なのかちんぷんかんぷんで、何度も書店に行き、大して参考にならないネットの記事をずっとぐるぐると検索して読んでいました。どうにかこれがいいんじゃないかと思って購入したものの、結局使わなかったという参考書も結構な数がありますし、まだこれは難しいなと思って一旦やめてもっと簡単な参考書を探しに行ったこともあります。

インターネットではこの参考書がおすすめ!!といった記事が割とありますが、前の記事で書いたように、本当に東大生が書いたのだろいうかという怪しげな記事や、「東大二次試験の○○で満点とった私が使った参考書」といった記事ばかりです。東大二次試験の特定の科目で満点取れるような人が使った参考書なんか全く参考になりません。そもそも受験勉強のスタート時期が違いすぎて、少なくとも受験生時代の私にはあまりピンときませんでした。
(※私がどれだけ数学と物理を苦手としていたかは「東大受験について」という記事の東大同日模試の結果を参照していただければわかるかと思います。)

試行錯誤の末、自分にあった参考書をその都度見つけて進めていったのですが、「自分のやり方は合っているだろうか」と不安な気持ちを抱えたまま受験勉強を進めていました。
私はそんな過去の自分に向けて書くつもりでこの記事を書いています。自分が抱えていた不安が解決できるように、かなり詳しく書いたつもりです。

受験において、単純な学力が最も大切なのは言うまでもない話ですが、情報というものも非常に重要な要素であると私は考えています。東大に何十人、場合によっては何百人も進学するような高校と、東大に進学するような人がほとんどいないような高校では大きな情報格差が生まれ、それは少なからず受験の合否に影響してくるのではないでしょうか。もちろん、どの参考書を使っても結局合格できてしまうような人はいるでしょうが、参考書の進め方に不安を抱えている人にはぜひとも読んでほしいと思っております。

この記事では数学・物理・化学、つまり理系科目について、高3の4月からどのようなタイミングでどの参考書を使ったか、そしてどのように参考書を利用していったか、ということを書いていきます。

なお、この記事に書いてあるのはあくまで私が実践した方法であり、これをこのまま行えば100%東大に合格できるというわけではないのでご了承ください。ただし、無理難題を要求したり最初から高い水準に達していることを前提としている記事ではないので、高い再現性のある記事であると考えております。

かなり基礎的なことから学べて、塾に行かずとも東大合格できるだろうと思われる方法を書いたつもりです。もちろん塾で授業を受けるつもりのある受験生でも、塾で配られたもの以外に日常的にどのような参考書を使えばいいのかという悩みはあると思いますから、参考になると思います。

※私の予想より多くの方に購入していただいているので、予告なく値上げする可能性があります。ご購入をお考えの方はこの点に関してもご検討ください。

※「買いたいけど、どんな内容かわからない」というお話を頂いたので、数学の一番最初のみ公開しています。これを見て、有料部分の内容を知ってもらえればと思います。

また、英語・地理についても書いているのでそちらもご覧ください。



数学

以前投稿した東大同日模試の結果を見ていただければわかると思いますが、私は数学がとにかく苦手でした。学校の試験ですらあまりいい点数が取れなかったです。東大受験本番も、特別高い点数を取ることができたわけではないですが、1年間努力した結果、全体の足を引っ張るような点数を取ることはなくなりました。
どのような順序で問題集を進めていったかを説明していきます。私は、問題集を選ぶときは解説のわかりやすさを重視して選んでいたので、それを念頭にここからの記事を読んでいただければと思います。

高3の4-6月

とにかく数学が苦手だった私は、難しい応用問題を解く前に、まず基礎を固めたいなと思いました。そこで私が解いたのは大学への数学が出版している「1対1対応の演習シリーズ」です。

この問題集は数学が得意な友人に、私のレベルで使うべき問題集を聞いて勧められたものなのですが、割と薄くて名前もなんだか簡単そうなので、正直解き始める前は「あんまりためにならなそうだな」と舐めていました。

しかし、実際に問題集を解いてみると勧められた理由がよくわかりました。
私は、数学の基礎を固めるにはチャート式のようないわゆる網羅式の分厚い問題集を一周しなければいけないとそれまでは思っていました。しかし、この「1対1対応の演習シリーズ」では受験数学で必要なところがしっかりと取り上げられているので、このシリーズをしっかりと解いた後は分厚い網羅系問題集を解かずとも、入試の典型的な問題にはある程度対応できるようになっていました。

この問題集の良い点は何よりも解説が非常にわかりやすい点です。数学の問題集で解説のわかりやすさは非常に重要な要素です。
また、分野ごとに分かれているので自分の苦手なところだけを解くのも良いと思います。私も、数学IIIに関しては全て解いたのですが、数学IA、IIBは苦手な部分だけを解きました。

使い方としては、まず全部やろうとするのではなく、ほかの問題集を解いていて解けなかったり、定期試験でよく分からなかったりと、自分で基礎が固まっていないなと感じているところを重点的に解いていきましょう。もちろん、時間がある人は全部解くことが為になることは間違いないので、全部解いてください。

これを読んでいる方は私と同じように数学が苦手な方ばかりだと思うので、一周目で解けない問題もあると思います。しかし、それは全く問題ないです。実際私も結構な数の解けない問題がありました。

10分考えて思いつかなかったら答えの最初の部分を見てみます。するとなんとなくですが、こういう方針で解くのかなと分かるときがあります。方針がわかったら、そのまま続きは答えを見ずに解いてみましょう。もし見ても分からなかったら答えの続きを読んで理解してみます。

分からなかった問題は解答を読んで理解するだけではなく、その問題が解けるようになるだけでは意味がないので、次に繋がるように何故その解法を使用したのかという点を意識して読みましょう。



※「1対1対応の演習シリーズ」でも全然難しいよ、という方は、「プレ1対1対応の演習シリーズ」というものがあるので、そちらから手を付けていくのもいいかとおもいます。私も手にしたことがありますが、”プレ”とつくだけあって「1対1対応の演習シリーズ」よりも易しく、「1対1対応の演習シリーズ」に入るための足がかりになるでしょう。

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