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高タンパク低糖質食で体調不良になったけど解決したことのまとめ

3年前に交通事故に遭ってから、更年期と相まってかなりの体調不良になりました。

事故の後遺症で首が痛くて、体が一日中だるくて仕方がありませんでした。

そのため、健康を取り戻すため、食事を見直すことにしました。

交通事故以前の食事は、完全菜食主義者で、卵も牛乳も取らないヴィーガンでした。
今考えれば、これだとタンパク質不足で、当然怪我は治らなかったのだとわかります。

いろいろ調べているうちに、こちらの本を参考に、食事を高タンパク低糖質食に切り替えることにしました。

で、実際にやってみると、さまざまな体調不良になりました。

  1. タンパク質を消化できない

  2. 下痢

  3. 食後血糖値の急上昇

  4. 体内アンモニア発生によるだるさ

3年かかってこれらの体調不良を一つ一つ解決したので、簡単にまとめておきます。

最初の体調不良:タンパク質を全く受け付けない

ヴィーガン経験約10年。動物性タンパク質を、消化器系が全く受け付けなくなっていました。

食べると瞬時に吐き気と下痢の襲われ、
「自分には無理じゃないか?」
と、何度も挫折しました。

でも、いくらヒーリングをしても、ある程度は良くなるのですが、交通事故の怪我を完治すには、タンパク質はどうしても必要でした。
そのため何とかタンパク質を食べられるように、改善策を探して試しました。

改善策:タンパク質消化酵素を飲む

消化器系がタンパク質を受け付けるようになるまで、

  1. 少量のタンパク質から始める(いきなり多量のタンパク質は取らない)

  2. 消化酵素のサプリを摂る

といった感じで、ほんの少しでもタンパク質を取れたらよしとする、といったゆるーい基準から始めて行きました。

特に消化酵素はものすごく助けになって、半年くらい飲み続けているうちに、だんだんお肉も食べられるようになっていきました。

日本では消化酵素はあまり良いものが少なくて、iHerbで購入しました。

普通の消化酵素(毎食直前に飲みます。)

https://iherb.co/Kx1SnVf6

塩酸ベタイン(ヴィーガンだと遺産自体が少なくなっていることも多いので、塩酸ベタインを半年くらい飲み続けたらお肉も食べられるようになってきました。)

タンパク質消化酵素(食間に飲んで、腸内の未消化のタンパク質の分解を助けてもらいます。)

https://iherb.co/FGwbg8HZ

第二の体調不良:下痢

どうしても怪我を治そうとして、タンパク質をたくさん摂ろうとすると、すぐにお腹を壊してしまいました。

また、高タンパク食低糖質だと、炭水化物の摂取量も少なくなり、食物繊維の量が不足しがちになりました。

その結果、食べたものがすぐに下痢になって出ていってしまいました。

これは、水溶性食物繊維を摂ることが解決策になりました。

実際に試した食物繊維を多く含む食品

  1. イヌリン

  2. スーパー大麦

  3. 玄米

  4. オートミール

この中で一番効果があったのが、スーパー大麦でした。
スーパー大麦は少量でも、お腹が壊れなくなりました。

私が試したスーパー大麦(お湯で10分くらい茹でて、そのまま食べました。香ばしくて美味しいです。)

第三の体調不良:血糖値スパイク

高タンパク低糖質食を続けていると、食事後急激に眠くなリました。その眠気は、フラフラするほどでした。

原因を調べると、食後の血糖値が急激に上昇してしまっていることだとわかりました。

そこで、食後血糖値の上昇を緩やかにしなければなりません。

食後血糖値の急上昇を抑えるには

  1. 食前30分くらいまでにプロティンを飲む

  2. ギムネマ(サプリ)を食前に飲む

  3. 食直後に軽い運動

が効果的でした。

プロティンを食前に飲むと、血糖値の上昇が緩やかになりました。

ギムネマはハーブのサプリです。糖の吸収を抑えてくれます。

https://iherb.co/u1Ht4SYL

そして、食直後の運動は、瞬間で血糖値を下げてくれました。
特にスクワットが効果的で、でもきついなら腹筋でも大丈夫です。
軽い筋トレを数分から10分ほどすると、血糖値の急上昇は一気におさまりました。

第四の体調不良:体内アンモニアによるだるさ

これが一番、原因を突き止めるのが難しかったです。

高タンパク食を続けていて、しばらくは調子が良かったのですが、そのうちだんだんと体がだるくなって動けなくなりました。

健康診断の肝臓の数値は正常値だったので、原因がわからずとても苦しみました。

体がだるいだけでなく、だんだん頭も回らなくなってくるので、体内毒素を疑い、最終的にアンモニアの処理ができていないことを突き止めました。

アンモニアは、タンパク質を分解する際に発生し、肝臓で処置されて、無毒な尿素になって排出されます。
これをオルニチン回路といいます。

私の場合、このオルニチン回路がうまく機能していなかったのか、体内のアンモニアが溜まってしまって、体がだるくなっていました。

特に運動した後、ひどいだるさが続き、1時間のウォーキングをするとその後5日くらい動けなくなるほどでした。

そのため、オルニチンを摂るようにしました。

通常、1日1gくらいがいいようなのですが、それでは足りなくて、体感を元に増量しました。
今は1日6gくらいとっています。

だるさは嘘のように消え、運動しても疲れなくなりました。

高タンパク低糖質食3年後

高タンパク低糖質食で、ここまでくるのに、約3年かかりました。

途中、何度も体調不良に見舞われ、何度も挫折して、
「なぜ自分は元気になれないんだろう?」
と涙を飲むこともありました。

でもヴィーガンだと交通事故の怪我が治らないので、自分を励ましながら、時間をかけてゆっくりと続けていきました。

今は、以前に比べてかなり改善してきました。

体調不良の多くは、

  1. タンパク質不足

  2. 糖化

  3. 老化

が原因なので、老化は防げないとしても、1と2は少しづつ改善できるかなと思っています。

長生きは特にはしたくないけど、生きていいる内は健康でいたいです。

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