『ファイトケミカル』第7の栄養素!
「第7の栄養素」として注目!
【3大栄養素】タンパク質、脂質、炭水化物
【6大栄養素】タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、水
「第7の栄養素」ファイトケミカルは注目の『抗酸化成分』です。
『ファイトケミカル』をご存じの方も多いと思います。
植物だけが持つ、色素・苦味・渋味・香り・えぐみ・辛みなどの成分で、主に皮や種などに多く含まれています。
特長としては『抗酸化作用』があり、あらゆる病気の原因とされる活性酸素を取り除く作用があると言われています。
ちなみに、ファイトケミカルは英語で「phytochemical」と書き、phytoは「植物」chemicalは「化学物質」の意味です。
『ファイトケミカル』という名前は知らなくても、カテキンやリコピンを知っている人は多いのでないでしょうか?
ファイトケミカルの代表的なものとしてよく知られているのは
お茶の渋味成分である『カテキン』
トマトの赤い色素成分『リコピン』
ブルーベリーなどの青い色素成分『アントシアニン』
唐辛子などの辛み成分『カプサイシン』
緑黄色野菜に広く含まれる『ルテイン』
などがあり、現在1万種類以上が確認されています。
カテキン(緑茶)
肥満予防に効果があるとされていて、先進国の中でも日本人の肥満率の低さは緑茶を飲む習慣に起因しているという説もあるほどです。
リコピン(トマト)
ビタミンEの約100倍もの抗酸化力があると言われています。ダイエットや骨や歯を強くする効果、美肌効果など多彩な効果があるそうです。
アントシアニン(ブルーベリー)
非常に強力な抗酸化作用を持っていて、アメリカ農林水産省は「40種の果物・野菜の中でブルーベリーが抗酸化作用においてトップクラスである」と報告しています。
カプサイシン(唐辛子)
食欲増進や乗り物酔いの緩和、肥満予防などの効果があるとされています。
しかし、その刺激性から摂り過ぎは禁物です。TVで“激辛早食い”の番組もありますが、マネしちゃだめですね。
ルテイン(ケールなどの緑黄色野菜)
ほうれん草等の緑黄色野菜に広く含まれていて、目を病気やブルーライト等の有害光線から守る他、脳機能アップ、美肌効果もあるとされています。
これらはほんの一部で、これ以外にも多くの種類があるんです。
ファイトケミカルの効果
その『抗酸化作用』により『活性酸素を除去する』ということです。
現代の”国民病”『癌』は日本人の2人に1人が発症し、死因第1位です。
活性酸素が正常な細胞を破壊しガン細胞を発生させると言われています。
活性酸素の攻撃によって傷つけられた細胞が分裂する際にエラーを起こし、異質な細胞ができあがります。
この異質な細胞こそが、ガン細胞の素となるものということです。
活性酸素はもともと有害な物質ではありませんが、増えすぎると人間の細胞を攻撃し始めるんですね。
つまり、活性酸素はガンの原因で、ファイトケミカルにはこれを除去する効果があるということです。
ファイトケミカルには他に
免疫力の強化抗炎症作用DNAの損傷を防ぎ、DNAの修復を助けるガン細胞の増殖を抑えるホルモンバランスを整える
と言った効果も見込めるようです。
ファイトケミカルを効率よく摂取するためには
「野菜や果物を皮ごと丸ごと食べる」「色々な種類の野菜・果物を食べる」
「サプリメントで補う」などで意識的に摂る事が必要かもしれません。
これからは『自分の健康は自分で守る』予防医学の時代だと思います。「健康に気を使ったを意識的な生活」を送ることがとても大事です。
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