深呼吸は脳にいいって本当でしょうか?
毛細血管には酸素が必要!
神経細胞が正常に機能するには毛細血管に酸素が必要です。
横隔膜や肋間筋、腹直筋など呼吸をするのに使われる筋肉は、自分の意志で動かす場合と意思とは関係ない場合の両方でコントロールされています。
脳は取込む酸素量の約25%を消費する!
通常時の呼吸は1分間に12~18回くらいですが、呼吸の重要な役割は身体の隅々の細胞に酸素を届けて、二酸化炭素を回収することです。
そのため、細胞に最も近い毛細血管に酸素の入った動脈血を送る必要があるわけです。
特に脳には1,000億以上の神経細胞があり、それらが正常に働くためには大量の酸素が必要になります。
呼吸で脳に酸素が届かなくなる例!
いびきや鼻炎、鼻づまり、扁桃腺肥大、アデノイド増殖症などの鼻や口腔の疾患があります。
ひどい場合には、睡眠時無呼吸症候群を引き起こし、十分な酸素を取り込むことが出来なくなってしまいます。
脳のリズムの乱れは生体リズムの乱れ!
呼吸や睡眠の他に月経、脈拍など多くの生体リズムが、司令塔の脳と相互に影響しあっています。
脳のリズムが乱れると生体のリズムが乱れ、生体のリズムが乱れると脳のリズムも乱れるということです。
深呼吸で脳と身体がリラックスします!
深くゆっくりした呼吸は全身に酸素を行き渡らせ、脳にもたっぷり酸素を届けます。
また、深呼吸を続けていると、首や肩、腕、顔の筋肉がゆるんで楽になってきます。
「深呼吸をしよう」と意識するだけでも脳がリラックスモードに入り心身が安らぎますから。
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