ビタミンDと免疫力の関係
ビタミンDは免疫機能においてさまざまな働きを担っています。
免疫細胞のマクロファージは白血球の一種で、血液、脳、肝臓、肺、腸管など体全体にいますが、ビタミンDはこのマクロファージを活性化する作用があるあるため、万一からだに細菌やウイルスなどの異物が侵入してしまっても、マクロファージが活発に動いて食べてくれるので病気や感染症にかかりにくくなります。
日本人の8割が不足している「ビタミンD」
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ビタミンDの摂り方
キノコ類を摂る
椎茸などのキノコ類は食物繊維「βグルカン」が含まれています。
βグルカンは体内に侵入した異物を食べてくれるマクロファージを活性化するほか、腸内を掃除して腸内環境を整える働きがあります。
腸内には免疫細胞の6~7割が存在しており、免疫力を高めるためには腸内環境を整える必要があるため、きのこは免疫力を高めるのに役立ちます。
海藻類を摂る
海藻にはビタミンDそのものはそれほど含まれているわけではありませんが、そのかわりカルシウムを多く含んでいます。
カルシウムはビタミンDの吸収を助けるので、キノコ類などと一緒に食べるといいですね。
海藻には、免疫力を高めるとして注目されている「LPS」という成分も豊富に含まれているそうです。
LPSは日本語では「糖脂質」。英語では「リポポリサッカライド」、略してLPSと呼ばれます。
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チーズをはじめとした乳製品を摂る
乳製品は、ビタミンDとカルシウムを同時に摂取できます。
また、乳製品に含まれる乳酸菌には腸内環境を整えたり、マクロファージを活性化したり、ビタミンDの濃度を高めたりする効果があるという研究報告もあります。
日光を浴びる
ビタミンDは「太陽のビタミン」とも呼ばれ、1日20分ほど日光浴をするだけで必要なビタミンDを賄えます。
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