若人たちからの相談
(2014年6月3日 0時48分 ShortNoteからの転載記事)
若い子たちからよく相談受けるんだけど、自分が何したいかわからないという話は俺の時代にも既にあった。
自分は18歳までに良いことからとんでもなくここでは書けないような悪いことまで良くも悪くもすべてできることはやってみた口。そんな自分の人生も東京芸術大学の油絵の大学入試の試験を受けるまで戦争カメラマンになりたいとか色々曖昧だったものが、試験に落ちることによって明確にこの社会に対して見返すというベクトルに変化し海外に飛び出すきっかけになった。後は何より本物を知りたくなったのも事実。自分を評価する社会は果たしてその価値があるのか?などとうぬぼれかもしれないが疑ったのも事実だ。
高校の時から自分の担当の先生に対して、「絵で飯食えないから教職している人から学ぶものはない」ということを平気でいう糞生意気でしょうもない餓鬼だった俺ですがとにかく何でもいいから世界の頂点というものを見たかったんです。
そんな中、海外に行くときにとにかく親に言われたのが「死んでも自分のやりたいことで成功するまで日本に帰ってくるな。死んだら骨は拾ってやる」といわれたことを覚えている。
今考えると自分の社会に対しての反抗は既に責任を伴っていたのである。
それから7年してそれなりに社会人としてダンサーとして成功して帰ってきた時には他人から見たものとは違い自分自身、今だ自身に対して餓鬼に思えていた。
とにかく音楽、絵、舞台、映像等の芸術に対しては知識も経験も強いがお金のことに関してとんと疎いことや人からお金もらわないとやりたいこともできない立場に不満を抱えていたから日本で自分で会社を作って自立することに決意したのだった。
そんな中、帰ってきてからもいろんな人からいろんなことを学んだ。
付き合った女性からも、一緒にビジネスしてきた人からも。
今でも勉強することはいっぱいある。
人生てそんなもんだ。
アフリカの土地で黒人にダンスを教えに行ったとき、彼らから幸せの形を学んだ。
大切に今の時間を精いっぱい感じて正しいと思うものを信じて、違うというものに対してぶつかって反抗して学べばよい。
必ず自分の間違いや正しさに気付く日が来る。
そして反省して前に進めばよい。そして、とにかく自分の感覚を磨け。
情報は誰でも手に入る。ただし、それを正しく処理して吸収できる感覚や感性が無ければただの言葉や文字に過ぎない。
人から借りた言葉なんていらない。つまらない本も捨ててしまえ。つまらないテレビなんかぶっ壊してしまえ。手ぶらで世界中歩けば人の大切さや愚かさなんて簡単に学べる。
あなたは誰?お前は誰?
そう聞かれたときに私は、俺は~なんだ!といえる人になってほしい。
そんだけ。
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