ベトナム ダラット アラビカ S18(エバーグリーン)・中煎り
⭐⭐
ロブスタが多いベトナム産の中の数少ないアラビカ。といってもロブスタの血(サビ病耐性)が一定割合入ったカティモールである。産地、カティモールという品種、ウォッシュドといった条件で雲南・思茅(シモン)に近い。
ひとまずテスト的に中煎りにしてみたが、雲南思茅と同様にあっさり味で、アロマはフルーティ+ナッティ、フレーバーはややアーシーになる。93度程度で薄め(いわゆる「アメリカン」程度)に淹れると持ち味が出る印象である。濃い目に淹れてカフェオレにするとやや酸味が立つので、カフェオレ用には中深煎りをこれから試したい。
生豆は緑色が強く、これが輸入商社の付けたブランド名の由来だろう。スクリーン18でそろえているため比較的大粒。扁平で鞍型に湾曲した豆が多い。ハンドピックしてみたところ、黒カビのついた豆が数える程度あった。また、割れ豆と貝殻豆はやや多い。ピーベリーもわずかにある。ハンドピックは一応したが、しなくても飲めるだろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?