ブレンドベースとしてのコロンビア・ウイラ
もう1年近く前になるが、早川コーヒーさんの模様替えで買う店を選びあぐね、コロンビアのウイラ県産のプレミアムを15kgほど買ってしまい、約1年間それを飲み続けていた。
これもやっと残り3kgほどになり、冒険を兼ねて生豆ダイレクトで注文してみた。それに伴ってストックにあった半端な量のまま放置されていた豆を処分代わりに適当に混ぜて焙煎してみたのだが、これが面白い。グアテマラ産の豆とコロンビア・ウイラの豆を混ぜると、グアテマラ産100%と遜色ない印象を受ける。
これは私がずっとウイラの豆を飲んでいたため比較がしやすかったためかもしれないが、ウイラの豆の中庸さも理由にあるかと思う。これといって個性はないが、バランスよくハイクオリティ。これが長期運用を前提としたときにウイラ産の豆を選んだ理由である。この特性ゆえ、ブレンドしたときにブレンド相手と相克することなく、ブレンド相手のエンハンスをそのまま受けることができる。あるいは、ブレンド先が個性が強すぎた場合、それを中和できる。思い出せばコロンビアといえばブレンドベースの定番であった。ずっと銘柄指定で飲んでいたのでそれをすっかり忘れていた。
生豆ダイレクトで買った豆は多かれ少なかれ個性がありそうな豆なので(ハズレると虫食い豆が多発するそう)、口に合わなければコロンビアの残りはブレンドベースに回させてもらおう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?