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コーヒー生豆価格、昨年の2倍に高騰

次の記事の通り、昨年の今頃ほぼ1年分の豆をまとめて買った。

それがほぼなくなったため、追加の豆を買うべく発注してみようと、通販サイトを訪れた。だがしかし……

高っか!

とにかく高い。生豆ダイレクトはマージンが少ないぶん国際価格の影響が直撃しており、回転の速いコモディティ豆は昨年の2倍ほどまで高騰している。

直近3年のコーヒー生豆価格(出典:Business Insider

今現在の価格高騰は、昨年後半の南米での不作から生じたもので、これはニュースでも報じられていた。さらに、ロシアウクライナ紛争が影を投げかけ、来年あたりまで豆の高騰が続きそうである。

  • 南米での生産量不足(10~20%の減少)

    • ブラジルで2020年11月から降雨不足

    • ブラジルで2021年7月に霜害

    • クロップ・サイクル(裏年)

  • ロシア・ウクライナ紛争による交易条件の悪化

    • 食料・資源輸出国のブラジルの通貨高

    • 食料・資源輸入国の日本の円安

  • 外部要因によるコスト増

    • 新型コロナウイルス禍による船便の混乱、コスト増

    • ロシアとウクライナからの肥料の輸出停止(コーヒー農家にも影響)

豆のチョイス

これだけ相場が荒れていると、生豆ダイレクト以外のほうが安いのでは?と思って検索してみたが、相変わらず生豆ダイレクトが一番安く1g=1円前後の単価で買えるためにやはりここにすることにした。

生豆ダイレクトは、どうも単純に仕入れ値に一定の割合の鞘を付けて値付けしているだけで、市況に合わせて価格を常に改定しているわけではなさそうである。この結果、今現在は新豆のコモディティと売れ残りのプレミアム豆が同じ値段になっている。生豆は1年置いても品質がそこまで劣化するわけではないので、コモディティを買うくらいなら安くなっている昨シーズンのプレミアムを買うに決まっている。実際、記事を書いている現在の生豆ダイレクトでは、グアテマラSHB(コモディティ)のニュークロップが5kg5000円で人気No.9、グアテマラ・アゾテア農園(プレミアム)のパストクロップが5kg6800円で人気No.6であり、普段と人気が逆転している。

というわけで、今回はパストクロップの安い比較的安いプレミアム豆に買い物が集中した。今年の不作や円相場の様子を考えれば、さらに半年~1年分くらい買っても問題ない、と思えるレベルの価格高騰ぶりなので、よさげなものがあったら追加発注も辞さないという考えである。


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