グアテマラ マリアージュ
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特筆すべきはその渋みのなさで、うっすらとした苦みと酸味がありつつも甘味だけが突出して感じられる。甘さを引き出すにはほどほどに薄めに、ハンドドリップなら猿田彦式の渋みを抑える淹れ方にするのもポイント。これならコーヒーが苦手という人にも間違いなく勧められる。この価格帯としては他に類を見ない個性と思う。もともと同社輸入の雲南省思茅が好きなので、この方向性を突き詰めたものとして個人的な好みにピンポイントであう。
複数農家のブレンドなのでシングルオリジンとは名乗っていないが、下手なシングルオリジンよりずっと個性的な味がする。入荷量もそれほど多くなく、おそらくはロットに足りない小規模農家を集めてきたものだろうか。
ちなみに業務スーパーで同じ名前の挽豆の状態で売られているらしいが、もしこの日本コーヒー貿易のマリアージュであるならば、これを犯罪行為に近いと抗議しなければならない。
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