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タトゥー入れたい。

かなり太ってしまった。
ストレスを溜めないよう食べたいものを食べていたらドーナツ、ラーメン、バーガーキング、朝マックなどなど甘系・コッテリ系・ジャンク系に類するものばかりを摂取しかなり太ってしまった。
MAX65kg。学生時代の55kgに戻すべくここ最近食べ物に気をつけ、10,000歩以上は歩くようにしている。

55kgに戻ったら、痩せた記念にタトゥーを入れたい。

この前髪の毛を切ってもらったイケおじ美容師もタトゥーを入れていた。しかも初めて話すのに妙に盛り上がってしまった。僕はこういうその場限りの相手を盛り上げることが変に上手い。(飲み屋のカウンターで居合わせた人、タクシー運転手などもここに含まれる。)
漫画の話でひとしきり会話が膨らんだ後、話の弾みで「いつかタトゥー入れたいんすよね〜」と言うと僕入れてますよとイケおじ美容師が服を捲って腹を見せてくれた。そしたら「大吉」と彫られていた。ゴシック体だった。しっかり大きめの太ゴだった。

どうコメントするんが正解!?と焦りながら「大吉ってめっちゃラッキーマンじゃないっすか〜!」と返した。『とってもラッキーマン』が通じてより盛り上がった。正解だった。
ただ今思い返すと大吉というタトゥーは彼の幸運加減よりも気ままさや奔放さを表しているように思える。伝えたい主張が相手にそのまま伝わるわけではない。むしろそのまま伝わることの方が少ないかもしれない。だからこそ自分にタトゥーを入れるのであれば良い印象がより伝わるものにしたい。というか漢字(ゴシック体)は入れない。

でもどうしても漢字(ゴシック体)縛りになるであれば、せめて「誠実」とか「真面目」とか、なるべく好印象な言葉を体に刻みたい。

とはいえ直接「誠実」と伝えて来る人の胡散くささたったらない。もっと遠回しにある程度推理させる必要があるかもしれない。

「四畳半」はどうだろうか?体に刻まれたその文字を一見しただけではよく意味がわからないだろう。なのであえて少しの時間、四畳半での生活を想像してもらうのだ。特売品やあまり物を巧みに使った栄養のあるおかず。少し塗装の剥げた扇風機。窓から見える赤々とした夕日。物は少ないけれど言い換えれば過度な所有欲もなく浪費癖もない。質素で地味ではあるけれど毎日を豊かに過ごしている。そんな人柄が伝わるかもしれない。

僕が痩せた暁には体に「四畳半」と刻もうと思う。

ちなみに1K(8畳)風呂トイレ別・独立洗面台付き、駅徒歩10分の部屋に住んでいる。なんか文句あるか?

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