見出し画像

好きなことでここまで来し者

サマソニ2023へ

8月19日(土)、1年ぶり2回目のサマソニへ向かう。乗車率200%を超える電車を見送り、友人との待ち合わせ時間に遅れるも無事海浜幕張駅へ到着した。
既に、帰ってシャワーを浴びたいくらいだった。

そういえばソニマニにイーロン・マスクが現れたらしいが、なぜかカルロス・ゴーンとごっちゃになってしまい、「のんきに報道してないで逮捕しな?」と思っていた。

友人とVIVANTの話をしながらNewJeansを観るためにマリンステージへ向かう。堺雅人がへとへとになりながら砂漠を歩き続けたシーンを思い出す。生命の危機を感じる。もうオータムソニックにしようぜ、、

NewJeansのステージはスタンド席から観た。小柄な少女5人が広いステージで多くの観客の前で歌って踊っている。巨大モニターにメンバーの顔面が映るたび「かわいい」という感情が口からこぼれ出る。できれば加入したい人生だった。一緒に踊りたい。歌いたい。沸かせたい。
ハニとダニエル推し。

約40分のステージは体感としては10分ほどだった。その後はPale WavesやHolly Humberstone、The Lounge Society、Wet Leg、Thundercat、YOASOBIなどを観た。個人的ベストアクトはWet Leg。口角が上がっちゃった。

音楽をどう聴くか

私は音楽活動をしているということもあり、音楽を聴くときにどうしても芸の肥やし的聴き方をしてしまう。音作り、空気感、立ち振る舞いなど、何か自分に取り入れられないか、という視点になってしまう。

意識が高いといえば高いのだが、もし音楽をやっていなかったらもっと純粋に音楽を楽しめたのではないか。

アイドルを観るときは「芸の肥やし聴き」成分をいくらか減らせる。今回もNewJeansは一番純粋な気持ちで観れた。

「芸の肥やし聴き」は音楽をやってる人からしたら結構あるあるだと思っている。音楽以外でも、たとえば料理人は「芸の肥やし食べ」をしているだろう。

好きなことだけでどこまでいけるかな?

ライブを観ながら考えていた。自分の将来のこと、今の仕事のこと(辞めたい)。何度も頭の中に流れたフレーズがある。

好きなことだけで どこまでいけるかな?

KID FRESINO - that place is burning feat. ハナレグミ

フレシノもハナレグミもサマソニには出演していない。だが今年の6月にリリースされたこの曲のフレーズが、シンプルながらあまりにも刺さりすぎて、「好きなことでここまで来し者」を見ると条件反射的に脳内再生されるようになった。

本当に、「好きなことだけでどこまでいけるかな?」と思う。踏み出せない自分が情けない。

まだVIVANTがある

遠出もせず夏らしいこともしていない私にとって、サマソニは今年の夏ぶっちぎり一番の思い出になった。どうしたって演者側に憧れてしまう。いつかキラーフレーズを引っさげてあちら側へ立てたらいいな。

VIVANTを観て、日常へ戻る。最新話もとても痺れる内容だった。まだ夏の楽しみが残っているありがたさよ。


最後、頭痛がして友人たちに心配をかけてしまった。優しくしてくれてありがとう。強くなりたい。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?