【デート本】【テクニック】「喋らせて共感する」は時代遅れ。まずはちょっとふざけてから、流れで真面目なことを聞いてみる。(8/◯◯)

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今回はいわゆる「聞き上手」についてだ。
「聞き上手」とは、とりわけ異性とのコミュニケーションが苦手な人たちが採用しがちな戦術だ。

「異性との」と書いた。
すまん、訂正させてくれ。
異性とのコミュニケーションが得意でない人間は、異性相手に限らず、総じてコミュニケーションが苦手であることが多い。

非モテのキミ達にも、話が盛り上がる相手はいるだろう。たとえばオタク仲間などだ。
そして彼らと話している時のキミこそが「本当の自分」だと考えてはいないだろうか?
「本当の自分」は頭が回り、気の利いた一言で笑いも取れるし、何より堂々と、活き活きとしている。
だからこそ、「本当の自分」をありのままに受け入れてくれる女性が現れる日を永遠に待っている。

果たして、特定の話題について語っている時の自分の一側面を「本当の自分」と言い切ることは、正しいことなのだろうか?
そもそも、特定の相手、限定的な話題でしか盛り上がれない人間は、単純にコミュニケーション能力が低い。そして残念ながら、日本人の90%近くはそれに該当する。
あらゆる局面においてコミュニケーション能力が過剰評価されるのは、それが稀少な能力だからだ。こと日本においては「見た目>コミュニケーション能力>>>問題解決力」である。

話が逸れた。
好きなことを共有できる女性はなかなか現れない。
現れたとしても意外と話は盛り上がらない。
仮にアニメの声優などのニッチな話をして盛り上がったとしても、女性からただの友達だったあの頃に、少しだけハナマル付けてあげよう、と言ってもらえる日々は永遠にやってこない。

以下Tipsで「共通の話題は危険だ」を説明したから詳しくは以下を読んでくれ。
末尾にもリンクを貼るから、まずは読み進めてもらって構わない。

キミ達もそんなことは百も承知だ。
そんなこんなで、以下のように考えるのではないだろうか?

野球の話、アニメの話、女性アイドルの話、、、
デートに誘いたくなるくらいに魅力的な女性は、こういった話には興味がないことが多い。目の前の女性にとって興味のない話を一方的にしても意味がない。
相手の関心事や興味のあることを引き出し、自分は聞き手にまわることが大切だ。
いわゆる「聞き上手」っていうやつだ。
※筆者補足:もっとも最近はアニメ好きの女性もだいぶ増えた。

危険な考え方

キミ達がもしこのように考えているなら、今回のTipsではその支配から卒業してもらいたい。
はっきり言おう。「聞き上手」とは逃げである。語りを強要された時、人は居心地の悪さを感じる

よく、「〇〇についてだったら丸一日語れる」とか言う人がいるが、
いざ「最後までちゃんと聞くから丸一日喋ってよ?全部聞くよ?」と実際に言われたら困るだろう。
仕方なく語り始めても、30分も経たぬうちに調子が上がらずに切り上げたくなるものだ。

なにかを「語り続ける」という行為は、実は、その話題について自分よりもほんの少しだけ知識量が劣っている相手がほどよく合いの手を入れてくれて、はじめて成立するものなのだ。
元プロ野球選手のYouTuberでは、ほとんど必ずと言っていいほどナビゲーターがいる。
実際にナビゲーターが話している割合は10%にも満たないが、それでの彼ら/彼女らの存在意義は極めて大きい。

このロジックをデートに引きつけて考えてみてほしい。
デートで相手を気持ちよくしゃべらせる聞き上手とは、

目の前の女性の関心事が分かった上で、「それについて興味があるものの若干知識量が劣っている自分」をそつなく演じることで相手の意欲を引き出す能力を持っている人

真の聞き上手

のことを言うのだ。極めて難易度が高い。
私の知人でも、真の聞き上手と言える者は一人しかいない。チャッキーだ。

多くの男性は、相手と共通の趣味があった場合、「わかるわかる〜」「それな」と知識量マウントをしがちである。
相手の話の先読みをしてしまったり、知らない知識を披露してしまったりするのだ。

当然だがそれは最悪なアプローチだ。
自分より知識量がある相手と会話するのは苦痛である。
デートで知識量アピールをされると、「マウントをとられた」と感じる女性も多い。

この際、はっきりと書いておく。
間違った聞き上手をするくらいなら、自分の好きな話題をひたすら面白おかしく喋り続けられる能力を身につけた方がまだマシだ。
具体的には話題のパッケージを作るのだ。島田紳助が「俺は野球には全く興味はないけど、広島カープの赤松について語れるようにしているから野球についても語れる」と言っている動画がある。この戦術を取りたいなら観てみてほしい。茨の道だから推奨しないが。

さて、Tipsの回収に入ろう。

「喋らせて共感する」は時代遅れ。
まずはちょっとふざけてから、流れで真面目なことを聞いてみる。

今回のTips

一文目についてはもはや十分に説明している。
「時代遅れ」という表現に突っ込みを入れるのは頼むからやめてくれ。

まずはちょっとふざけてから、流れで真面目なことを聞いてみる。について説明しよう。

悪口のTips(上述)で説明した内容とも重なるが、光の当て方を変えて説明しよう。
結局のところ、女は自分のプライベートな感情を気持ちよくぶつけられそうな相手を欲しているのである。
※それ以上にブランド力のあるイケメンを欲しているのは間違いないが、キミ達が目指すべきはそこではない。

思い出してみて欲しいのだが、それほど関係性が深まっていない相手にちょっとした自分の本音を曝け出す時、相手とは異なる自分の意見を言う時、多くの女性はほんの少し気ぎこちない笑みを浮かべながら話していることが多いと思わないだろうか?
※女性がだれかと一対一で会話する映像を見る際には注目してみてくれ。キミ達の大好きなA○にも材料は沢山ある。

そして女性は、ぎこちない笑みを浮かべずとも、なんの気兼ねもなく自分の感情や本音を吐き出せる相手を探している。
キミ達がそこそこ魅力的な女性と付き合いたいと考えたら、戦略的にそのポジションに滑り込むのがもっとも効率的だ。

その際、「なんでも聞くから言ってみて?」のスタンスは一発アウトだ。
言いたいことを言えるような空気感を作ってあげる必要がある。

以下3つが満たされている状況を作ることが大切だ。
・緊張感の和らいだ空気
・この人は私の発言を否定しない、と思える安心感
・真面目なことを話すような状況

まず、ふざけて空気を和らげる。
笑いを取れればいいが、少し滑ったっていい。キミが滑ることで、相手の女性はキミの一段上に立つことになる。キミが自然と一段下がるからだ。
マウント戦闘民族である女性にとって、自分より若干劣っていると思える相手というのは、本音を言いやすい相手でもある。
※ここでの詳述は避けるが、笑いとは暴力である。笑いの矛先にいる人間は格下にいなくてはならない。そこから逆算すると、笑いを取るには自分から相手より数段下に降りないといけない。かっこよく笑ってもらえるということは、あり得ないのだ。

それこそ、くだらない親父ギャグを3回くらい続けるのだっていい。1回滑っても心折れないことが大切だ。3回くらいがちょうどいい。

そして、ふざけたそのままの流れから180度転換して真面目なことを聞いてみよう。急に真顔になって聞ければなおよい。
人という生き物は、ふざけた状態から急に真面目になるなど、あまりの急ブレーキが入ると、思わず流れに乗ってしまいがちだ。その状況を意図的に生み出すことを心がけよう。

実は女性とは、格下と思っている男性からなんの文脈もなくデートに誘われると「YES」と言いがちな生き物なのだから。


関連Tips:「共通の話題は危険だ」について

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