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経済学がおかしい。  これでは再現性のある解析は無理。



#経済学がおかしい
21世紀になってもなお商品の生産数や発注数を決定するときに「経験・勘・度胸」に頼っているのが現状です。つまり公式やアルゴリズムがありません。自然科学では「再現可能な理論模型を持たないものを学問とは言いません。殊にマクロ経済学は呪術のようで、相反する予言の議論ばかりで数式が一つも出てきません。
お気づきでしょうか、経済は自然科学として数学で説明できます。新たに発見した公式はシンプルで高校数学の範囲を出ません。

新たな損益解析図
損益分岐点分析に新たな発見を加えた損益解析図をお見せします。
例えばコンビニのアンパンの在庫数を変数とする平均販売数の方程式を損益分岐点分析に貼り付けます。

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図 1
この例では、アンパンの平均販売数 =3(個/日)販売可能時間を48(時間)としたとき、この所与の時間での平均販売数は =6(個/日)。アンパンの在庫数を変数とする平均販売数の方程式は

これが図1のBenefit-curve(販売線)の方程式です。
は販売数(需要)の確率密度分布関数です。
;ポアソン分布

通常の小売業なら、平均販売数 だけでこの解析図が描けるということです。 は実分布でも当然OKです。
図1の解説
(1)図1から判断すれば、在庫数を1(個)で販売を始めれば利益は出ません。また在庫数を7(個)以上で販売を始めれば利益はマイナスになります。4~5(個)で入荷時在庫を管理するとき利益は最大となります。
(2) 図1のbep1(下限損益分岐点)は19世紀からあって、人間の血圧管理でいえば最低血圧に当たります。対してbep2(上限損益分岐点)は最高血圧です。健康管理には両方必要ですが、私達はどちらかといえば最高血圧を気にします。

実践結果
2013年からこの理論に従って鮮度の高い商品の発注を行ってきました。その結果を箇条書きにします。
l 在庫数が安定した。図2・図3比較参照。
l 廃棄数が激減、年間廃棄額が600万円から300万円以下になった。
l 差額の300万円以上がそのまま増益になった。
 この20年の間に周辺の外部環境が激変して売上額は30(万円/日)を大きく下回り、通常であれば当店の経営はとっくに行き詰まっていました。しかし年収は500~600(万円/年)をキープしています。この間に個人経営の同業者はどんどん撤退して行きました。それでもコンビニの店舗数が減少しないのは別のカラクリによります。
 FCですからこの理論と実践結果は本部に報告済です。私は三顧の礼で迎えられると思っていましたが「地動説」扱いとなり2015年契約更新を拒否されそうになりました。

考察
 この解析法は規模を個別産業にまで拡大可能です。その集積がGDPです。さらに国家間にも適用されます。理性に従って考えれば次のような結論になります。
l 国内で供 給が需要を大きく超える産業には過当競争を抑制する調整が必要。
1.国家間では「関税自主権」しか調整方法がない。
2.TPPは国家間経済のバトルロイヤルであり危険極まる。
3.過当競争は資源の浪費に直結し、人類のシステムに上位する地球環境冒涜である。

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図 2

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図 3

一億総中流(いちおくそうちゅうりゅう)とは、1970年代の日本の人口約1億人にかけて、日本国民の大多数が自分を中流階級だと考える「意識」を指す。 日本より中流意識が高い国にはスペイン・アメリカ合衆国・カナダなどがあるが、いずれも国民の数が約1億人ではないため、「一億総中流」という語は日本の場合にのみ使用される。

一億総中流 - Wikipedia


https://ja.wikipedia.org/wiki/一億総中流


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