【企画参加】あなたが言われて嬉しい言葉は何ですか?

私は毎朝フォローしている方の
更新記事を見るようにしているのだが、
その中で私の大好きなnoterさんである
チェーンナーさんがとある企画に参加された
記事がアップされていた。

「あなたが言われて嬉しい言葉は何ですか?」と
いう企画である。

すごく面白そうな企画なので、
ぜひ私も参加したいと思い、今回の記事は
その企画に則って書こうと思う。

お読みいただいたあなたも面白そうと
思われたならば、ぜひ参加いただけると嬉しい。

この企画は松下友香さんが主催されている
企画で、参加条件は下記のリンクを
記事に埋め込むこと、

そしてハッシュタグ「私が言われて超嬉しい言葉はコレ」
を付ける事である。

後は参加したことを表明するために、上記のリンクの記事に
コメントをすれば参加はバッチリである。

さて、そんな私が言われて超嬉しい言葉は
何かというと、
「変わってるね」である。

実はこの言葉は私が子供の頃は
人から言われるのが嫌な言葉の一つでもあった。

子供の頃は人から変わっていると
言われれば、なんとなく仲間外れにされることが
怖いと思っていたからである。

今でもハッキリと記憶に残っていることがある。

小学生の頃に何かの植物を植える授業があり、
その植物の植木鉢に名前を書いたシールを
貼りなさいと指示があった。

先生からは何の指示もなかったが、
シールが置かれた場所には
外枠が赤で囲われたシールと
青で囲われたシールが2種類置かれてあった。

それを見て私は赤を選んだ。
純粋に赤が好きだったからである。

そして赤いシールに名前を書いて
植木鉢に貼ろうとすると、
先生から「しんちゃんは女の子なの?」と
言われたのだ。

そんなつもりは毛頭なかったので
目が点になる私。

それを聞いたクラスの仲間が
「しんちゃん変わってるな」と言って
笑ったのが私には屈辱的で
私は泣きながら青いシールを貼り直した記憶がある。

性に配慮する今の時代なら
教育現場でこんなことは言わないだろうが、
私が子供の頃にはまだこのような言葉が
当たり前に存在していたのだ。

そんな理由で私は人から「変わってるね」と
言われることを恐れて生きてきたのだが、
中学生ぐらいになった頃から
この言葉に対する捉え方が変わってきた。

それは他の人と同じでは
つまらないと思い始めたからである。

小学生の頃は皆と同じようにしていれば
当たり障りのない生活ができて
それなりにたのしかったのだが、
中学生にもなるとみんな自我が出てくるものである。

ヤンキーになる友人もいれば
陸上で世界を目指すと公言するような友人も
出始めるのを見ていると、
私もみんなと同じではつまらないと
思うようになったのである。

それに加えて私は一卵性双生児だったので
顔が極めて似ている兄と比べられるのが
嫌だったのもあるだろう。

中学生になっても同じフィールドに
立ち続ける限り、兄とはどうしても比べられてしまう。

兄はどちらかというと何事も
王道を選びがちなタイプだったので、
私は彼とは違う道を進みたいと思うようになった。

そうして、私は人と違うことを選ぶようにして
これまでの人生を歩んできたと思う。

皆がバス釣りにハマっているときに
鯉釣りにハマってみたり、
皆がプレイステーションに夢中な頃には
私は黙々と釣りばかりしていた。

もちろん自分がやりたくないことを
わざわざ選んだわけではない。

自分がやりたいと思うことが他の人と違っても
躊躇なく選ぶようにしただけである。

そんな選択を続けて生きてきた19歳ごろ、
当時付き合っていた彼女から
私はよく「変わってるね」と言われるようになった。

今から思えばポジティブな意味で言われたのか
それとも貶されていたのかはわからない。

しかし、私の中ではとても嬉しい言葉として
記憶の引き出しにしまわれていた。

なぜなら、私という人が生きてきた証を
認めてもらったような気がしたからである。

どこにでもいる普通の人ではない
自分と言う存在がそこにあることを
実感できる言葉こそが「変わってるね」だったのだ。

今ではその当時の年齢を×2した歳になってしまったが、
私の根底にある気持ちは変わっていない。

やはり私は人から「変わってるね」と言われることが
とても嬉しいのだ。

これからも私は同じように
自分の気持ちに素直に物事を選んでいくだろうし、
決して「周りがしているから」と言う理由を
判断材料にしないつもりである。

ある意味、私の好きな言葉が
「変わってるね」でなくなったならば
私自身が変わってしまった証拠なのかもしれない。

今回はそんな自分に気づく素敵な企画となった。

こんな素敵な企画を立ててくださった松下友香さん、
ありがとうございました。

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