オススメしたいラーメン

昨日は午後3時から加工先業者で
試作品を見ながらの打ち合わせが入った。

午後3時からの面談で先方の工場までは
約2時間の道のり。

会社を13時ごろに出ればギリギリ間に合うのだが
電車移動は余裕を持っておかないと怖い。

そうなると12時半ごろの出発になるが
それならば12時ごろに会社を出て
どこかで昼食をとりながら移動時間を
調整すれば効率がいいことに気が付いた。

そこで、12時過ぎに会社を出て
途中の乗り換え駅付近で昼食をとることにした。

その駅は駅前にショッピングモールがあるので
その中に入ると
1Fにフードコートがあった。

うるさいし、落ち着けないので私はフードコートが
基本的に苦手なのだが、
さすがに平日の13時を過ぎているせいか
人は少ないので
ここで昼食を済ませてから仕事をしながら
時間調整をすることにした。

早速荷物を席に置いて
何を食べようか物色していると
奥のほうにとある店を見つけた。

途端ににやけてしまう私。

私が住むあたりにはこの店がないので
めったに口にできないのだが、
私のお気に入りのラーメンチェーンが
そこに入っていたからである。

それがこの店”どうとうんぼり神座(かむくら)”である。

関西で大阪近郊に住んでいる方なら
一度は目にされたことがあるほど
ポピュラーなラーメンチェーンで、
店の名前にあるように
大阪に第一号店がある。

それが今から38年前なので
かなり歴史もありながら、
関西の人に長年愛されてきたラーメン屋である。

この店のメインメニューがこれ
その名も”おいしいラーメン”である。


どうとんぼり神座 HPより引用

名前に”おいしい”を入れてしまうところに
その自信がうかがえるのだが、
この店のラーメンを食べたことがない方が
上記の写真を見ると
「え?これが美味しいラーメン?」と
思われるのではないだろうか。

一般的なラーメンといえば
スープに麺が入っていて
上にはメンマやチャーシューなどが
乗っているものであるが、
神座のラーメンは目に見てわかるほど
多くの白菜が入っているのである。

コッテリしたラーメンが好きな方からすれば
「なんだ、あっさり系か」と
ガッカリされるかもしれない。

だが、それは早計というものである。

このラーメンのスープを一口飲んでみると
そこには驚くようなうまみとコクがあり
あっさりしているはずなのに
しっかりとガツンという感覚がくるのだ。

そして、そのガツンをシャキシャキした白菜が
いい塩梅にまろやかにしてくれて
あっさりなのかコッテリなのかという議論は
このラーメンには当てはまらないと
思わされてしまうのである。

さらにこのラーメンは面白いことに
麺をすするとそのスープのコクが
妙なぐらい倍増するのである。

スープだけ飲んでもガツンの感覚があるのに
そのスープを吸った麺をすすると
そのガツンがさらにダイレクトに伝わってくるのだ。

私がこの店のラーメンに初めて出会ったのは
今から15年以上も前の話であるが、
提供されたラーメンを見た時には内心私は
ガッカリしていた。

なぜなら私は京都生まれ京都育ちで
ラーメンと言えばコッテリと思っていたからである。

だが、そのガッカリはこのラーメンを食べた瞬間
見事なまでに消し去られた。

このラーメンを夢中で食べて、
気が付いた時にはスープまで飲み干していたのだ。
その時は寒い時期だったのだが、
私は汗をダラダラとかきながら食べていたらしく
食べ終わってからそれに気づいたほどである。

そんなお気に入りのラーメンに偶然出会った私は
迷うことなくその店で注文し、
久々の”おいしいラーメン”に舌鼓を打った。

フードコートでちゃんと味を再現できるのかと
若干心配していた私だが、
出てきたラーメンはまさに”おいしいラーメン”であった。

まだまだ寒い日が続いているが、
あなたが住んでいる場所の近くに
この店のチェーンがあるならば
ぜひ足を運んで食べてみて欲しい。

ラーメンの概念がゴロっと変わる一杯になるはずである。

ここまで書いてから店舗の一覧を
HPで見てみると、
驚いたことに東京に16店舗もあることがわかった。

もしかすると私よりもずっとこの記事を
読まれている方の方が神座ラバーだったり
するかもしれない。




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