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無理してがんばるのこと。(月は流れて東へ西へver.)

無理はせず、というのは
とってもとっても大切だ。
無理をして、無理をしすぎて、
身体をこわしてしまったらどうしようもない。
しかし、物事には、すこしばかりでも
無理をしなければ完了できないこともある。
じぶん自身の能力よりも、
すこしむつかしめで、なおかつ
大変なことに挑むようなときには、
無理も必要な場合がある。
そんなときにおいて、
無理はせず、と思っていれば
もしかしたらできていたことが、
できないままになってしまうやもしらない。
いや、逆に、そうは思わずに
無理をして身体をこわしてしまうやもしらない。

ともすれば、重要なのは
無理はするけどしすぎない、
ぐらいのバランスなんだと思うけれども、
はたして、ほんとうに、そんなとき
そのバランスを保つことができるの?
たとえば、
きちんと休む、とか、
きちんと食べる、とか、
きちんと就寝する、とか、
というのが大事なのだろうかなあ〜。

「無理はせず」と似たようなことばとして、
「がんばらない」という語句もあって。
つまりはさ、たとえば
「がんばらなくてもいい」と言われても、
がんばらなければできないこともあるのだし、
今こそ、がんばりたい! という場面もある。
もちろん、心の病気をかかえられる方には
「がんばれ!」とは声をかけてはならない、
という原則も存じている。
でも、ぼく自身としては
「がんばらなくてもいいよ!」と言われるよりも、
「がんばって!」って言われたほうが、
はげまされる場合もあるかなあー。

小山宙哉さんの漫画『宇宙兄弟』の中でね、
宇宙飛行士・南波六太の同期である
真壁ケンジの長女「風佳」が、ケンジの出かける際
【がんばってねー パパ! ムリしてねー!】
と言って見送るシーンがあって(第16巻/#157)、この
【ムリしてねー!】
ということばを初めて読んだときには、
ちょっとおどろいたけど、でも、
すばらしいなあとぞんじました。
つまりはさ、「無理しないでね!」よりも
「無理してねー!」と言われるほうが、
勇気づけられることもある。
大切な人より伝えられるのならば、なおのこと。。。

そのようなことを想ってたら、なんだか、
Mr.Childrenの『fanfare』や、
THE BLUE HEARTSの『人にやさしく』や、
井上陽水さんの『東へ西へ』を聴きたくなってきたなあ〜。

 ガンバレ みんなガンバレ 月は流れて 東へ西へ♪

令和6年6月14日


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