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書物を読む大切さと新しい伝説へ。

(今回のブログではゲーム内容のねたばれがあります!)

本を読んでも学べない、
人と会わないとだめだ、というのを聞くと
もしかしたらそうなのかもしれないとも思いつつ、
でも、読書を好きなぼくとしては
そんなことないんじゃあないかなあ、
ってゆうのも思いたいけれども。
もちろん、人と会うことは大事なのだとしても
このような言説のとおり、本当に
本を読んでも何も学べなかったとしても、
本のことをそこまで悪く言わないで! とも思うの。

おとといのブログでも申しましたが、
このごろの約一か月、ずっと、Nintendo Switchの
「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」
をプレイしておりまして。
このゲームの中では、主人公である
「勇者」が民家の中に勝手に入っては、
壺を割ったりタンスを開けたりしながら
そのなかにあるアイテムをゲットする、というのが
「ドラクエ」シリーズのお決まりでもあるのですが。
そのような壺やタンスのほかにも、
本棚を調べる、という行動を取ることができる。
本棚では、ときに、その本棚で置かれている
書物を手に持ち、主人公がその本を開くと
武器防具及びアクセサリーを鍛治で作るための
「レシピ」を覚えたり、また、物語に関することや
冒険のヒントを読むことができる。

ロールプレイングゲームでは、基本的に
街の中などにいる人々より話しを聞きながら、
冒険を進めてゆくけれど、でも、そういう
人から話しを聞くことだけじゃあなくって、
本を読む大切さというのも、
ゲームのなかで言われているようで、
どことなくうれしさも感じられる。

ここからは内容の重要なねたばれになりますが、
さらにね、「ドラクエ11S」では
これまでの「ドラクエ」シリーズにおいて、
冒険の途中で記録(セーブ)をするために存在していた
「冒険の書」なる書物が登場して、
そのシーンを見たとき、深く感動いたしました。

ファミコンの「3」以後、ゲームの記録には
お城の王様や教会にて「冒険の書」をつける。
つまり、ドラクエでは「セーブ」と言わず
「冒険の書」と言われている。
このことの意味が、この
「ドラクエ11S」の中で語られているとも思われる。
つまりはさ、プレイヤーがこれまでつけてきた
「冒険の書」とは、じつは
本物の書物であり、その書物が
世界の伝説になっていることがある、
というふうに解釈できるとも考えられる。

ここから想像するのはね、
人づてで聞くことのできる「伝承」も
とっても大切なのだとしても、
でも、それだけでは
「伝説」は知ることができない。
「伝説」を知るためには、
書物を読まなければならない。

って考えるともすれば、
人と会って話しをするのも大切だし、なおかつ
本を読むのも大事なことであり、つまり、
人からも学べるし、
本からも学べるし、
という状態が最強なのだとも思える。

昨日のドラクエの日、ネット記事で読みました
『初代「ドラゴンクエスト」の取扱説明書を読み返してみる。』
の中で、ファミコンの「ドラクエ1」では、セーブは
「冒険の書」じゃあなくって、パスワード形式の
「ふっかつのじゅもん」だったけれども、
その取扱説明書の名称が、じつは
「冒険の書」だったと記されていて。
このことをぼくは存じなかったですが、
この説明書は、任天堂のWEBサイト内において
PDFで読むことができて、
読んでみると、おもしろい〜。

「ドラクエ1」の説明書の最後、42頁では
【竜王を倒し、この地に新しい伝説をつくるのは、あなたなのです】
と記されていて、このことを今あらためて思うと、
とっても感慨ぶかい。

そして、伝説へ。。。

令和6年5月28日


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