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芸術とは何か?(「なんだ、これは!!」と感じたいver.)

また、あらためて、
芸術とは何か? を考えてみる。

先日のブログの中でね、ぼくは、岡本太郎さんの
壁画作品『明日の神話』を想いながら、
原爆が炸裂する瞬間を描いたとされるこの作品とは、
戦争の悲劇について、及び、
戦争によって、もしくは、災害によって
亡くなられた方々への哀悼が表現されているのではないか?
つまり、芸術とは、
哀悼や追悼及び生きる命である、と申しあげました。
それはつまり、言い換えれば
「祈り」のようなものではないだろうか。

たとえば、絵画だけでなく、
映画でも、小説でも、音楽でも、
どのような作品においても、
その想いは込められている、と考えるならば、
芸術とはすべて、祈りである、
なのだとは、ぼくには
きちんとしたことを言えないけれども、
必ずしもそうだとは言えないやもしらない。

このごろ考えることで申しますと、昨年リリースなされました
Mr.Childrenの最新アルバム『miss you』収録曲の
『アート=神の見えざる手』では、このタイトルにおける
「=」の記号が「イコール」なのだとしたら、
アート(芸術)とは、神の見えざる手である。
と言われているともぞんじますが、この
「神の見えざる手」ということばは、検索してみると
アダム・スミスの『国富論』で登場しているとのことですが、
ぼくにはぜんぜんわからないながら、でも、なんだか、
芸術とは、神の見えざる手である。
ってえのも、そうなのやもしらない! とも感じられる。

そしてまた、岡本太郎は
「芸術は、爆発だ!」
と言っていた。

ここで言われる「爆発」とは、
あるひとりの人間の心の中のエネルギーを
激しく燃焼させる行為である、
というふうにはぼくは解釈しているけれども。
でも、たとえば、太郎の壁画作品
『明日の神話』を想いながら考えるとすれば、
戦争における原爆の「炸裂」が、つまり
「爆発」であるようにも感じてしまう。

「爆発」ということばとは、
そのことばをただ聞いたら、
こわく、かつ、おそろしいことである。
でも、ある意味では
つよいエネルギーをも感じられる。

ここまでしるしてみて、でも、やっぱり
芸術とは何か? ってゆうのは、
ぼくにはよくわからないけれども。
しかし、芸術とは、たとえば
「生きる命」であり、
「祈り」であり、
「神の見えざる手」であり、
「炸裂」であり、
「爆発」であり、
「燃焼」であり、
「エネルギー」である。
って考えてみれば、
やはり、すごいものだと想えるし、
そして、それを目にしたときには
「なんだ、これは!!」と感じたい。

令和6年1月8日

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