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『くるりのえいが』

先日はね、このまえの日曜日に訪れようと思いながら
ちょっと疲れが溜まっていて行けずだった、
映画館へとまいりました。
今回鑑賞いたしました作品は、ロックバンド・くるりの
ドキュメンタリー映画『くるりのえいが』です。

映画のなかでは、先日リリースなされました
新アルバム『感覚は道標』のレコーディング風景、
京都・COFFEE HOUSE拾得でのライブシーン、そして
レコーディングが行われた伊豆の海の光景、
波の音、お食事、電車の車窓、車の運転、ジャンケン、
岸田さん、佐藤さん、そして、森さんの会話、
どれもが心地よかったなあ。

リリース以来、何度か聴いております
『感覚は道標』の曲々が、
こういうふうにして作られているんだあ、
というのを垣間見ることができて素敵でした。

セッション、すごかったです!!!

音楽制作のドキュメンタリーと言えば、やっぱり、
ビートルズの『Get Back』なのですが。
『Get Back』は合計約8時間、そして
『くるりのえいが』は1時間42分とのことでして、
上映があっという間にも思えたし、ビートルズの
『Get Back』の映像時間分は観られないとしても、
あの曲も、この曲も、って、もっともっと
観ていたかったぐらい感じ入りました。

『くるりのえいが』を観ながら
ぼくがなんだか思い出していたのは、
2009年、ユニコーン再結成のアルバム
『シャンブル』のレコーディング風景のことでした。

ユニコーンは1993年解散、
その16年後に突如再始動を発表、その後
新しいシングル及びアルバムをリリースなさいました。
(来月にはNEWアルバムが発売です!!!!!)
このシングルとアルバムのCD作品には、
レコーディング風景等の映像が収録されている
特典DVDが封入されておりまして、
アルバムの音楽も素晴らしかったし、また、
このドキュメンタリーの映像がさ、
16年ぶりのレコーディングとは思えないような
とってもたのしげでよかったのよねー。

仮にね、もしも、
ビートルズが再結成していたとすれば、
こんなふうになっていたやもしらないな、
なんてことも思いつつ、それはでも、
ぼくが生まれる前からすでに
叶わなくなってしまっていたけれども、
当時、ユニコーンの再結成の音楽を聴きながら
そんなことを考えていたんだった。

くるりもまた、このたび
2002年脱退をされました
バンドの結成メンバーであるドラムの森さんに
岸田さん・佐藤さんが声をかけられ、
アルバムの制作が始まった。

ぼくは、くるりのデビューや
森さんの脱退当時のことを存じあげず
くわしいことはなにも語れないのですが、
バンドを離れて20年以上が経っていても
オリジナルメンバーでつどい、セッション及び
新曲を制作する、ということが、あたかも
ずっとこうしてやって来ていたかのような、
自然さ、と申しますか、つまり、
長い時間のブランクみたいなことは
ぼくにはまったく感じられず、バンドとは
まさにソウルメイトのようなものなのだろう、
と想いながら映画を観ておりました。

映画『くるりのえいが』を観終えてから、また、
アルバム『感覚は道標』を聴いている。。。

あの頃無くした 鍵はどうもこれだった
錆びついたドアを開けて 走り出せるかな♪

令和5年10月21日

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