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大丈夫になるためのおまじない。(三つの「人」ver.)

このまえ、何かのテレビ番組の字幕スーパーで
「大丈夫」ということばを見ていたら、
ふとあることを思ったんだった。

そのあることというのはね、たとえば、
「大丈夫」ということばの三つの漢字は
「大」も「丈」も「夫」もすべて、下部が
「八」の字みたいに末広がりになっている。
この末広がりの形とは、
何に似ているのかと言えば、ぼくとしては
「人」の字だと思ったのよね。

そしてここから考えられるのはさ、
ぼくはあんまりやったことないんですが、
手のひらに「人」の字を書いて、
それを飲み込む、という
緊張を解くためのおまじないってあるじゃん。
あれってば、「人」の字を三回書いて
飲み込むんだと思うけど、それはつまり、
「人」を三回、ということは
「大丈夫」ということばを飲み込む、
なのではないか、とも思ったの。
つまりはさ、「人」の字の形が三つ入った
「大丈夫」を飲み込むことによって、
どんなに緊張なときにでも、
大丈夫になることができる!

いや、知ってるんよ。
「大丈夫」のまんなかの「丈」の字は、
「人」の形ではなくって、
右側にはらう側の線の書き始めの位置が、
左側にはらう線から突き抜けていることは。
だから、厳密に言えば、
「大丈夫」の三つの漢字のすべてが
「人」ではないにしても、それでも、なんだか
「人」の字を三つ飲み込むってえのは、
「大丈夫」を略して書いて飲み込むことによって、
「大丈夫」になることができる、という
おまじないなのではないか。

そもそもを言えば、ぼくは
「大丈夫」ということばが好きだなあ。
言ってみれば、
「丈夫」よりもさらに
「大きい」んだから。そして、
「丈夫」ということばも好きだ。でも、
「丈夫」ということばが、どうして
「丈」と「夫」が組み合わされることによって、
「丈夫」の意味になるのかは知らない。
「おっとの身のたけ」が「丈夫」だとよい、
みたいなことなのか?!

雨にも、風にも、雪にも、
夏の暑さにも負けない丈夫な身体を持って、
どんなときにでも大丈夫であるかのような、
そういうものにわたしはなりたい。

オールライト!!!

令和5年9月4日

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